2016-07

「No More Heroes」 (ザ・ストラングラーズ 1977年9月)


No More Heroes/Stranglers



¥2,034

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No More Heroes
(Hugh Cornwell, Jean Jacques Burnel, Dave Greenfield, Jet Black)



Whatever happened to Leon Trotsky?
何が起こったんだ。レオン・トロツキーに?
He got an ice pick
彼はアイス・ピッケルの一撃を受け
That made his ears burn
後頭部を血に染め,その耳は燃え上がった

Whatever happened to dear old Lenny?
何が起こったんだ。親愛なる老レニーに?
The great Elmyra,
偉大なエルミラの身に,
And Sancho Panza?
それとサンチョ・パンザの身に?

Whatever happened to the heroes?
何が起きたんだ。英雄たちの身に?
Whatever happened to the heroes?
何が起きたんだ。英雄たちの身に?

Whatever happened to all the heroes?
何が起きたんだ。全ての英雄たちの身に?
All the Shakespearoes?
全てのシェイクスピア劇の英雄たちに?
They watched their Rome burn
あいつらはローマの栄光が焼け落ちるに任せていた

Whatever happened to the heroes?
何が起きたんだ。英雄たちの身に?
Whatever happened to the heroes?
何が起きたんだ。英雄たちの身に?
No more heroes any more
そんな英雄たちなんて、もう願い下げだ
No more heroes any more
そんな英雄たちなんて、もう願い下げだ



Whatever happened to all the heroes?
何が起きたんだ。全ての英雄たちの身に?
All the Shakespearoes?
全てのシェイクスピア劇の英雄たちに?
They watched their Rome burn
あいつらはローマの栄光が焼け落ちるに任せていた

Whatever happened to the heroes?
何が起きたんだ。英雄たちの身に?
Whatever happened to the heroes?
何が起きたんだ。英雄たちの身に?

No more heroes any more
そんな英雄たちなんて、もう願い下げだ
No more heroes any more
そんな英雄たちなんて、もう願い下げだ
No more heroes any more
そんな英雄たちなんて、もう願い下げだ
No more heroes any more
そんな英雄たちなんて、もう願い下げだ


Notes (初出:2012年3月17日に加筆)
☆ レオン・トロツキーは世界永久革命論を主張しスターリンに排斥された。彼が暗殺されたのは亡命先のメキシコ市で、凶器はアイス・ピッケルだった。アイス・ピッケル(氷斧)は氷を割る道具だが,バーで使うような小さなものではなく,登山家が氷壁で使う「つるはし」のようなもの。
☆ レニー・ブルースは1974年にダスティン・ホフマンが演じた米国人コメディアンにして社会風刺家(October 13, 1925 ~ August 3, 1966)。
☆ サンチョ・パンザ(サンチョ・パンサ)はスペインの小説家ミゲル・デ・セルバンデスの小説『ドン・キホーテ』の主役ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャの従者。
☆ シェイクスピーローズは16世紀後半から17世紀初頭にかけての英国を代表する詩人兼戯作家であるウイリアムズ・シェイクスピアの戯曲の主役たちのこと。
☆ アルバムは全英チャート最高位2位。シングルは同8位。

REVIEWS(2016.07.29)
☆ ストラングラーズは「パンクのように見える」バンドである。村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』(1988年10月13日)に「文学」と「体育(その実は”暴力”である)」という刑事が出てくるが,初期のストラングラーズ(特にヒュー・コーンウエルがいた時代)は,まさに文学と暴力を掛け合わせたような混沌だった。それは同じ70年代の「バイオレンス」でも,モット・ザ・フープル的な明るさは一切無く,それだけイギリスという国がどん詰まっていた(最近もそんな感じがするが,日米英とも40年前の方が余程どん詰まっていた)ということなのかもしれない。

☆ ジョニー・ロットンの「ロックは死んだ」だとか,ジョー・ストラマーの「パンクは恰好じゃなくて姿勢だ」というのは,この時代の名言だったが,ストラングラーズはただ一言「英雄なんてウンザリだ(=イラネ)」と言って時代の雰囲気を決めてしまった。そういう気もする。ただ,ストラングラーズの持ち味は彼ら一流の「美学」にあり,この曲を聴いても,曲の構成のしっかりしているところや意外といっては怒られそうだが堅実な演奏と,およそ「パンク」とは程遠い。初期衝動の「打ち上げ花火」なんかで終わりそうな気配は,このバンドの何処にも無かったのである。

