2017-05

ウインターズ・ビール



「Winter's Tale 〜冬物語〜」 (高野寛 / 田島貴男 )
(高野寛 & 田島貴男 1992年11月4日)



☆ 今年も近くのコンビニエンスストアに「冬物語」が入荷したので飲んだ。といってもそれは先月の話で,あっという間にその棚は赤星(サッポロラガー)に席を譲ってしまった。もっとも三船敏郎が黙って飲んでいた(笑)赤星は昔ながらの苦みの効いたラガーなので悪い気はしない。苦味という点ではキリンの一番搾りの摘みたてホップ(これも秋冬シーズンモノだけど)も美味しい。尿酸値を気にしなければビール好きの季節は冬だろう。鍋の季節だからねえ(笑)。

☆ 1992年にはバブルは確かに終わっていた。株式市場が先導し不動産市場がそれに続いた。燥(はしゃ)いでいたバブル紳士達の顔が青ざめていった。まだ堀米高樹が描いた段ボールの宮殿は見えなかったが,それは着実に忍び寄っていた。目先突破楽勝主義が大手を振っていたのは若者向けのドラマ界くらいじゃなかったのかな。この曲の華やかさにはそういうもうひとつの世界が着実に忍び寄ってくる音が紛れ込んでいる。だから再演されることは,これからもないのかもしれない。曲に何の罪もないとはいえ。



かくしてぼくも新しい「五反田君」を,つい先日目撃することになった。ドナルド・フェイゲンが「グラマー・プロフェッション」の中で貶した「ハリウッドのミドルネーム」を,またしても見ることになってしまう。小説中の彼と実際の彼の年齢がほぼ同じというのも,一体どういう偶然なんだろうか?
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「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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