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2019-08

暑気払い



Summertime
Composer George Gershwin
Lyricist(s) DuBose Heyward,Ira Gershwin
Original Released 1935



Summertime, an' the livin' is easy
Fish are jumpin' an' the cotton is high.
Oh, yo' daddy's rich and yo' ma is good-lookin'
So hush, little baby, don' you cry.

One of these mornin's you goin' to rise up singin'
Then you'll spread yo' wings an' you'll take the sky.
But till that mornin', there's a nothin' can harm you
With Daddy an' Mammy standin' by.

Repeat first verse

Covered by The Zombies
Released 9 April 1965
From their debut album Begin Here

PERSONNEL
Colin Blunstone - lead vocals, tambourine, guitar
Rod Argent - keyboards, backing and lead vocals, harmonica on "Work 'n' Play" and "I Got My Mojo Working"
Paul Atkinson - guitar
Chris White - bass, backing vocals
Hugh Grundy - drums

CM ①


CM ②

Sung by Shinichi Mori
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「Long Hot Summer」 (The Style Council 1983年8月8日)




<曲の紹介> Wikipediaの解説より
"Long Hot Summer" is a song by the English band The Style Council which was their third single to be released.
「ロング・ホット・サマー」は,英国のバンド スタイル・カウンシルの3枚目のシングルとしてリリースされた。
It was composed by lead singer Paul Weller, recorded between 12 and 17 June 1983 in the Grande Armée Studios in Paris, and released on 8 August 1983.
この曲はバンドのリードシンガー,ポール・ウエラーが作り,83年の6月12日から17日にかけてパリのGrande Arméeスタジオで録音され,8月8日にリリースされた。
In addition to being sold as a conventional two track 7" single, "Long Hot Summer" was also simultaneously released as a four track 7" and 12" EP titled Á Paris which also contained the song "The Paris Match" plus two keyboard instrumentals, "Party Chambers" and "Le Depart".
この曲は通常の7インチバージョン(「ロング・ホット・サマー」)の他に,「The Paris Match」並びにキーボードインストの「Party Chambers」,「Le Depart」2曲を加え7インチと12インチのEP 『Á Paris』としてもリリースされた。
It was also included on the 1983 mini-album Introducing The Style Council.
この曲はまた83年発売のミニアルバム『Introducing The Style Council』にも収録されている。

The promotional video for "Long Hot Summer" was filmed on the River Cam in Cambridge.
「Long Hot Summer」のプロモ・ビデオはケンブリッジのRiver Camで収録された。
The song reached the position of number three in the UK singles chart making it the Style Council's biggest hit, and it remains a staple of Paul Weller's live concerts.
この曲は全英チャート最高3位となり,スタイル・カウンシルにとって最大のヒット曲となった。またポール・ウエラーのライブでも演奏される曲となっている。

By coincidence the British summer heat wave of 1983, most notably July, turned out to be one of the hottest on record – something that would not have been known at the time the song was written and recorded.
偶然にも1983年の英国の夏は熱波に襲われ,特に7月は過去の暑さを更新するほどであったが,この曲が書かれ,レコーディングされた頃には誰もそんな暑い夏が来ることになるとは知らなかった。

PERSONNEL
Paul Weller – lead vocals, guitars
Mick Talbot – keyboards
Steve White – drums



☆ 実は別の記事を用意していましたが,急きょ差し替えすることにしました。ちなみに今日も明日も明後日も仕事です。

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「Someone, Somewhere In Summertime」 (Simple Minds 1982年11月)




Best of Simple MindsBest of Simple Minds
(2001/10/05)
Simple Minds

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初出:2011年8月15日
☆ スコットランド出身のジム・カーがシンプル・マインズを始めた頃は,数あるエレクトロ・ポップ・バンドの一つに過ぎなかった。シンプル・マインズがヴァージンに移籍した1980年にはこの分野の先駆者だったマガジンが解散し,シンプル・マインズはその後を継ぐバンドと目された。これは当時のLPのレビューにも書いてあることだが,マガジンの個性はただのエレクトロ・ポップでは無かったので(もう少しプログレ的でありかつフリーキーでもあった)この時点のシンプル・マインズは,むしろヴィサージとかミッジ・ユーロの入った後のウルトラヴォックスみたいなバンドと思われていたのかもしれない。





Stay, I'm burning slow
そこにいて,ぼくの心がゆっくりと燃え立つまで
With me in the rain, walking in the soft rain
この降りしきる雨の中,やわらかな雨にまみれて歩くのさ
Calling out my name
ぼくの名を呼びながら
See me burning slow
ぼくの心がゆっくり燃え立つさまを見て


