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2019-09

【追記あり】 「China Grove」(The Doobie Brothers 1973年7月25日)


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(2011/12/07)
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米中貿易戦争、終わりの見えない泥沼化の様相-「脅し」戦術効かず
Bloomberg 8/6(火) 12:34配信

> (ブルームバーグ): トランプ米大統領が中国に仕掛ける貿易戦争は、終わりの見えない泥沼の様相を帯びてきた。解決への明確な道筋は見えず、過程には世界経済を脅かす地雷が埋まっていそうだ。
> トランプ氏は先週の新たな対中関税発表で、合意に向けた中国側の熱意の欠如に対し忍耐の限界に達したことを示した。これにより合意に至るよう中国側に圧力をかけたつもりだったが、中国は約10年ぶり水準への人民元下落を容認することで対応した。
> これまでのところ成果を生まず米中双方の経済に害を与えるばかりの交渉戦術に明け暮れることで、トランプ氏は合意の可能性を高めるよりも低めているように見受けられる。さらに、米政権は対立を終わらせるための次の一手が思い浮かばないようにも見える。
> ブッシュ政権の大統領経済諮問委員会(CEA)メンバーだったフィリップ・レビー氏は「米国は中国との貿易戦争を開始した時に、それを終わらせる方法について明確な計画がなかった。『脅せば相手が屈服し、われわれは満足だ』くらいの考えだったようだが、これまでのところ、相手が屈服しなかったらどうするのかについての発言は聞かれない」と話した。
> 中国は屈服するどころか、人民元安に加え米国産大豆の輸入を減らすという対応にも出た。トランプ大統領が9月1日からとする新関税の導入を強行すればさらに対抗措置を取る構えだ。
> 投資家は貿易戦争が長引く可能性を理解し始めている。米国株は先週の下落に続き5日も値下がり。新興市場通貨も下落し、米国債と円と金は値上がりした。
> モルガン・スタンレーのエコノミストらは5日のリポートで、米国の追加関税と中国の報復が4ー6カ月続けば世界経済は9カ月のうちにリセッション(景気後退)入りすると予想した。

> 原題:A Forever Trade War Looms as Trump Deepens Battle With China (1)(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

China Grove(Tom Johnston)


When the sun comes up on a sleepy little town
今日も太陽がサン・アントンからちょっと行ったところにある
Down around San Antone
眠たげなちっぽけな街を照らし始める頃
And the folks are risin' for another day
連中はその日の暮らしを始めるために起き出して
Roundabout their homes
家の周りをうろつき始めるのさ

The people of the town are strange
その街のヤツらはどこかちょっと変わっていて
And they're proud of where they came
あいつらの祖国をいまだに誇りに思っているのさ

Well, you're talkin bout China Grove (China)
そう,キミは例の中華街のことを話しているんだな
Oh-oh-oh, China Grove, oh-oh-oh
うん,そうさ,あの中華街のことさ

Well, the preacher and the teacher
で,あいつらは,説教師だか教師だか分からんヤツの話を
Lord, they're a caution
畏(かしこ)まって聞いているんだが
They are the talk of the town
一たび街中に解放されれば
When the gossip gets to flyin'
噂話があっちこっちで飛び回っているって始末さ
And they ain't lyin'
そのうえあいつらと来たら立ちっぱなしで
When the sun goes fallin' down
日が沈むまで街の中をウロウロしてやがる

They say that the father's insane
あいつらが言うにゃ教父さまはイカれていて
And dear Mrs. Perkins a game
親愛なるパーキンス女史は犠牲者ってことらしい

We're talkin' 'bout the China Grove (China)
オレたちゃ例の中華街のことを話してるんだが
Oh-oh-oh, China Grove, oh-oh-oh
ああ,そうさ,例の中華街のことだよ

But every day there's a new thing comin'
とはいえ毎日新たなドタバタ騒ぎがおっ始(ぱじ)まり
The ways of an Oriental view
東洋風の見解に沿って解決を見ているらしいんだが
The sheriff and his buddies
保安官だのその手下だのが
With their samurai swords
サムライの刀まで振り回して大活躍ってなことらしい
You can even hear the music at night
その挙句に夜ごとあいつらの流麗な音楽がこっちのお耳に入るって寸法さ

