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2020-01

リード・ベース : ティナ・ウエイマス



モア・ソングスモア・ソングス
(2006/02/22)
トーキング・ヘッズ

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☆ トーキング・ヘッズの話を聞いたのは「ださい大学のヒップな同級生」からだった。「いけてる音楽」は,ぼくにとってはアイドル歌謡曲同様「ポピュラー音楽」の一ジャンルでしかなかったが,それでも興味深い音楽は次から次に生まれていた。そういう「いけてる音楽」には先導者(インフルエンサー)がいて「音楽評論家」などという有り難そうな肩書を持った宣伝マンの彼等からどれだけの音楽を仕入れたか分からない(笑)。

Take Me to the River (Al Green / Mabon "Teenie" Hodges)
Talking Heads cover 1978 (全米最高位:26位[Billboard Hot100])


I don't know why I love her like I do
All the changes you put me through
Take my money, my cigarettes
I haven't seen the worst of it yet

I wanna know that you'll tell me
I love to stay
Take me to the river, drop me in the water
Take me to the river, dip me in the water
Washing me down, washing me down

I don't know why you treat me so bad
Think of all the things we could have had
Love is an ocean that I can't forget
My sweet sixteen I would never regret

I wanna know that you'll tell me
I love to stay
Take me to the river, drop me in the water
Push me in the river, dip me in the water
Washing me down, washing me

Hug me, squeeze me, love me, tease me
Till I can't, till I can't, till I can't take no more of it
Take me to the water, drop me in the river
Push me in the water, drop me in the river
Washing me down, washing me down

(Instrumental)

I don't know why I love you like I do
All the troubles you put me through
Sixteen candles there on my wall
And here am I the biggest fool of them all

I wanna know that you'll tell me
I love to stay
Take me to the river and drop me in the water
Dip me in the river, drop me in the water
Washing me down, washing me down.

(Instrumental)

☆ 彼らのセカンド・アルバム『モア・ソングス(More Songs About Buildings and Food)』(1978年7月14日)から唯一のシングルだった「テイク・ミー・トゥ・ザ・リバー」はアル・グリーンのカヴァーでちょうどその頃グリーンが東京音楽祭でグランプリだったかを獲ったので,オリジナルをさんざん探したが「70年代ニュー・ソウル」のカタログがディスコ系に駆逐(と言う前に「洋楽のカタログ」は「輸入盤屋」に行くしかなかった(行っても地方では知れていたし,行けばパンク/ニューウエイブに引き込まれた(爆))されていてその恩恵に与るのはいつもの通り前世紀末頃からということになってしまった(苦笑)。

Live 1980


☆ この曲の背骨はベースのティナ・ウエイマスにある。オリジナルのアル・グリーン盤を先に聴いている「ニューソウル・ファン」には意外なほどスローでモタッとした演奏だと感じただろう。これは原曲を「分解して再構成した」結果だと思う。それはこのアルバムのジャケット(Wiki英語版の翻訳:529枚のクローズアップポラロイド写真で構成されるバンドのフォトモザイク)を音楽的に再製したものだと言えると思う。

☆ 70年代末のベーシストの中でティナ・ウエイマスは異彩を放っていた。トーキング・ヘッズ自体が「アート系のお洒落族」というパブリック・イメージがあったし(誰かさんがそれを増幅した^^;),ニューヨーク・パンクのシーンから出てきたと言ってもどこか「一線を画す」ところがあったのは確かだと思う。でも今さらながらティナのステディなベースラインがバーンの個性的かつ頼りなさげ(特にオリジナルを歌っているアル・グリーンと比較...なんかしちゃだめか(苦笑))なヴォーカルをガッチリ支えていた。

☆ 少なくともこの曲ではティナがまさにバンドの音をリードしていたと思う。それは例えば『8:30』の「バードランド」でジャコ(パストリアス)が突っ走ってバンドをリードしていくという意味とは違う意味で「リード・ベース」なんだと思うのだ。

1980年ローマでのライヴ
※このライブになると『リメイン・イン・ライト』~『ザ・ネーム・オブ・ザ・バンド(実況録音盤)』の頃のアプローチを先取りしていると思う。それはバーンの考えた今日的に言えば「ダイヴァーシティに基づくユニティ」であり,その時代に小さな祭を起こした「音楽評論家の下らない論争」とはかなり違う相貌を持っていることが今だったら良く分かる(爆)。ただしティナは後背に一歩退く形になってしまうが。


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「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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