Brilliant days, wake up on brilliant days
輝く日々に,輝く日々に向けて目を覚まし
Shadows of brilliant ways will change all the time
キラキラ輝く影に照らされ,その瞬間を変えていく
Memories, burning gold memories
あの思い出,燃えたぎるような黄金の夢が
Gold of day memories change me in these times
あの素晴らしい黄金の記憶の中で,ぼくは少しずつ変わっていく


Somewhere there is some place, that one million eyes can't see
どこかで,そうどこかで,数え切れないほどの瞳がそれを捉えられないところで
And somewhere there is someone, who can see what I can see
どこかで,その人の姿を,ぼくは確かに見た


Someone, Somewhere In Summertime
誰かに,どこかで,あの夏の日
Someone, Somewhere In Summertime
Someone, Somewhere In Summertime


Moments burn, slow burning golden nights
燃え尽きる瞬間のように,ゆっくり燃えていく黄金の夜のように
Once more see city lights, holding candles to the flame
もう一度だけ街の灯りが見えた,蝋燭の炎を揺らめかせながら
Brilliant days, wake up on brilliant days
Shadows of brilliant ways will change me all the time


Somewhere there is some place, that one million eyes can't see
And somewhere there is someone, who can see what I can see


Someone, Somewhere In Summertime
Someone, Somewhere In Summertime
Someone, Somewhere In Summertime
Someone, Somewhere In Summertime
Someone, Somewhere In Summertime


☆ ただしこの曲で幕を開くシンプル・マインズのアルバム『New Gold Dream(81-82-83-84)』は明らかにバンドに良い方向性を与えた。この曲も小ヒットし,日本では(おそらく)サントリーのCMタイアップがあってシングルカットもされている。そしてXTCの重低音ポップ・アルバム『Black Sea』を成功させたスティーヴ・リリーホワイトとの出会いが,バンドに更なる成功を与えることになるが,それはまた,別の話。


最高位 英国:36位,アイルランド:19位,豪州:51位

2019年8月12日付記
☆ この曲はアルバム『New Gold Dream(81–82–83–84) 黄金伝説』からのサードシングルでアルバム冒頭曲。上にも書いたようにサントリーがCM曲として使い,シングルカットもされた(似たような題の曲がその後多くリリースされたため,正確な邦題を忘れた^^;)。

☆ シンプル・マインズは元々エレポップでもバンド名のようにシンプルな作品を書いていたが,ジム・カーの力量が上がったから(同じことはこの時代のニュー・ウエイブのソングライター全般に言える)曲のヴァリエイションが広がり,このバンドの場合は音の色彩感覚がどんどん上がっていった。

☆ オータナティヴ系がより実験的な尖った音か初期プログレの混沌とした音に回帰するのに対し,後で十把一絡げに「ニューロマンティック」とレッテルを張られたバンド群はメロディー重視もしくは音響重視(ジョン・フォックスやゲイリー・ニューマンら)な特徴があった。後者はもちろん「ニューロマ」とは関係なく独自の道を進んでいくが「サウンド・デザイン」を意識したことでは同じ視点に立っていたように思う。

☆ しかしニューロマやファンカラティーナはやはり当時の「お洒落音楽」と目されたところがあり(後者はクラブ・ミュージックの原初形と目される),ショウビズ色が強くなったことも事実だし,そのムーヴメントとほぼ同時にPV/MTVの時代が来て,カルチャー・クラブの全盛期がいきなり始まることになる。


☆ 訳詩はあまりにもテキトーな「やっつけ仕事」なので,当てにしないこと(自爆)

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【追記あり】 「China Grove」(The Doobie Brothers 1973年7月25日)


グレイテスト・ヒッツ / ドゥービー・ブラザーズ  (スーパー・ファンタスティック・ベスト2012)グレイテスト・ヒッツ / ドゥービー・ブラザーズ (スーパー・ファンタスティック・ベスト2012)
(2011/12/07)
ザ・ドゥービー・ブラザーズ

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米中貿易戦争、終わりの見えない泥沼化の様相-「脅し」戦術効かず
Bloomberg 8/6(火) 12:34配信

