2017-11

「知識」 (吉田拓郎 1974年12月10日=アルバムリリース 廃盤 )




☆ 『今はまだ人生を語らず』が再発できない理由は,A1「ペニーレーンでバーボン」の3番に「つんぼ桟敷」という言葉があるからだということになっている。ぼくはそこだけではないと思っている。同じような理由でオミットされていた井上陽水「自己嫌悪」(アルバム『氷の世界』収録)が復活しているからだ。本当に再発できない理由は,この歌詩の流れにある

テレビは一体誰のためのもの
見ている者はいつもつんぼ桟敷
気持ちの悪い政治家どもが
勝手なことばかり言い合って


ここなんだと思う。90年頃にいちばん力のあった誰だとは言わないが(爆),気持ちの悪い奴らが言いがかりをつけているというのがおそらく真相だろう。これに唯々諾々と従っているような会社だから今の為体(ていたらく)なのかもしれないが。

知識 (作詩・作曲:吉田拓郎)



☆ たくろうの「知識」で揶揄されているのは,近年見事にフェイド・アウトした「パイプのおっさん」だろうと想像はつくが(爆),むしろ彼のように引き際を弁(わきま)えた大人から遥か遠く離れた似非知識人たちがデヴィッド・バーンがそのバンド名で予言した通りトーキング・ヘッズ(もとい「コメンテーター(ズ)」)として,一日中液晶やらプラズマやら有機ELやらの画面を占領している事実ではないかと思う。

☆ 日本語は呼吸をするたびに劣化しているような気がする。粉飾決算を不適切会計と言い,ポルノスターを艶系女優と呼び,泣きべそを号泣と喚(わめ)き,苦言を激怒と盛る。バカじゃないかと思う。本当に拓郎が歌うように

理屈ばかりをぶら下げて
首が飛んでも血も出まい

こんな日本に誰がした。。。

我々がしたのである。





☆ この記事はもう少し前に用意していたのですが,事情により少し遅れて出すことになりました。
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「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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