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わたしがこわい


地平球/トーマス・ドルビー


¥2,066

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☆ 気が付いたら,ここ数週間「怖い話」系の人のログが幾つか続いていて(微苦笑),まったく安直にコワイ系の曲を探そうかなと思った。最初に思い付いたのはキャー音がイントロになっているピンク・レディーの「モンスター」(1978年6月25日)だったが(爆),その系統を続けると「ソウル・ドラキュラ」とかそういう作品のオンパレードになりそうで,あと数曲思いついた作品があるが,ここで引用すると作者(ご想像の通り本邦の女性シンガー・ソングライターであります)に悪いので,これもボツにした(再爆)。

☆ 都合の悪いことに「呪われた夜」(イーグルス 1975年5月19日)は最近取り上げたばかりだし,怖い歌は本質的に好きではない(苦笑)。コワイで思い出したのは『スケアリー・モンスターズ』(デヴィッド・ボウイ 1980年9月12日)だけど,これもいまいちピンと来ない。で「スケアー」という動詞でようやくトーマス・ドルビーのこの曲に辿り着いた(笑)。だけどこの曲はドルビーの曲ではなくダン・ヒックス(December 9, 1941 – February 6, 2016)の作品だった。ボウイもイーグルスのグレン・フライもダン・ヒックスも今年亡くなって本邦なら「初盆(といっても間に合うのは”月遅れ盆”)」だったりする。

I Scare Myself (Dan Hicks)



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「夕闇のストラット」 (EPO 1985年3月21日=アルバムリリース)


ハーモニー(紙ジャケット仕様)/EPO



¥3,240

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☆ この曲はエポの7枚目のアルバム『HARMONY』の2曲目,1曲目が「オーバーチュア(序曲)」なので事実上の1曲目にあたる。ところでむかし赤鉛筆といえば朱色の鉛筆だった。その赤鉛筆(三菱でもトンボでもどこでもよかった)には "Vermilion" と書いてあった。バーミリオンが朱色で夕焼けの色であることをこの曲を聴いて思い出した。

「夕闇のストラット」 (EPO)



☆ 失恋した瞬間ってどんな気持ちなんだろう。愚問だと思うがやはり考えてしまう。失恋した瞬間はクラッシュ(交通事故)の瞬間と同じで目の前が本当に真っ白になってしまう。真っ白なのは心の中に何も書き込めないからだろう。確か恋に落ちた瞬間だってどこかで「魂を抜かれた」はずなのに,全く同じ力が反対側に働いても同じように「魂を抜かれてしまう」のだ。だから別れを告げた元カレは一刻も早くその場から逃げ出すために車を発進させ,残された主人公は魂を抜かれたまま「ふらつく心を外に見せないように歩く(strut)」のだろう。

☆ ストラットといえばお天道様の下を普通に歩いている時のネコの歩き方を思い出す🐈。あの歩き方は何かに似ていると思ったら,ネコ科の猛獣(トラでもライオンでもいい)のフツーの時の歩き方だった。そういえばこの曲よく聴くと,低音を強調して4ビートでノッシノッシしている。

☆ クルマで逃げ出す(と言っては酷かな?そうでもないと思うが)元カレを見送るシチュエイションは,この時代の女の子の歌詩の代表的パタンのひとつだった。まだクルマがレジャーの王様で「デートカー」だとか「ハイソ・カー」などという死語が「カフェバー」や「プールバー」といった同類と共に,王様のような顔をしてふんぞり返っていた時代だった。

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「Here to Love You」 (ドゥービー・ブラザーズ 1978年12月1日=アルバムリリース)


ミニット・バイ・ミニット/ドゥービー・ブラザーズ



¥1,512

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☆ このバンドのことについて書いておきたいことはひとつ。バンドスタイルもしくは音楽的傾向に係わらず,このバンドが目指したものはマルチ・リズムとR&Bをロック的なアプローチで表現するということだ。ぼくはトム・ジョンストンの豪快な「チャイナ・グローブ」や「ザ・ドクター」みたいな曲も,あるいは「ブラック・ウォーター」や「ロング・トレイン・ランニン」みたいな曲も大好きだし,この曲や「ホワット・ア・フール・ビリーブス」や「リアル・ラブ」みたいな曲も大好きだ。

