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2018-10

「心のラヴ・ソング(Silly Love Songs)」 (ウイングス 1976年4月1日=米、同30日=英)



Silly Love Songs (Paul & Linda McCartney)


You'd think that people would have had enough of silly love songs
きみは世の中の人がつまらない恋の歌にうんざりしてると思っているんだね
But I look around me
だけど,ぼくがつらつら考えてみるに
And I see it isn't so
そうとばかりも言えないんじゃないのかな
Some people want to fill the world
確かに世の中を平凡な恋の歌で
With silly love songs
満たしたいと思っている人も中にはいるさ
And what's wrong with that?
それが何か不都合なことなの?
I'd like to know
教えてもらいたいのだけれど
Cos here I go again
だってぼくもその一人として続けていきたいのだから

I love you, I love you
きみのことが大好きだよ
I love you, I love you

Ah, I can't explain
でもまあ,どう表現すればいいんだろうね
The feeling's plain to me
この感じ,ぼくには良く分かるんだけれど
Now can't you see?
でも,君には分かって貰えないのかな?
Ah, she gave me more
ああ,彼女はその感覚を
She gave it all to me
たくさん,皆まで,僕に呉れるのだけれど
Now can't you see?
やっぱり,君には分かって貰えないのかな?
What's wrong with that?
それって,なにかマズいことがあるのかな?
I need to know
ぼくはその辺が知りたいんだ
Cos here I go again
だってぼくも同じようにやっていきたいからね

I love you, I love you
きみのことが大好きだよ

Love doesn't come in a minute
愛はすぐにやって来るものじゃない
Sometimes it doesn't come at all
もしかしたら全然その姿を現さないかもしれない
I only know that when I'm in it
ぼくに分かることと言えば,もし僕が誰かを好きになったら
It isn't silly, no, it isn't silly
それは馬鹿げたことじゃないってこと,ああ,つまらないことなんかじゃない
Love isn't silly at all
人を愛することは無意味なことなんかじゃ決してないんだ

How can I tell you about my loved one?
ぼくはどうすればきみにぼくが好きになった人のことを話せばいいんだろう?
How can I tell you about my loved one?
How can I tell you about my loved one?
How can I tell you about my loved one?

I love you, I love you
きみのことが大好きだよ
I love you, I love you

Ah, I can't explain
ああ,うまく言えないよ
The feeling's plain to me
ぼくを満たしているこの想いを
Say, can't you see?
ねえ,分からないのかな,きみには?

Ah, he gave me more
ああ,彼はその感覚を
He gave it all to me
皆まで,わたしに呉れるのだけれど
Say, can't you see?
ねえ,あなたは気付いてくれないの?

Ah, I can't explain
The feeling's plain to me
Say, can't you see?

Ah, he gave me more
He gave it all to me
Say, can't you see?

Ah, I can't explain
The feeling's plain to me
Say, can't you see?

Ah, he gave me more
He gave it all to me
Say, can't you see?

You'd think that people would have had enough of silly love songs
きみは世の中の人がつまらない恋の歌にうんざりしてると思っているんだね
But I look around me and I see it isn't so, oh no,
だけど,ぼくがつらつら考えてみるに,そうとばかりも言えないんじゃないのかな,うん,そうだ
Some people want to fill the world
確かに世の中を平凡な恋の歌で
With silly love songs
満たしたいと思っている人も中にはいるさ
And what's wrong with that?
それが何か不都合なことなのかい?

2012年10月24日記

☆ ここでのSillyという言葉は「馬鹿げた」というより「詰んない」とか「ださい」に近い。あるいは「平凡な」とか「ありふれた」というニュアンスもあるだろう。でもこの作品は70年代を代表するポピュラー(ロック)のシングル作品であり,とても非凡な作品だと思う。

☆ もう一つ言えば74年にストーンズが「イッツ・オンリー・ロックンロール(バット・アイ・ライク・イット)」と言った(歌った)のと実に同じ気分が,この曲の中にも流れていると思う。音楽家にとっての音楽とは,そういうものなのだろう。

2017年10月25日付記(英語版Wikipedia)
> But over the years people have said, "Aw, he sings love songs, he writes love songs, he's so soppy at times." I thought, Well, I know what they mean, but, people have been doing love songs forever. I like 'em, other people like 'em, and there's a lot of people I love -- I'm lucky enough to have that in my life. So the idea was that "you" may call them silly, but what's wrong with that?

