2017-05

「No More Heroes」 (ザ・ストラングラーズ 1977年9月)


No More Heroes/Stranglers



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No More Heroes
(Hugh Cornwell, Jean Jacques Burnel, Dave Greenfield, Jet Black)



Whatever happened to Leon Trotsky?
何が起こったんだ。レオン・トロツキーに?
He got an ice pick
彼はアイス・ピッケルの一撃を受け
That made his ears burn
後頭部を血に染め,その耳は燃え上がった

Whatever happened to dear old Lenny?
何が起こったんだ。親愛なる老レニーに?
The great Elmyra,
偉大なエルミラの身に,
And Sancho Panza?
それとサンチョ・パンザの身に?

Whatever happened to the heroes?
何が起きたんだ。英雄たちの身に?
Whatever happened to the heroes?
何が起きたんだ。英雄たちの身に?

Whatever happened to all the heroes?
何が起きたんだ。全ての英雄たちの身に?
All the Shakespearoes?
全てのシェイクスピア劇の英雄たちに?
They watched their Rome burn
あいつらはローマの栄光が焼け落ちるに任せていた

Whatever happened to the heroes?
何が起きたんだ。英雄たちの身に?
Whatever happened to the heroes?
何が起きたんだ。英雄たちの身に?
No more heroes any more
そんな英雄たちなんて、もう願い下げだ
No more heroes any more
そんな英雄たちなんて、もう願い下げだ



Whatever happened to all the heroes?
何が起きたんだ。全ての英雄たちの身に?
All the Shakespearoes?
全てのシェイクスピア劇の英雄たちに?
They watched their Rome burn
あいつらはローマの栄光が焼け落ちるに任せていた

Whatever happened to the heroes?
何が起きたんだ。英雄たちの身に?
Whatever happened to the heroes?
何が起きたんだ。英雄たちの身に?

No more heroes any more
そんな英雄たちなんて、もう願い下げだ
No more heroes any more
そんな英雄たちなんて、もう願い下げだ
No more heroes any more
そんな英雄たちなんて、もう願い下げだ
No more heroes any more
そんな英雄たちなんて、もう願い下げだ


Notes (初出:2012年3月17日に加筆)
☆ レオン・トロツキーは世界永久革命論を主張しスターリンに排斥された。彼が暗殺されたのは亡命先のメキシコ市で、凶器はアイス・ピッケルだった。アイス・ピッケル(氷斧)は氷を割る道具だが,バーで使うような小さなものではなく,登山家が氷壁で使う「つるはし」のようなもの。
☆ レニー・ブルースは1974年にダスティン・ホフマンが演じた米国人コメディアンにして社会風刺家(October 13, 1925 ~ August 3, 1966)。
☆ サンチョ・パンザ(サンチョ・パンサ)はスペインの小説家ミゲル・デ・セルバンデスの小説『ドン・キホーテ』の主役ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャの従者。
☆ シェイクスピーローズは16世紀後半から17世紀初頭にかけての英国を代表する詩人兼戯作家であるウイリアムズ・シェイクスピアの戯曲の主役たちのこと。
☆ アルバムは全英チャート最高位2位。シングルは同8位。

REVIEWS(2016.07.29)
☆ ストラングラーズは「パンクのように見える」バンドである。村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』(1988年10月13日)に「文学」と「体育(その実は”暴力”である)」という刑事が出てくるが,初期のストラングラーズ(特にヒュー・コーンウエルがいた時代)は,まさに文学と暴力を掛け合わせたような混沌だった。それは同じ70年代の「バイオレンス」でも,モット・ザ・フープル的な明るさは一切無く,それだけイギリスという国がどん詰まっていた(最近もそんな感じがするが,日米英とも40年前の方が余程どん詰まっていた)ということなのかもしれない。

☆ ジョニー・ロットンの「ロックは死んだ」だとか,ジョー・ストラマーの「パンクは恰好じゃなくて姿勢だ」というのは,この時代の名言だったが,ストラングラーズはただ一言「英雄なんてウンザリだ(=イラネ)」と言って時代の雰囲気を決めてしまった。そういう気もする。ただ,ストラングラーズの持ち味は彼ら一流の「美学」にあり,この曲を聴いても,曲の構成のしっかりしているところや意外といっては怒られそうだが堅実な演奏と,およそ「パンク」とは程遠い。初期衝動の「打ち上げ花火」なんかで終わりそうな気配は,このバンドの何処にも無かったのである。

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「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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