2017-05

「Winter Time」 (Steve Miller Band 1977年10月=シングルB面)



ペガサスの祈りペガサスの祈り
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☆ 米国では『ペガサスの祈り(Book of Dreams)』からのサード・シングル「スウィングタウン」のカップリング曲としてリリースされたが,本邦では「冬将軍」という邦題でシングルカットされている。もしかしたら日本人受けしそうな曲調から「スウィングタウン」とA・B面逆にしてリリースしたのかもしれない。

Winter Time (Steve Miller)



☆ 少し前に石坂敬一氏の訃報を見た。石坂氏は戦後を代表する財界人石坂泰三氏の従兄弟の孫で,泰三氏が戦後直ぐに東京芝浦電気取締役となり同社の再建を果たしたことと縁があったのか,大卒後に東芝音楽工業に進み,言うまでもなくザ・ビートルズの本邦におけるアンバサダー役を果たした,日本のポピュラー音楽界の重鎮のひとりだった。反面,ザ・ビートルズをブランド化し,ビートルズ信仰という状態にポピュラー音楽を進ませ,再販維持制度の助けを借りて,長年の定価(高額)販売の礎を作ったともいえる。毀誉褒貶は棺の蓋を閉じた後に決まるというが,ぼくの目から見るとタイマーズの「素晴らし過ぎて発売できません」問題や定価販売というブランド戦略のマイナスを彼のキャリアは十分凌いでいると思う。やはり,彼の我が国のポピュラー音楽界に対する貢献は非常に大きかった。

☆ 曲に戻る。『ペガサスの祈り』というアルバムの特徴は,やたらめったらシンセサイザーが使われていることで,スティーブ御大を初めとするバンドの面々がシンセに凝りまくっていたという印象が強い(笑)。それが典型的なのはアルバムのオープニングではあるが,この曲でも木枯らしの効果音を上手く取り入れている。

☆ アメリカでは,明るい曲調の「スウィングタウン」はアルバムからのサード・シングルながら,全米Top20(ビルボード17位,キャッシュボックス13位)の好成績だった。

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「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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