☆ この曲はアルバム『ミニット・バイ・ミニット』のオープニング曲でもある。ボー・ディドリー調のハートマンとヌードセンのツインドラムがリードする中,マクドナルドのピアノが切り込んでくる。この感覚がファンキーでありながらも実に都会的だった。マイケル・マクドナルドはスティーリー・ダンではもう少しアーシーなR&B(その典型が「プレッツェル・ロジック」)をやっていたが,ここでは完全なブルー・アイド・ソウルに徹している。それは例えばボズ・スキャッグスも「ロウダウン」以降成功させていた方法論だし,ダリル・ホールも「リッチ・ガール」から「イッツ・ア・ラーフ」,「ウエイト・フォー・ミー」と順調に歩みを進めていた。

Here to Love You (Michael McDonald)



☆ マクドナルドの武器は言うまでもないドゥービーズの売りであるマルチ・リズム。「ホワット・ア・フール・ビリーブス」のシンコペーションはあの時代のAOR最大の成功作となったが,その方法論的な萌芽は既にこの曲に示されていた。

PERSONEL
The Doobie Brothers:
Patrick Simmons - guitar, vocals
Jeff "Skunk" Baxter - guitar, steel guitar
Michael McDonald - keyboards, synthesizers, vocals
Tiran Porter - bass, vocals
John Hartman - drums
Keith Knudsen - drums, vocals

Additional Players:
Bobby LaKind - congas, vocals
Norton Buffalo - harmonica
Herb Pederson - banjo
Byron Berline - fiddle
Andrew Love - saxophone
Ben Cauley - trumpet
Ted Templeman - percussion

なお出典不明ながら英語版Wikipediaには次の記述がある。

Michael Jackson said he contributed back up vocals on "What a Fool Believes", "Here to Love You" and "Minute by Minute" for the album, but he is not credited on the album.

きょうのおまけ



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「And She Was」 (トーキング・ヘッズ 1985年)


Little Creatures/Talking Heads



¥2,373

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And She Was (David Byrne)




(Hey!)

And she was lying in the grass
そして彼女は草むらに横たわっていた
And she could hear the highway breathing
それから彼女は高速道路が息づくのが聞こえた
And she could see a nearby factory
そして彼女は近くの工場が見えることに気付いた
She's making sure she is not dreaming
その時彼女は気が付いた。これは夢じゃないと
See the lights of a neighbor's house
近所の家の灯りを目にしながら
Now she's starting to rise
彼女の身体は浮き上がり始めていた
Take a minute to concentrate
ほんの少しだけ精神集中させた後で
And she opens up her eyes
覚悟を決めて彼女は閉じていた目を開けた

The world was moving and she was right there with it (and she was)
地上は彼女の足元で動いていた。彼女はまさにその上にいた(そして彼女は)
The world was moving she was floating above it (and she was)
足下の世界が動いていて,彼女はその上の宙(そら)を自分が漂っているのを知った(そして彼女は)
And she was
そして彼女は

And she was drifting through the backyard
そして彼女は裏庭を漂いながら
And she was taking off her dress
一気にその衣服を脱ぎ捨てた
And she was moving very slowly
それから彼女はゆっくりと動きながら
Rising up above the earth
この地球からさらに上を目指して
Moving into the universe and she's
宇宙の中に入っていき(そして彼女は)
Drifting this way and that
あちらこちらを彷徨っていった
Not touching ground at all and she's
大地に一度も足をつけることなく(そして彼女は)
Up above the yard
その遥か上を漂い続けた

The world was moving and she was right there with it (and she was)
地上は彼女の足元で動いていた。彼女はまさにその上にいた(そして彼女は)
The world was moving she was floating above it (and she was)
足下の世界が動いていて,彼女はその上の宙(そら)を自分が漂っているのを知った

And she was glad about it... no doubt about it
そして彼女はとてもウキウキしていた...間違いなく自分の身に起こったことに
She isn't sure what she's done
彼女は自分がやらかしていることが信じられなかった
No time to think about what to tell him
彼にどう説明したらいいのか考える間もなく
No time to think about what she's done (and she was)
彼女が今やっていることの意味を話す間もないまま(そして彼女は)

And she was looking at herself
彼女は自分自身を見つめた
And things were looking like a movie
彼女は自分がまるで映画の主人公になったような気がしていた
She had a pleasant elevation
彼女は気持ちよく上昇していった
She's moving out in all directions
彼女は全ての方向から動き去った

(Hey.......)

