2017-08

「恋のウー・アイ・ドゥ”Ooh I Do”」(Lynsey De Paul 1974年5月)


シュガー・アンド・ビヨンド・アンソロジー1972-1974 (直輸入盤帯ライナー付国内仕様/2枚組紙ジャケット仕様)シュガー・アンド・ビヨンド・アンソロジー1972-1974 (直輸入盤帯ライナー付国内仕様/2枚組紙ジャケット仕様)
(2013/03/27)
リンジー・ディ・ポール、LYNSEY DE PAUL 他

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初出:2006年6月3日

☆ ずっと昔から探していた曲がある。なかなか見つからなくて困っていたが,先日いつもお世話になるネットショップのヨーロッパ盤(たぶんオランダ盤と思われる)のレア物のコンピレイション盤コーナーに入っていたのを見つけて買った。曲は「恋のウー・アイ・ドゥ(Ooh I Do)」ミュージシャンはリンジー・ディ・ポールというイギリスのアイドル歌手(だとズーッと思っていた。実はアイドル系には違いないが,シンガー・ソングライターだったことが分かった)。

☆ またこの曲が入っているアルバム『Taste Me Don't Waste Me』等は,2003年にリイシューされているのに,なぜか全部廃盤で手に入らない(言い換えると国際的せどり商品として,バカ高い値段がマーケットプレイスでつけられている)。

☆ AMG でリンジー・ディ・ポール(Lynsey De Paul)を引いてみると,彼女のベストヒットは"Sugar Me"で,全英チャート第5位。この曲「恋のウー・アイ・ドゥ」は最高位第25位だとか。これ以外にも全部で14曲のTop40ヒットがあるそうだ。また,モット・ザ・フープルの"Roll Away the Stone(土曜日の誘惑)"でイアン・ハンターと掛け合いの声を入れているのも有名だ。

☆ 当時(1974年)は「土曜日の誘惑」も「恋のウー・アイ・ドゥ」も地元ではチョッとしたヒット曲だった。だから全英チャートでそこまでヒットしていなかったのは意外な気がする。あれはもしかして世界中で一番ヒットしていたのか?(謎爆)

☆ タイプとしては,ル・ベッツ「シュガー・ベイビー・ラブ」のようなスペクター・サウンドで,グラム・ロックがきっかけになってスペクターの再評価が起こっていたことを感じさせる。ル・ベッツは90年代に日本でやたらBGM化されていたのに,この曲は忘れられていて残念だ。今でも多少は歌の歌えそうなグラヴィア・アイドルがいたら是非カヴァーしていただきたい(爆笑)。

☆ AMGを見るとディ・ポールは,80年代以降は映画女優やTV番組のホステス(司会者の意味)として活躍しているので,そういう意味ではイギリスのショウビズ界ではまあまあ成功した人なのだろう。日本の70年代アイドルが中途で挫折してしまうのとは対照的な気がするが,その辺がショウビズの奥行きの差なのかもしれない。

2014年5月2日

☆ これ,かなりヒットしたんです。日本で。ラジオのヒットチャート番組の相当上のほうまで行って,何度も聴いた記憶がある。Wikipedia(En)のLynsey de Paulの項目にも,こんなことが書いてあった。

> After appointing Don Arden, her new manager at the end of 1973, de Paul released "Ooh I Do", which hit the charts in the UK, Netherlands and Japan.

☆ ちなみに英国では最高位25位。オランダやベルギーでもTop20のヒットだったらしい。
Ooh I Do (Lynsey de Paul / Barry Blue)



☆ この頃,この曲とかル・ベッツの「シュガー・ベイビー・ラブ」とかフィル・スペクター(サウンド)の再評価みたいな感じが英国シーンにはあったようだ。一方,彼女はELOのロイ・ウッドとかモット・ザ・フープルとも親しく,モットの曲(「Roll Away the Stone(土曜日の誘惑)」にゲストで出ている。

☆ むかしこの曲を探すのに相当苦労して,ようやく欧州盤のレア・トラックス集で見つけてネットの輸入盤店で買ったことがある。今は...便利な時代になりました(苦笑)。

2017年7月31日付記
☆ ル・ベッツの「シュガー・ベイビー・ラブ」はあのつんざく高音ファルセット(爆)の効果か,いまだにバラエティ番組のBGMなどによく使われるが,同じようなフィレス・トリビュートの流れにあるこの曲はいまや隠れた名曲というか(カバーに使った国内仕様輸入盤のプライスタグを見て呆れた(´_ゝ`)。リンジーも亡くなっており(11 June 1948 – 1 October 2014),この曲は永遠のセブンティーズ・レアレティーズになりそうな悪寒だ。

☆ いまの日本にリンジー・ディ・ポールを聴く人がどれくらいいるか分からない(だから上記アマゾンのレア盤・プライスタグがあるんだろうが=苦笑)。でも意外ときょうびのアイドルさん(単体^^;)に歌ってもらいのは一法ではないかと...



☆ この曲のカヴァー・アーチストに小島麻由美と読めるローマ字氏名があったんだけど...
☆ 最初のコラムで触れたネット輸入盤店さんとはその後ドロップシッピング的なキャンセルが複数回あったので使うことも無くなってしまった。リンジーも亡くなっていて,時の流れをしみじみ感じてしまう。
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コメント

スペクターサウンド

イントロは、まさにスペクターサウンドで、アランパーソンズも大瀧詠一も好んだ音で、この曲なんか「風立ちぬ」の頃の松田聖子に歌わせたいくらいです。

曲は、本当、シュガーベイビーラブの雰囲気ですし、ウーのところだけ、シルビーバルタンの「あなたのとりこ」になりそうでならず転調っぽいのがよい感じです。

YouTubeの日本語タイトルでアップされている映像には、「懐かしい」のコメントがたくさん書かれていて、日本でもかなりヒットしていたのがわかります。

以前NHKで、こうしたポップスをカバーする番組を週末に放送していましたが、この曲なんかは、取り上げられたかもしれませんね。

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「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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