> The song was, in a way, to answer people who just accuse me of being soppy. The nice payoff now is that a lot of the people I meet who are at the age where they've just got a couple of kids and have grown up a bit, settling down, they'll say to me, "I thought you were really soppy for years, but I get it now! I see what you were doing!"

> By the way, "Silly Love Songs" also had a good bassline and worked well live.

— Paul McCartney, Billboard


☆ 個人的な感想を言えば,この曲は1970年代を最も代表するシングル曲であると思っているし(もちろん「アメリカン・パイ」を筆頭にそれに迫る名曲は星のように存在する),同じ年に山口百恵が歌った「横須賀ストーリー」は日本の1970年代のポピュラーソングの頂点に立っていると思う。そういう意味で(他にも米国の洋楽だけでもイーグルス,スティーヴィー,ピーター・フランプトン,ボストン,フォリナーなどを挙げるべきだし,英国ならピストルズを挙げねばなるないが)1976年は70年代の頂点にある年だったかもしれない。


☆ ウイングスの話題でなくて申し訳ないのだが,遠藤賢司が亡くなった。ぼくは彼のフォーク時代には間に合わず「ハードフォーク」後の作品(『東京ワッショイ』や『宇宙防衛軍』)がリアルタイマーだった。浦沢直樹もこの辺りの彼を知っているから「20世紀少年」(このタイトルじたいがT-REXだ)の主人公にその名を冠したのだろう(ぼくは二人の対談も読んでおり,これが事実であることを知っている)。「哀愁の東京タワー」の平山みきは実見見事なデュエットだったなんて余計なことを考えつつ,「不滅の男」エンケンのご冥福をお祈りいたします。

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コメント

心のラヴ・ソングを頭に浮かべた時、

誰もがそのあまりにも印象的なベースラインをなぞりますよね。(私だけ?)
個人的にはウイングスのベスト3といえる曲です。(他はバンド・オン・ザ・ランとグッドナイト・トゥナイト)
1976年最強説(?)、なかなか面白いですね。
1976年がリアルタイムじゃない(もちろん、幼過ぎて、です)私が思う1976年のこの1曲、といえば「運命'76」かな(笑)
というのは嘘で、ボヘミアン・ラプソディでしょうか。
最強かはさておき、個人的に70年代でエポックイヤーというか、重要な年だと思うのは1973年です。
ピンク・フロイド「狂気」、井上陽水「氷の世界」という日米二大バケモノアルバムが発表されています。
この2枚、アルバムタイトルを入れ替えても割としっくりきます。
井上陽水、あの声でだまされますが、このアルバムでも充分「狂気」に満ちている気がします。
話が脱線してすいません。
ポールに戻りますが、やはりリアルタイムで聴けたことが大きな理由でしょうけど、彼のソロで最も好きな曲は「テイク・イット・アウェイ」です。
あまりこの曲を選ぶ人は多くないでしょうが。

ウイングス

自分の場合、「ビーナス&マース」からがリアルタイムで、「バンド・オン・ザ・ラン」(バンドではなく3人の録音ですが)と「ビーナス」に「スピード・オブ・サウンド」が、ウイングスの全盛期3部作なのではというくらいに好きな作品です。

75年来日中止の際、テレビで見たオーストラリア公演にすごく感動して、ライブ盤「オーバー・アメリカ」も好きなので、御大ポールには、ビートルズナンバーも良いのですが、ウィングスの曲をもっと再演してほしいです。

「心のラブソング」は、「ヤー・ブロードストリート」では、ルイス・ジョンソンがベースを弾いていて、このチョッパーもいかしているのですが、ポールのライン、ノリの方が好みです。

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「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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