The world was moving and she was right there with it (and she was)
地上は彼女の足元で動いていた。彼女はまさにその上にいた(そして彼女は)
The world was moving she was floating above it (and she was)
足下の世界が動いていて,彼女はその上の宙(そら)を自分が漂っているのを知った(そして彼女は)
Joining the world of missing persons (and she was)
彼女は行方知れずの人々の列に加わっていった(そして彼女は)
Missing enough to feel alright (and she was)
たとえ誰から知られなくてもこの心地が続けば構わないと感じていた(そして彼女は)

And she was...
そして彼女は...

ノンちゃん雲に乗る/石井 桃子



¥1,620

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「Goody Two Shoes」 (Adam Ant 1982年)



Friend Or Foe/Adam Ant



¥827

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☆ ジャングル・ビートは2つの経路で生まれた。ひとつはロカビリー・リバイバル(ネオ・ロカビリー)がブームとなっていた英国から。ネオ・ロカビリーに関してはブライアン・セッツアーのストレイ・キャッツがちょっとしたアイドル的な人気となったこともあったが,最大の出来事はおよそロカビリーとは無縁なイメージのあったクイーンが「Crazy little thing called love(愛という名の欲望)」を全米No.1にしたことだったかもしれない。ジャングル・ビートのもう一つの流れはチャック・ブラウン&ザ・ソウル・サーチャーズでこれが(ワシントン)DCのシーンから全米に広がった。

☆ アダム・アントがジ・アンツを率いて活躍していた80年代初めの時期はパンク/ニューウエイブとテクノが百花繚乱であり,ブリティッシュ・メタルがハード・ロックに新たな地平線を切り開き始めていた。アンツ解散後のアダム・アントが採った道は少しだけロカビリーの味付けをした「ネオ・アント・ミュージック」だった。これは大当たりで英国のNo.1だけでなく,ビルボードHot100でも最高位12位の大ヒットとなった。

Goody Two Shoes (Adam Ant / Marco Pirroni)



☆ この「感じ」はテクノと東京ロッカーズと博多めんたいビートが(それぞれかなり小さなシーンを)席巻しつつあった本邦ではあまり流行らなかった。特にネオ・ロカビリーを持ち出す前に日本には70年代前半のロックンロール復権期の影響が大きく残っていたからだ(本人の音楽的指向の変化と関係なく矢沢永吉であり,それよりは正統的に引き継いでいたジョニー大倉であり,クールスであり勿論ダウン・タウン・ファイティング・ブギウギ・バンドもその水脈に繋がっている)。

☆ だからこれを取り上げたのはニュー・ミュージックの中でも南佳孝(ただし彼のフィルターを通しているので中身が消化されている)だったり,大澤誉志幸(ただしソロ・アーチストとしてではなくエキゾチックスを通しての沢田研二への曲提供として)だったりということになるだろう。

エッセンシャル/アダム&ジ・アンツ



¥1,836

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☆ でもネオロカ(ビリー)といっても,基本はエルヴィス(プレスリー)の時代の由緒正しいロケンロールをアップデイトしたという感が強い。アダム・アントのこの曲はそういう切り口で聴いてみるとモダン・ロカビリーの1作であると思うし,音楽は単純にリバイバルさせるのではなく,こういうアップデイトが必要なのだと思う。



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「One Of These Nights(呪われた夜)」(イーグルス 1975年5月19日)



呪われた夜/イーグルス
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(初出:2015年7月26日に大幅追加)
☆ 今までに何度か話した話で,またかと思った人はそこでお終い(笑)。「呪われた夜」がビルボードで1位を取った頃,1975年の8月のことだが,毎週土曜か日曜の夜23時30分だったかにビルボードのチャートを紹介する番組があった。ジーンズの会社がスポンサーだったと記憶している。ジーンズ⇒アメリカン・カジュアル⇒全米チャート。なかなかいい流れだ。日曜には24時からキャッシュ・ボックスのチャートを紹介するFM番組もあってチャートマニアにはチェックタイムだった。言い換えればこれらの番組は洋盤屋で貰う数週間遅れのビルボードHot100のポップと共に,その当時ポピュラー音楽(有り体に言えばロック)に目覚めた子供には先生や教科書のようなものだった。

