2017-09

「Pearl of the Quarter」 (Steely Dan 1973年7月=アルバムリリース)



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☆ 英語版Wikipedhiaの解説によると,スティーリー・ダンのセカンド・アルバム『カウントダウン・トゥ・エクスタシー』はデビュー後のツアーの合間をぬって制作され,最高位は35位,RIAA認定ゴールド・ディスク(50万枚出荷)は獲得しているので,世間で思われたほどコケた訳でもなさそうだ(笑)。前作でヴォーカルを取ったデヴィッド・パーマーはグループを離れ,結果としてフェイゲンがヴォーカルを取ることになり,スティーリー・ダンの顔がここに固まる。ただし音楽の方はファースト・ナンバー「菩薩」の強力なブギウギからこの曲や「マイ・オールド・スクール」のような愛すべき作品,「ショウビズ・キッズ」のように後年のダン(「グラマー・プロフェッション」や「バビロン・シスターズ」を思い浮かべれば納得できるだろう)を彷彿とさせるものなど,まだ可能性の塊だった若きベッカーとフェイゲンの音楽世界があまり手を加えることなく差し出されていることが分かる。

最高位(Billboard誌調べ)
『カウントダウン・トゥ・エクスタシー』 全米35位
「ショウビズ・キッズ」 全米61位
「マイ・オールド・スクール / パール・オブ・ザ・クォーター」 全米63位

☆ 「パール・オブ・ザ・クォーター」はこの曲のYouTubeで紹介している人の解説の通りの作品だ。どことなく南部っぽさが漂うのはそのせいもあるが,「朝日のあたる家」や「ホンキー・トンク・ウイメン」とはまた違う感じ(この曲をB面としてシングル・カットされた「マイ・オールド・スクール」とは同じ匂い)がする。

> One of my favourite Steely Dan songs. It's about a guy in love with a prostitute.
(Script by meltoninyourmouth)

☆ 『カウントダウン・トゥ・エクスタシー』は,この曲に続き「キング・オブ・ザ・ワールド」で幕を閉じるのだが,俗に言う「初期ダンが好き」というヒトのかなりの部分が,この「流れ」を好んでいるだろうと思う(例えばこの曲の最後の最後に,フェイゲンがまるでセロニアス・モンクみたいに添える一音とか)。音はジャケットの写真のような夢見心地を感じさせつつ,詩はあくまでもほろ苦くシュールである。このバランスが初期ダンの魅力なのだから。

Pearl of the Quarter (Donald Fagen / Walter Becker)



On the water down in New Orleans
My baby's the pearl of the quarter
She's a charmer like you never seen
Singing voulez voulez voulez vous

Where the sailor spend his hard-earned pay
Red beans and rice for a quarter
You can see her almost any day
singing voulez voulez voulez vous

CHORUS:
And if you hear from my Louise
Won't you tell her I love her so
Please make it clear
When her day is done
She got a place to go

I walked alone down the miracle mile
I met my baby by the shine of the martyr
She stole my heart with her Cajun smile
Singing voulez voulez voulez vous

She loved the million dollar words I say
She loved the candy and the flowers that I bought her
She said she loved me and was on her way
Singing voulez voulez voulez vous

CHORUS

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「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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