2018-05

「You're sixteen (you're beautiful and you're mine)」 (Jonny Burnette 1960,Ringo Starr 1973)


初出:2011年11月19日
25 Greatest Hits25 Greatest Hits
(2005/05/31)
Johnny Burnette

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☆ ジョニー・バーネットは1950年代後半にロカビリー歌手として大人気を博した。彼自身は予期せぬ事故で亡くなってしまうが,その代表作の一つに1960年作品「You're Sixteen(you're Beautiful and you're mine)」がある(全米最高位8位,全英最高位3位)。
You're sixteen(you're beautiful and you're mine)
(Robert B. Sherman, Richard M. Sherman)


リンゴ(紙ジャケット仕様)リンゴ(紙ジャケット仕様)
(2008/06/18)
リンゴ・スター

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☆ このロックンロール作品を1973年に自分の名を冠したソロ作でカヴァーしたのがリンゴ・スターで,このカヴァーは彼の代表的なヒット曲の一つになった(全米No.1 1974年1月26日~2月1日)。
You're sixteen (Robert B. Sherman, Richard M. Sherman)


Ho!

You come on like a dream, peaches and cream,
Lips like strawberry wine.
You're sixteen, you're beautiful and you're mine. (mine, all mine)

You're all ribbons and curls, ooh, what a girl,
Eyes that sparkle and shine.
You're sixteen, you're beautiful and you're mine.
(mine, all mine, mine, mine)

You're my baby, you're my pet,
We fell in love on the night we met.
You touched my hand, my heart went pop,
Ooh, when we kissed, I could not stop.

You walked out of my dreams, into my arms,
Now you're my angel divine.
You're sixteen, you're beautiful, and you're mine.

You're my baby, you're my pet,
We fell in love on the night we met.
You touched my hand, my heart went pop,
Ooh, when we kissed, I could not stop.

You walked out of my dreams, into my car,
Now you're my angel divine.
You're sixteen, you're beautiful, and you're mine.
You're sixteen, you're beautiful, and you're mine.
You're sixteen, you're beautiful, and you're mine.

All mine, all mine, all mine.
All mine, all mine, all mine.
All mine, all mine, all mine, all mine, but I do.
(You are mine!)

What shall we do with the drunken sailor?
What shall we do with the drunken sailor?

PS.上の歌詩のうち最初のひと言は掛け声。最後の2行は曲のコーダでリンゴが呟いている言葉。

☆ さて,この曲を若いころ聴いていたのがビリー・オーシャンで(バーネット盤だったら10歳なので,おそらくリンゴ盤を23,4の頃に聴いたのだろう),上の歌詩のある部分が耳に残った。それは "You walked out of my dreams, into my car" という部分だったのだが,長じて人気ミュージシャンとなったビリーはこれにヒントを得たタイトルでシングルを発表。代表曲「カリビアン・クイーン」に続く2枚目の全米No.1ヒットとなる。それがこの「Get Outta My Dreams, Get into My Car」。もちろんタイトルだけが多少関係があるだけで曲は何の関係もない。



☆ ちなみにこのエピソードは,確かまだケーシー・ケイサムがナビゲートしていた頃のアメリカンTop40で聞いた。ケーサムはバーネットの曲とリンゴの曲をかけたあとでこの曲を紹介していたと記憶する。

2017年11月15日付記
☆ ビリー・オーシャンが全米1位を獲ったのは1988年4月9日と翌週16日。前後のNo.1もマイケル・ジャクソン(「Man in the Mirror」)とホイットニー・ヒューストン(「Where Do Broken Hearts Go」)で,ブラック/ダンス・コンテンポラリーの黄金期だ。

☆ この曲の作詩作曲者のシェーマン兄弟は20世紀のポピュラー音楽(劇音楽・映画音楽含む)に多大な貢献をしてきた。ジョニー・バーネット版「You're sixteen」のYouTubeを見れば(聴けば),この曲のしっかりした楽譜(スコア)があることが良く分かる。おそらく「ロックンロールの時代」の音楽は直前のポピュラー音楽に比べてスピーディーであることが特徴となっていたことがここからも分かる。

☆ 歌手としてのリンゴ・スターはビートルズの中では風変わりな曲を歌っている(カントリー曲「アクト・ナチュラリー」,スローバラード「グッド・ナイト」,そしてビートルズ時代唯一のNo.1曲「イエロー・サブマリン」などなど)。ソロになってからもスタンダード集だったりカントリー集だったりとほかの三人がやってない(かつ彼が興味のあった)曲を歌うことをやってきた。と言いながら彼はビートルズ後に3曲のNo.1曲を持っており,シングル曲ミュージシャンとしてはむしろ70年代前半の方がよほど人気があった(笑)。



☆ 「You're sixteen」では,原曲の「ロックンロールのスピード」を敢えて落とし,途中でジャグ・バンド(合衆国南部で興った)につきものの楽器「カズー」のような音(ポール・マッカートニーが「マウス・サックス」という形で「カズーふう」の音)を出している。このカントリーっぽいアレンジとリンゴの「へたうま」ヴォーカルがピッタリ合致したことや,前作「(想い出の)フォトグラフ」がジョージ・ハリソンとの共作で彼の2作目のNo.1だったことなどから,「ビートルズ再結成?」説が大いに盛り上がっていたこともあって,No.1になったのではないかと思う。

NOTES
全米No.1:1974年1月26日(直前のNo.1はニルソン「Show and Tell」,直後のNo.1はバーブラ・ストライサンド「The Way We Were(追憶のテーマ)」),全米はビルボード/キャッシュボックスともNo.1,ニュージーランドでもNo.1になっている。他の国の最高位は以下のとおり。(2位:カナダ,アイルランド、4位:英国、6位:豪,蘭,ノルウェー,スイス、19位:西独、74位:日本)
☆ 本邦の74位はどうかと思われるかもしれないが,新・三人娘、新御三家だけでなく演歌も強力だった歌謡曲全盛時代にオリコンのチャートに入っただけでも大健闘といえる。ちゃんと売れたのだ(爆)。

PERSONEL(ウィキペディア日本版より)
リンゴ・スター - ボーカル、ドラムス
ニッキー・ホプキンス - ピアノ
ジム・ケルトナー – ドラムス
ジミー・カルヴァート - ギター
ポール・マッカートニー - マウス・サックス
クラウス・フォアマン - ベース
ハリー・ニルソン - バッキング・ボーカル
ヴィニ・ポンシア - ハーモニー・ヴォーカル


☆ 個人的な話で恐縮だが,ちょうどこの頃ポピュラー音楽(ロックなど)を聴き始めた時期であり,世の中(当時の日本のポピュラーファンの世界)はハード・ロックとプログレッシヴ・ロックとビートルズファンとそのほかのファン(カーペンターズだったりフレンチ・ポップスだったり,イージーリスニングだったり)で成り立っていたような気がする(笑)。この曲はビートルズ入門編にはちょうどお誂(あつら)え向きだった気がする。ジョンとポールがいちばん難しかった時代だったでもあるし。

☆ 80年代の初めごろ糸井重里が彼のラジオ番組でRCサクセションの「スロー・バラード」を「高校生(カップル)のラブ・ソング」と絶妙な比喩をしたことがあったが,この曲の歌詩もこの当時(60年代前半)流行った「スウィート・シックスティーン系」のもので他愛ないと言えばそうだけど,まあ確かに可愛い歌詩ではあると思う(笑)。

☆ しかしビリー・オーシャン。いきなり曲の出だしで "Who's that lady?" だって(笑),おいおいそれは15年くらい前のアイズレーズの曲じゃないか(爆)。
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「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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