2017-05

ミドル・マンの頃



ミドル・マン/ボズ・スキャッグス
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☆ ボズ・スキャッグス1980年作品『ミドル・マン』はデヴィッド・フォスターの名を一躍高めた作品と言ってよい。フォスターはこのアルバムでこの曲のようなバラードから「ブレイクダウン・デッド・アヘッド」のようなシャッフルまでさまざまなタイプの曲を書き分けている。クレジットを見るとプロデューサーのビル・シュネイも最後の曲に顔を出しているのがご愛嬌だ。

☆ デヴィッド・フォスターといえばバラードというイメージは,この曲やアースの「アフター・ザ・ラブ・ハズ・ゴーン」とかチャカ・カーンの「スルー・ザ・ファイヤー」みたいな名曲が80年代前半に大量にリリースされたからかもしれない。実際,日本のボズ人気は「ロウダウン」のヒットに遅れたこともあって,このアルバムがドンピシャだった。ある意味AORと言えば『シルク・ディグリーズ』よりも『ミドル・マン』だとも指摘できる。前者はやはり彼のその作品に至る全体図であり,後者はソフト・アンド・メロウという括りでの代表作と言って良いのではないかと思うからだ。もちろんアルバムタイトル曲やシングル・カットされた「ブレイクダウン・デッド・アヘッド」。先ほども触れたアルバムの掉尾を派手に飾る「ユー・ガット・サム・イマジネイション」のような曲も揃っているから,アルバム全体として非常にバランスの取れた作品ともいえる。




☆ 本当のところ,「ユー・キャン・ハブ・ミー・エニイタイム」とペアになるべき曲はこのアルバムには無く,このアルバムのすぐ後にリリースされた映画『アーバン・カウボーイ』に収録された「ルック・ホワット・ユーヴ・ダン・トゥ・ミー」なのだろう。この2曲は2枚のアルバムを追いかけるようにリリースされた彼の『ヒッツ!』に仲良く収録されているが,やはりフォスターの手柄と感じてしまう。

Hits/Boz Scaggs
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事情があってしばらくお休みします。

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「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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