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2018-08

「まぼろしの世界(People Are Strange)」 (ザ・ドアーズ 1967年9月)




☆ ドアーズの与えた影響も二世代以上後のロックファンには雑誌の名前(『ストレンジ・デイズ』)くらいにしか残ってないのかもしれない。『まぼろしの世界』はかのデビューアルバム『ハートに火をつけて』ですら廃盤同然の時代にもワーナーパイオニアの洋楽カタログに残っていた(だからその手の洋盤にうるさいレコード屋では目にすることができた)。そして紛らわしいのは同じ邦題「まぼろしの世界」でこの曲がシングルになっていることだ。

People Are Strange (Jim Morrison / Robby Krieger)


People are strange when you're a stranger
Faces look ugly when you're alone
Women seem wicked when you're unwanted
Streets are uneven when you're down

When you're strange
Faces come out of the rain
When you're strange
No one remembers your name
When you're strange
When you're strange
When you're strange

People are strange when you're a stranger
Faces look ugly when you're alone
Women seem wicked when you're unwanted
Streets are uneven when you're down

When you're strange
Faces come out of the rain
When you're strange
No one remembers your name
When you're strange
When you're strange
When you're strange

When you're strange
Faces come out of the rain
When you're strange
No one remembers your name
When you're strange
When you're strange
When you're strange

☆ サイケな時代であれば,この曲の歌詩は「㌧でる最中の幻覚」と捉えてしまえばお終いになるが(笑),ジムが思った以上にこの歌詩には普遍的な力があって,ポスト・モダンの時代に人々がバラバラにされていったあとの景色にも思えてならない。これを「無数のモナドの浮遊」と見るか「ミニマリズムで囲われた私」と見るかは,ロケンロールな主題からはずいぶんズレてしまうが,そういう普遍性の断片をこの「短い繰り返しの詩」は見事に刺しているのである。


☆ でも間違いなくジャックスの『からっぽの世界』の源はここにあると思う。
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「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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