The Great Three Disco Instrumental Hits In 1970’s
The Commodores 「Machine Gun (マシン・ガン)」 (1974)
☆ コモドアーズの初期の代表作。この頃はこうしたファンク・インストを得意としていた。ちょうどクール&ザ・ギャングがファンクからジェイムズ"J.T"テイラーのブラコン路線に転向するのに先立って,ライオネル・リッチーの「歌モノ路線」が大当たりする。ライオネル・リッチーの独立後はマーヴィン・ゲイに捧げた名曲「Nightshift」を残すも,ピークは越えていくというのがこのバンドの大まかな軌跡。ただ,この曲の歌っている「ベースライン」とキーボードにアクセントをつけてもらった8ビートベースのポリリズム。それからABBAの「ダンシング・クイーン」なんかも使ったイントロの効果音。当時のファンク・ディスコ・インストの良いところがぎっしり詰まっている名曲中の名曲。
Van McCoy and The Soul City Symphony 「The Hutsle (ザ・ハッスル)」 (1975)
☆ 「マシン・ガン」に続いてコモドアーズが放ったヒットが「ザ・バンプ」。これはヒップをぶつける振付と共に当時のディスコで大流行した。「ハッスル」の振りはバンプの逆。だから腰の反対側をぶつけるわけで,小川直也がやり始めたアレみたいなものである(手は邪魔だが)。ヴァン・マッコイは優秀なプロデューサーで,彼がゴードン・エドワーズらスタッフの面々と仲が良かったのは有名(スタッフの2作目『More Stuff』のプロデュースをしている)だが,惜しいことに心臓発作で夭折している(一説には部屋で倒れているマッコイを最初に発見して病院に付き添ったのがゴードンだとのこと)。スタッフもマッコイに捧げた名曲「The Real McCoy」を残している。なおこの曲の日本での最初のクレジットは「ヴァン・マッコイとスタイリスティック・オーケストラ」となっているが,これは当時我が国のディスコでも大旋風だったフィリー・ソウルの雄,ザ・スタイリスティックスとの縁によるもの。
Walter Murphy and The Big Apple Band 「A Fifth of Beethoven (運命 '76)」 (1976)
☆ 「マシン・ガン」とは対照的に「ザ・ハッスル」がビルボードポップチャートを制したものだから,二匹目の泥鰌(どじょう)を狙うプロジェクトが色々起きた。その中で最大級の成功(ビルボードNo.1)をしたものがこの曲。日本でも音楽ノートの表紙などで有名なベートーベンの肖像画を模したイラストを使ってディスコを越えた大ヒットとなった。この路線は『フックト・オン・クラシックス』に受け継がれ,70年代後半から80年代初頭にかけて大流行する。そういうきっかけになった曲である。もっともニューヨークではボブ・ジェームスの初期の活動など,後のクロスオーヴァーに連なるミュージシャンがクラシックを題材にした作品を発表する土台があったのも事実である。=なおこの曲では,曲の終了後に投稿者によるオリジナルの”ジングル”らしきものがついているが,曲とは関係ない=
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