FC2ブログ

2018-10

「It's a Laugh」 (Daryl Hall and John Oates 1978年)



赤い断層赤い断層
1,944円
Amazon



初出:2013年10月15日

☆ ホール&オーツ7枚目のスタジオ・アルバム『Along the Red Ledge(赤い断層)』(1978年8月21日)の冒頭に収められている曲で,アルバムからのファースト・シングルとしてリリースされ全米20位のヒットを記録している。アルバムジャケットがそのままタイトルになっているとしか思えない(笑)『赤い断層』は,ホール&オーツがブルー・アイド・ソウルから言うところの「ロックン・ソウル」に移行していく時期の作品で,デヴィッド・フォスターをプロデューサーに迎えた最初の作品でもある。

☆ そう考えると,この曲のインパクトあるオープニング(それはそのままアルバム全体のオープニングでもある)は,いかにもデヴィッド・フォスター好みの演出だと思えるが,こういう感想は彼のその後の活躍を知った後から出てくるもので(笑),当時はホール&オーツらしいポップな曲だなあという感想しかなかった。

It's a Laugh (Daryl Hall)



☆ このアルバムと次の『X-Static(モダン・ポップ)』が彼らにとって雌伏の時期だった(それでもそこそこのヒットはしている)。この間に音楽のエッジを研ぎ,中身を深めた上で「ロックン・ソウル」路線に本格的に移行し当代一の売れっ子になっていく。

2018年3月2日

☆ 「イッツ・ア・ラーフ」って確か英題がそのまま邦題になっていたと思う。「ウエイト・フォー・ミー」も確かそうだったが,全米20位のヒット。デヴィッド・フォスターの音は派手というより豪華で,それはそれでホール&オーツに合っていると思うがロックン・ソウル路線とはちょっと違う。彼らは「リッチ・ガール」や「キス・オン・マイ・リスト」のようにシンプルな曲の方が売れる傾向があった。だけどヴォーカリストとしてのダリル・ホールの持ち味は「イッツ・ア・ラーフ」や「ウエイト・フォー・ミー」のように歌い上げるタイプの曲でも十二分に発揮されており,決して軽めのヴォーカル・スタイルではない。そこに求められた「軽さ」はむしろ,その時代が求めた軽さだったのではないか。

関連記事
スポンサーサイト

テーマ:Musically_Adrift - ジャンル:音楽

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | HOME |  »

プロフィール

deaconblue

Author:deaconblue
「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

最近の記事

最近のコメント

FC2カウンター

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログランキング

FC2ブログランキング

カレンダー

09 | 2018/10 | 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

カテゴリー

月別アーカイブ

RSSフィード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

最近のエントリ

最近のトラックバック