2018-05

The Motors 「Dancing The Night Away」 (1977年9月9日)




初出:2011年2月21日
☆ モーターズはパブ・ロック・ムーブメントのバンド,ダックス・デラックスのニック・ガーヴェイとアンディ・マックマスターが中心となり結成されたニュー・ウエイブ・バンドである。彼等はヘヴィ・メタルのバンドと一緒のステージに立っても何の違和感もないギター・ポップ・サウンドを引っ提げてシーンに登場した。彼等の登場はニュー・ウエイブに「パワー・ポップ」という新しいジャンルを確立させた。

Dancing The Night Away (Andy McMaster / Nick Garvey)


☆ これは「オールド・グレイ・ホイッスル・テスト」でのライブ演奏だが,アルバムヴァージョンと寸分たがわぬ長さで演奏し切っている所が凄い。これが「パブ・ロック」で鍛えられた演奏だと言わんばかりで小気味良い。最初のアルペジオを弾いているのがガーヴェイで後のソロを弾いているのがブラム・チャイコフスキーである。

2018年2月2日追記
☆ ニューウエイブになった頃に「パワー・ポップ」というサブカテゴリがあった。モーターズはこのカテゴリの先駆者である。パワー・ポップという言葉は90年代にも音楽ジャンルとして存在したが,モーターズからスタートするこの時代のパワー・ポップはエルヴィズ・コステロのアトラクションズにしてもジョー・ジャクソン・バンドにしてもフォーピースのギター・ポップ・バンドと言った方が良いと思う。ただモーターズの音を作っていたアンディ・マクマスターは優れたキーボーディストでもあったので,モーターズ自身の代表曲はギターポップではない。それがバンドの寿命を縮めてしまったことは非常に残念なことであった。


☝ アルバムヴァージョンです。「オールド・グレイ・ホイッスル・テスト」での彼らの演奏が完全に「この音を再現しきっている」ことが良く分かると思います。(差し替え:2018年2月3日)
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コメント

パワーポップといえば、

ヘヴィーメタル寄りの人間(80年代中~後期の私のことです)からするとチープ・トリックが真っ先に頭に浮かぶのですが、まさに彼らがやってもぴったりな曲だなあ、と思いながら聴いていると、妙に違和感…
よくよく調べたらチープ・トリックもカバーしてましたね、この曲。すっかり忘れてました。
低迷期(とは言ってもトッド・ラングレンプロデュースの好盤です。)の「ネクスト・ポジション・プリーズ」というアルバムに収録されてました。
聴き比べるとチープトリックの方がポップ度合は強い気がしますが、雑誌、ラジオ等のHM/HR界隈でモーターズの名はおそらく聞いたことがなかったと思います。(すでに活動もしていない頃ですが)
イギリス出身で若干パンク寄りな感じがHM/HRから遠ざけていたのかもしれません。

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「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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