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2019-10

「Sorry Seems to Be the Hardest Word(悲しみのバラード)」 (エルトン・ジョン 1976年11月1日)


☆ 1970年代半ば,エルトン・ジョンはとんでもないヒットメイカーだった。Wikipediaから引用するとこうなる。

> 1972年の『ホンキー・シャトー』以降、『ピアニストを撃つな!』(1973年)、『黄昏のレンガ路』(1973年)、『カリブ』(1974年)、『グレイテスト・ヒッツ』(1974年)、『キャプテン・ファンタスティック』(1975年)、『ロック・オブ・ザ・ウェスティーズ』(1975年)が7作連続全米首位を記録し、1975年には『キャプテン・ファンタスティック』で全米ビルボードのアルバムチャート史上初の初登場1位を記録するなど、この時期に彼は数多くの成果をあげた。

> この時期の作品の中で最も成功したとされるのが、1973年発表の2枚組『黄昏のレンガ路』である。現在もコマーシャルなどで頻繁に使用されるタイトル・ナンバーや、後にリメイクされて幾度もヒットする「風の中の灯のように(キャンドル・イン・ザ・ウィンド)」などを収録したこの作品は、現在も一般的な彼の最高傑作として評される。また、1975年発表のアルバム『キャプテン・ファンタスティック』は、全米ビルボードのアルバムチャートでは史上初となる初登場1位を記録した。1974年に発売されたベスト盤『グレイテスト・ヒッツ』は、彼のアルバムとしては最も大きな商業的成功を収め、米国では歴代15位のベストセラーとなっている。シングルでは「クロコダイル・ロック」「ベニーとジェッツ」「フィラデルフィア・フリーダム」「アイランド・ガール」の4枚の作品が1位。他のアーティストとのコラボレーションも盛んに行い、ニール・セダカとの共演「バッド・ブラッド」、ジョン・レノンとの「真夜中を突っ走れ」「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」なども全米1位に輝いた。

Sorry Seems To Be The Hardest Word (Elton John / Bernie Taupin)



What have I got to do to make you love me
きみがぼくのことを好きになってくれるために,
ぼくは何をしたらいいのだろう
What have I got to do to make you care
きみがぼくのことを気にしてくれるようになるために,
ぼくはどうすればいい
What do I do when lightning strikes me
きみの言葉が稲妻のように僕の体を貫いた時,
ぼくは何をすればいい
And I wake to find that you're not there
そして目を覚まし,きみの姿がそこに無いと分った時に

What do I do to make you want me
きみがぼくを必要としてくれるためには,
ぼくは何をすればいいのだろう
What have I got to do to be heard
その言葉が聞かれるためには,
ぼくはどうすればいい
What do I say when it's all over
全てが終わったときみが言う時,
ぼくはどう言えばいい
And sorry seems to be the hardest word
そして「悪かった」のひと言が,
いちばん言い辛い言葉である時に

It's sad, so sad
それは本当に,本当に
It's a sad, sad situation
どうしようもなく悲しい状況だ
And it's getting more and more absurd
全ての物事が,より馬鹿げた状況になっていく
It's sad, so sad
それは辛く,哀しすぎる
Why can't we talk it over
どうして,ぼくらは言葉を交わすことができないのだ
Oh it seems to me
そう,それはぼくにとって
That sorry seems to be the hardest word
「悪かった」のひと言が,
この世でいちばん言い辛い言葉に思えるのだ


It's sad, so sad
It's a sad, sad situation
And it's getting more and more absurd
It's sad, so sad
Why can't we talk it over
Oh it seems to me
That sorry seems to be the hardest word

What do I do to make you love me
What have I got to do to be heard
What do I do when lightning strikes me
What have I got to do
What have I got to do
When sorry seems to be the hardest word

☆ 1970年代を代表するソングライター・チームの高みがエルトン(曲)とバーニー(詩)であることは間違いないと思う。ただし,彼らのコラボレーションはこの曲を含む2枚組大作『Blue Moves(蒼い肖像:1976年10月26日リリース)』でいったん終わる。エルトンの驀進は当然それに比例した圧力を彼にかけ続け,この作品を一区切りにエルトンはしばしの休息に入る。

☆ 『蒼い肖像』のジャケットに描かれたペインティングには女性の姿が無い。アルバム発売当初から,そのことが噂になっていた。エルトンを描いた映画『ロケット・マン』が封切られ,洋楽ファンはこの映画を通して彼の足跡を辿ることができる。彼は引退していないので「廃線歩き」と一緒にしては失礼だとは思うが(苦笑),こういう形で一人のミュージシャンをレビューする機会があるというのは悪いことではないと思う。

☆ エルトン・ジョンは,作曲家としてはロックンロールからバラードまで書けるレンジの広い人だと思う(そういう意味ではポール・マッカートニーや矢沢永吉に似ている)。70年代(エルトンにとっては20代からアラサーの頃)彼が手掛けたバラードはいずれも珠玉の作品だと思うが,この曲は(曲としては)図抜けている気がする。

PERSONNEL
Ray Cooper – vibraphone
Carl Fortina – accordion
James Newton Howard – electric piano, strings arrangement
Elton John – piano, vocals
Kenny Passarelli – bass

最高位
3位:カナダ,アイルランド
6位:米(ビルボードHot100)
7位:ニュージーランド,米(キャッシュボックスTop100)
11位:英、オーストラリア
※なお米,カナダのイージーリスニング・チャートではNo.1.
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「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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