> (ブルームバーグ): トランプ米大統領が中国に仕掛ける貿易戦争は、終わりの見えない泥沼の様相を帯びてきた。解決への明確な道筋は見えず、過程には世界経済を脅かす地雷が埋まっていそうだ。
> トランプ氏は先週の新たな対中関税発表で、合意に向けた中国側の熱意の欠如に対し忍耐の限界に達したことを示した。これにより合意に至るよう中国側に圧力をかけたつもりだったが、中国は約10年ぶり水準への人民元下落を容認することで対応した。
> これまでのところ成果を生まず米中双方の経済に害を与えるばかりの交渉戦術に明け暮れることで、トランプ氏は合意の可能性を高めるよりも低めているように見受けられる。さらに、米政権は対立を終わらせるための次の一手が思い浮かばないようにも見える。
> ブッシュ政権の大統領経済諮問委員会(CEA)メンバーだったフィリップ・レビー氏は「米国は中国との貿易戦争を開始した時に、それを終わらせる方法について明確な計画がなかった。『脅せば相手が屈服し、われわれは満足だ』くらいの考えだったようだが、これまでのところ、相手が屈服しなかったらどうするのかについての発言は聞かれない」と話した。
> 中国は屈服するどころか、人民元安に加え米国産大豆の輸入を減らすという対応にも出た。トランプ大統領が9月1日からとする新関税の導入を強行すればさらに対抗措置を取る構えだ。
> 投資家は貿易戦争が長引く可能性を理解し始めている。米国株は先週の下落に続き5日も値下がり。新興市場通貨も下落し、米国債と円と金は値上がりした。
> モルガン・スタンレーのエコノミストらは5日のリポートで、米国の追加関税と中国の報復が4ー6カ月続けば世界経済は9カ月のうちにリセッション(景気後退)入りすると予想した。

> 原題:A Forever Trade War Looms as Trump Deepens Battle With China (1)(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

China Grove(Tom Johnston)


When the sun comes up on a sleepy little town
今日も太陽がサン・アントンからちょっと行ったところにある
Down around San Antone
眠たげなちっぽけな街を照らし始める頃
And the folks are risin' for another day
連中はその日の暮らしを始めるために起き出して
Roundabout their homes
家の周りをうろつき始めるのさ

The people of the town are strange
その街のヤツらはどこかちょっと変わっていて
And they're proud of where they came
あいつらの祖国をいまだに誇りに思っているのさ

Well, you're talkin bout China Grove (China)
そう,キミは例の中華街のことを話しているんだな
Oh-oh-oh, China Grove, oh-oh-oh
うん,そうさ,あの中華街のことさ

Well, the preacher and the teacher
で,あいつらは,説教師だか教師だか分からんヤツの話を
Lord, they're a caution
畏(かしこ)まって聞いているんだが
They are the talk of the town
一たび街中に解放されれば
When the gossip gets to flyin'
噂話があっちこっちで飛び回っているって始末さ
And they ain't lyin'
そのうえあいつらと来たら立ちっぱなしで
When the sun goes fallin' down
日が沈むまで街の中をウロウロしてやがる

They say that the father's insane
あいつらが言うにゃ教父さまはイカれていて
And dear Mrs. Perkins a game
親愛なるパーキンス女史は犠牲者ってことらしい

We're talkin' 'bout the China Grove (China)
オレたちゃ例の中華街のことを話してるんだが
Oh-oh-oh, China Grove, oh-oh-oh
ああ,そうさ,例の中華街のことだよ

But every day there's a new thing comin'
とはいえ毎日新たなドタバタ騒ぎがおっ始(ぱじ)まり
The ways of an Oriental view
東洋風の見解に沿って解決を見ているらしいんだが
The sheriff and his buddies
保安官だのその手下だのが
With their samurai swords
サムライの刀まで振り回して大活躍ってなことらしい
You can even hear the music at night
その挙句に夜ごとあいつらの流麗な音楽がこっちのお耳に入るって寸法さ

And though it's a part of the Lone Star State
どうやら,あいつらの頭ん中じゃ,この土地もヤツらの偉大な国家の一部らしい
People don't seem to care
あいつらはこの国(合衆国)のやり方なんて全然気にしない
They just keep on lookin to the East
いつまで経っても故郷の東洋の空を恋しがっているんだよ

Talkin bout the China Grove (China)
まあこれが,中華街のお話ってやつだよ
Oh-oh-oh, China Grove, oh-oh-oh
まあね,中華街のお話さ

楽曲について(英語版Wikipediaより)