And though it's a part of the Lone Star State
どうやら,あいつらの頭ん中じゃ,この土地もヤツらの偉大な国家の一部らしい
People don't seem to care
あいつらはこの国(合衆国)のやり方なんて全然気にしない
They just keep on lookin to the East
いつまで経っても故郷の東洋の空を恋しがっているんだよ

Talkin bout the China Grove (China)
まあこれが,中華街のお話ってやつだよ
Oh-oh-oh, China Grove, oh-oh-oh
まあね,中華街のお話さ

楽曲について(英語版Wikipediaより)

Like many songs by Johnston, the music was composed and developed before the lyrics were written.
トム・ジョンストンが作る他の多くの作品同様,この曲も曲が先に書かれ,歌詩は後から書かれた
It started with a guitar riff that he and drummer John Hartman developed into a jam with a chord structure.
初めのギターリフはジョンストンがドラムスのジョン・ハートマンとジャムっている時にできたという
Johnston said that the lyrics were influenced by a piano part in the performance.
ジョンストンはこう言う。「オレはビリー・ペインのアイディアを借りたのさ。
According to Johnston, "...I really owe Billy Payne for the words because he played this wacky bridge that started the thinking process with this wacky sheriff, samurai swords, and all that."
「というのもヤツの風変わりな演奏を聞くうちに,変てこな保安官だのサムライの刀だのが思い浮かんだからなのさ」

The song is based on a real town in Texas.
この曲はテキサス州の実在の街に想を得ている。
Johnston thought he had created a fictional town called "China Grove" near San Antonio, Texas, and later learned it really exists from his cab driver in Houston.
ジョンストンはこの「中華街」はテキサス州サン・アントニオの近くにある架空の町として創ったつもりだったが,後日彼がヒューストンでたまたま乗り合わせたタクシーの運転手から実際にそういう場所があることを教えてもらったという。
Johnson later explained that the band had been on tour passing through the town of China Grove on the way to or from San Antonio, Texas, and he had seen a road sign with the name, but somehow had forgotten about it.
ジョンストンはまた,バンドがサン・アントニオで演奏した行き帰りのどちらかで,そういう中華街の近くを通りかかったことがあり,その時たまたま標識を目にしたことがこの曲の創作に繋がったが,詳しいことは忘れてしまったと話している。

☆ むかし,この曲の解説を吉成伸幸が書いていたが,彼もアメリカ人には中国人が何を考えているか分からないのだろうとか,そういうことを書いていた記憶がある(笑)。確かにここ数日の「米中貿易戦争」についての報道を見ていると,ドナルド・トランプやピーター・ナバロの中国(人)への認識は,この歌詩におけるトム・ジョンストンのそれと五十歩百歩なんだろうなと思ってしまう(爆)。要するに「あいつらは何を考えているか分からん」ということだ。

☆ しかしそいつはお互い様で(笑),ローン・スター・ステートは五星紅旗の国(中華人民共和国)でも青天白日旗(台湾)でもなく,まさに曲がリリースされている頃戦争をしていた相手方(ベトナム民主共和国=今のベトナム社会主義共和国)のことだし,中国にはサムライの刀(日本刀)の代わりに青龍刀だし。。。

☆ 一方でこの歌詩がいみじくも見抜いているように,中国人は一族郎党で集まって日がな一日ワイワイガヤガヤやっているイメージがある。最近たまたまエマニュエル・トッドについて鹿島茂が話している本を読んでいたが,トッドの指摘は当を得ていると思わざるを得ない。

最高位
全米 Billboard Hot100:15位
    Cashbox Top100:8位
全加:9位
2019年8月9日追記
☆ Groveという言葉は林とか木立だったかそういう意味があるが,これは中国のどこかの林を歌った作品では当然無く(爆),中国人がひとかたまりになって日がな一日ああじゃないこうじゃないと大声で話している場所のことを歌っているので,中華街以外に適当な訳が思いつかない。もちろん中華街はチャイナタウンであるのだからチャイナ・グローブは「中国人がわさわさいる場所」くらいの意味なのだろう。

☆ 73年の夏だからカン・フー映画のブームには少しだけ早いのか。サムライの刀は三船敏郎がアラン・ドロン,チャールズ・ブロンソンと共演した『レッド・サン』あたりの連想か?この辺はさすがにリアルタイムでないのでイメージが無い。
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「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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