2017-10

「こぬか雨」 (伊藤銀次 1977年5月25日=アルバムリリース)


GOLDEN☆BEST 伊藤銀次~40th Anniversary Edition~/uncle-jam



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☆ 40年くらい前はよく夕立が降っていた。陽水が「夕立」をリリースしたのは1974年9月1日で,この頃は夕立は毎日のように降ったものだ。ところがここ数年,夏がより暑くなると共に酷い夕立が時々降るようになってきた。スコール系の曲だったら松田聖子のデビューアルバムのタイトル曲とか山下達郎の「スプリンクラー」とか,まあいろいろあるのだけれど(笑),そういう激しい雨(ボブ・ディランやらモッズなんかが思い出される)じゃなければ銀次のこの曲も風情があって良い。

こぬか雨(作詩/作曲:伊藤銀次)
うたまっぷ 「こぬか雨」




コーラス編曲:大貫妙子、ホーン&ストリングス編曲:坂本龍一
THE BAND
斉藤ノブ (Perc)
上原裕 (ds)
田中章弘 (b)
緒方泰男 (Key, g)

坂本龍一 (Key)
高橋知己 (sax)
向井滋春 (tb)
妹尾隆一郎 (harp)
村松邦男 (g)
国吉征之 (H)
島田耕 (dobro)

大貫妙子 (cho) Through the Courtesy of CROWN Records
大上留利子 (cho)
Sentimental City Romance (cho)

☆ 粉糠雨(小糠雨)は霧雨のもっと細かいもののようなイメージがある。この頃の銀次の言葉のセンスは頭抜けていた(『ナイアガラ・トライアングル(Vol.1)』参照)。「こぬか雨」を最初にカヴァーしたのはEPOで,ぼくも彼女のヴァージョンで知った。『DEADLY DRIVE』が2008年に再発(紙ジャケ)でようやく手にしてオリジナルを聴くことができた。その途中には山下達郎(シングス・シュガー・ベイブ)の素晴らしいヴァージョンもあった。

☆ 1970年代後半。確かにショウビズは新しい「方向性」を探していたと思う。アイドル歌謡が方法論として確立されると,そこには陳腐化の罠が待ち受けていた。ヒトはみな年を取るという当たり前のことが障壁となっていた。そういう世間に付かず離れずで「ニューミュージック」が商業ベースに乗り始めていた。しかし「ここにはスコールさえもない」と銀次が嘆声を呟く場所はまだ,世間様には発見されていなかったのである。

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「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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