Like many songs by Johnston, the music was composed and developed before the lyrics were written.
トム・ジョンストンが作る他の多くの作品同様,この曲も曲が先に書かれ,歌詩は後から書かれた
It started with a guitar riff that he and drummer John Hartman developed into a jam with a chord structure.
初めのギターリフはジョンストンがドラムスのジョン・ハートマンとジャムっている時にできたという
Johnston said that the lyrics were influenced by a piano part in the performance.
ジョンストンはこう言う。「オレはビリー・ペインのアイディアを借りたのさ。
According to Johnston, "...I really owe Billy Payne for the words because he played this wacky bridge that started the thinking process with this wacky sheriff, samurai swords, and all that."
「というのもヤツの風変わりな演奏を聞くうちに,変てこな保安官だのサムライの刀だのが思い浮かんだからなのさ」

The song is based on a real town in Texas.
この曲はテキサス州の実在の街に想を得ている。
Johnston thought he had created a fictional town called "China Grove" near San Antonio, Texas, and later learned it really exists from his cab driver in Houston.
ジョンストンはこの「中華街」はテキサス州サン・アントニオの近くにある架空の町として創ったつもりだったが,後日彼がヒューストンでたまたま乗り合わせたタクシーの運転手から実際にそういう場所があることを教えてもらったという。
Johnson later explained that the band had been on tour passing through the town of China Grove on the way to or from San Antonio, Texas, and he had seen a road sign with the name, but somehow had forgotten about it.
ジョンストンはまた,バンドがサン・アントニオで演奏した行き帰りのどちらかで,そういう中華街の近くを通りかかったことがあり,その時たまたま標識を目にしたことがこの曲の創作に繋がったが,詳しいことは忘れてしまったと話している。

☆ むかし,この曲の解説を吉成伸幸が書いていたが,彼もアメリカ人には中国人が何を考えているか分からないのだろうとか,そういうことを書いていた記憶がある(笑)。確かにここ数日の「米中貿易戦争」についての報道を見ていると,ドナルド・トランプやピーター・ナバロの中国(人)への認識は,この歌詩におけるトム・ジョンストンのそれと五十歩百歩なんだろうなと思ってしまう(爆)。要するに「あいつらは何を考えているか分からん」ということだ。

☆ しかしそいつはお互い様で(笑),ローン・スター・ステートは五星紅旗の国(中華人民共和国)でも青天白日旗(台湾)でもなく,まさに曲がリリースされている頃戦争をしていた相手方(ベトナム民主共和国=今のベトナム社会主義共和国)のことだし,中国にはサムライの刀(日本刀)の代わりに青龍刀だし。。。

☆ 一方でこの歌詩がいみじくも見抜いているように,中国人は一族郎党で集まって日がな一日ワイワイガヤガヤやっているイメージがある。最近たまたまエマニュエル・トッドについて鹿島茂が話している本を読んでいたが,トッドの指摘は当を得ていると思わざるを得ない。

最高位
全米 Billboard Hot100:15位
    Cashbox Top100:8位
全加:9位
2019年8月9日追記
☆ Groveという言葉は林とか木立だったかそういう意味があるが,これは中国のどこかの林を歌った作品では当然無く(爆),中国人がひとかたまりになって日がな一日ああじゃないこうじゃないと大声で話している場所のことを歌っているので,中華街以外に適当な訳が思いつかない。もちろん中華街はチャイナタウンであるのだからチャイナ・グローブは「中国人がわさわさいる場所」くらいの意味なのだろう。

☆ 73年の夏だからカン・フー映画のブームには少しだけ早いのか。サムライの刀は三船敏郎がアラン・ドロン,チャールズ・ブロンソンと共演した『レッド・サン』あたりの連想か?この辺はさすがにリアルタイムでないのでイメージが無い。

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【補正・追加済】 「Daydream」 (山下達郎 1980年9月19日=アルバムリリース)



「Daydream」 (作詩:吉田美奈子 / 作・編曲:山下達郎)


たくさんのペイントを
空に向け撒き散らすと
ビル街に跳ね上げて
砕ける スカーレット グラスグリーン
流れる バイオレット ショックピンク
渦巻く ローズグレー ペールブルー
たちまちに

街並みに細い糸
限り無くからまって
水玉に弾み出す
砕ける ワインレッド カーマイン
流れる ココブラウン イエロー
渦巻く チェリー ダークオレンジ
またたく間に

DAYDREAM 遅い夏の午後
DAYDREAM UH
DAYDREAM 眠りに落ちたなら
見えて来る!

スプレーで描かれた
虹色のステップを
翔け昇り飛び出して
見渡すと色のパレード


DAYDREAM 遅い夏の午後
DAYDREAM UH
DAYDREAM 眠りに落ちたなら
見えて来る!

