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2020-04

「Conga」 (Miami Sound Machine 1985年7月)



Conga (Enrique E. Garcia)

"小芝居"を見たくない人は0:55あたりからどうぞ。

☆ グロリア・エスティファンは英国発のファンカラティーナ(funka latina)に対する米国の回答であり,この後次々とこの国のチャートを席巻していくラテンの歌姫の先頭に立つディーヴァであると思う。英国の流行が80年代初頭であったのに対し,ディスコ全盛の米国は少し時差が生じた。その間隙を縫うようにロンドンからニューヨークに来たジョー・ジャクソンは『ナイト・アンド・デイ』を発表し彼の米国でのキャリアの代表作となった。

☆ フロリダは位置的な関係からキューバとのかかわりが深い。まだフィデル・カストロが健在だったこの時代はキューバ方向からは人とクスリがアメリカに押し寄せていた(後者はやがて中南米に移る)。社会主義キューバから脱出してきた人達は今でもフィデルの後継者達が収めている祖国を嫌っている。後者に絡むもので80年代といえばTVドラマシリーズの「マイアミ・バイス」がつとに有名だろう。

☆ ヒスパニックという言葉を最初に聞いたのも80年代だったが,ラティーノ音楽が興隆する様子は,ちょうど70年代英国でレゲエ音楽が興隆するそれに似ていると思う。以前にも触れたことがあるが映画「サタデー・ナイト・フィーバー」の隠し味もそれだし(それをデフォルメしたパロディは「Shall we ダンス?」(周防正行監督 1996年作品)における竹中直人の怪演だろう),ヒスパニックの音楽がダンス音楽の尖端としてナショナルチャートをゆっくり上がっていった記念すべき作品なのだと思う。

Billboard Hot 100 1985年
10/19 95位(New Entry)→84位(10/26)→73位(11/2)→63位(11/9)→51位(11/16)→37位(11/23)→36位(11/30)→32位(12/7)→26位(12/14)→22位(12/21)→21位(12/28)→21位(1/4)→20位(1/11)→17位(1/18)→16位(1/25)→12位(2/1)→10位(2/8=最高位)→10位(2/15)→15位(2/22)→15位(3/1)→30位(3/8)→41位(3/15)→58位(3/22)→63位(3/29)→72位(4/5)→99位(4/12)→チャート外(4/19)

【最高位】
No.1:カナダ,スペイン
2位:オランダ,ニュージーランド
5位:ベルギー,南ア
10位:全米(ビルボード)
16位:スイス 18位:スウェーデン
37位:豪州 79位:英国

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「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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