金色の粉の雨
風に乗せ放り投げる
高くから降りそそぐ
光に シルバー メタリック
眩しい カッパー プラチナ
輝け キャンディー ブライトゴールド
溢れ出る色の渦
巻き込むパレード DAYDREAM!

Wikipediaの解説
> 山下によれば吉田美奈子が彼に提供した詞の最高傑作だとし、日本語の乗りにくい細かな譜割りのメロディーをクリアするために、アクリル・カラーのチャート表から詞を作り上げる発想は彼女以外には出来ないワザだという。ライブ映えする曲ということで、その後も数多く演奏されている。シングル「MY SUGAR BABE」のB面に収録された。

☆ 山下達郎が「夏男」にされていった過程は,例えば「Let's Kiss the Sun」のような従前の作品にも傾向性はある(よく考えればソロデビュー作にも「夏の陽」があるし)。しかしこのアルバムからはかなり意識的に行われたのではないか。この曲のラインは直接的には次作『FOR YOU』も2曲目の「MUSIC BOOK」(吉田/山下作品)に引き継がれているが,『FOR YOU』は鈴木英人のイラストやアルバム(LPのA・B面)のそれぞれ1曲目「SPARKLE」と「LOVELAND, ISLAND」が典型的なように「夏」がポイントになっている。

☆ そのことはこの曲と「MUSIC BOOK」を比べて見れば分かる。この曲は吉田美奈子の抜群の詩のセンス(色彩感覚!)は光るものの音の面では「MUSIC BOOK」のポップさに比べるとまだ落ち着きがある。また曲の流れを考えてもキラキラ感満載の「SPARKLE」を引き継いで色彩感覚のポップさを生かしながら少しクールダウンさせようとする「MUSIC BOOK」の流れの方がより「暑さ」を感じさせる。

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暑中お見舞い 2019年 ~ 「夏に恋する女たち」 (大貫妙子 1983年8月5日)



☆ 今年の立秋は来週8月8日,奇しくも東北三大祭りの最後を飾る仙台七夕の最終日にあたる。

「夏に恋する女たち」 (作詩・作曲:大貫妙子,編曲:坂本龍一)

※ スタジオライブ版(間奏のコーラスが無いだけで,ほぼシングルヴァージョン(1983年8月5日)のコピー演奏。見事というしかない)

☆ 「夏に恋する女たち」は,83年夏シーズン(1983年8月5日~9月30日)TX(東京放送)の「金曜ドラマ」枠の作品。Wikipediaを見れば分かるが,CX(フジテレビ)がこの枠の作品を見て,もうひと世代若いキャストとスタッフで「木曜ドラマ」枠で「トレンディ・ドラマ」を始めるのも良く分かる。

☆ 実際,倉本聰がEX(テレ朝)の昼枠で最近やっているドラマは,これより一世代前(60年代)のテレビドラマの主役級が現在の年齢になった時にどんなドラマが描けるかという実験で,普通に考えれば80年代のこうしたドラマのキャスト達(存命かつ芸能活動中)も10年も経たずに「似たような老人達のドラマ」が描けてしまうだろうということも容易に想像がつく(スポンサー探しにも今のところ苦労しないだろうし^_^;)。

☆ (流行)ドラマが流行小説のように「その時代≒その"世代"」の最大公約数であった時代がテレビドラマ草創期であり,少しずつ時代の先端ににじり寄っていったのが70~80年代であり,先端に着いたと勘違いした90年代をピークに(インターネットの普及と共に)時代の後衛に押しやられていったのが今世紀(特に2010年代)ではなかったか。

☆ ところでター坊の「夏に恋する女たち」のカヴァー面子が凄くて,中谷美紀(『私生活』:1999年11月10日)と原田知世(『恋愛小説2〜若葉のころ』:2016年5月11日)である。中谷は教授がらみだからむべなるかなとして(爆),原田知世は今世紀に入って力を入れているカヴァー曲集で選曲している。ふたりとも声質を考えるとグッド・チョイスだと思う(ちなみに原田盤のカヴァーは聴いた)。

☆ この曲の編曲はイントロのピアノを聴けば一発で分かるように(笑)坂本龍一だが,曲全体の志向はむしろ,この曲が収録されたアルバム『SIGNIFIE』(1983年10月21日)でも係わりのある鈴木慶一的でもある。ドラマ開始日にリリースされたこの曲の「欧州志向」はフランス映画物の洒落たストーリィを目指してこけた(爆)このドラマ(脚本:田向正健 演出:近藤邦勝、大山勝美 プロデューサー:大山勝美、内野健)の企図には合っていると思う。

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deaconblue

Author:deaconblue
「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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