☆ 当時の洋楽曲には邦題がつくことが多かった。各レコード会社洋楽(宣伝)部の腕の見せ所である。タイトルも仮題がついてギリギリで変わるということもあった。ポップに載っている曲名には(仮)なんて書いてあることもあるから,その変遷が知れて興味深くもあった。イーグルスの「呪われた夜」は仮題は「忘れ得ぬ一夜」だったかと思う。件のチャート番組ではずっと仮題で紹介され,1位になった週にいきなり題名が「呪われた夜」になった。怪談の季節に冗談じゃないかと思ったが,どうも曲の出だしの One of these crazy ol' nights から来た題名のように思われた。

☆ ちなみにこの曲の前後のNo.1は「ザ・ハッスル」(ヴァン・マッコイ&ソウル・シティ・シンフォニー)と「ジャイブ・トーキン」(ザ・ビージーズ)。ヴァン・マッコイもビージーズのギブ3兄弟も,そしてグレン・フレイまで故人になってしまった。月日の過ぎるのは早いが,人は死して作品は残るとも言える。Wikipedia英語版を見るとフライはアル・グリーンやスピナーズといった70年代ソウルのテイストをバンドに持ち込もうとしていて,おそらくドン・フェルダーの加入もそこにポイントがあった(残念なことにそれは同時にバーニー・リードンをバンドから遠ざける結果となった)。実際この曲のクレジットはヘンリーとフライになっているが,イントロから延々と最後まで続くフェルダーのおどろおどろしいギターはこの曲の邦題を「呪われた夜」にした決定的要素のようにも思われる。


One Of These Nights (Don Henley, Glenn Frey)



One of these nights
それはありふれた夜だった
One of these crazy old nights
いつもと変わらない暑苦しい夜のことだった
We're gonna find out
ぼくらは見つけ出したのさ
Pretty mama
素敵な女性の本性ってものを
What turns on your lights
部屋の明かりをすっかり消した後にね

The full moon is calling
満月は狂おしく何かを呼び出し
The fever is high
熱気は高まっていた
And the wicked wind whispers
そして邪悪な風が囁き
And moans
呻き声をあげるのさ

You got your demons
君は自分の中の悪魔たちを呼び覚まし
You got desires
その欲望の虜になる
Well, I got a few of my own
だけどぼくの中にも同じ気持ちがあったのさ

Oo, someone to be kind to in
ああ,何者かが目を凝らしている
Between the dark and the light
暗闇と光との間で
Oo, coming right behind you
そう,君の背後に近づいてくるのさ
Swear I'm gonna find you
ぼくは誓うよ,君をちゃんと見出すと
One of these nights
この狂った夜の中でも

One of these dreams
それはありふれた夢だった
One of these lost and lonely dreams
ただの虚しい一夜の夢だった
We're gonna find one
ぼくたちがそれを探し当てた時には
One that really screams
夢の終わる叫び声だけが残されていたけれど

I've been searching for the daughter
ぼくは悪魔じしんが娘と呼ぶ
Of the devil himself
その人を探し続けていた
I've been searching for an angel in white
それは天使のように無垢な人でもあったのだ
I've been waiting for a woman who's a little
ぼくはその人にはその二つの面があることを知りながら
Of both
彼女が現れるのを待っていたけれど
And I can feel her but she's nowhere
そしてぼくは一瞬その姿を見たけれど
In sight
直ぐに見失ってしまったのだ

Oo, loneliness will blind you
ああ,孤独が君を盲目にする
In between the wrong and the right
正邪の間でいつのまにか
Oo, coming right behind you
そう,君の背後に近づいてくるのさ
Swear I'm gonna find you
ぼくは誓うよ,君をちゃんと見出すと
Get you one of these nights
この狂った夜の中でも,ちゃんとね

One of these nights
忘れ得ぬ一夜
In between the dark and the light
暗闇と光との間に佇む
Coming right behind you
君の背後に近づいてくるのさ
Swear I'm gonna find you
ぼくは誓うよ,君をちゃんと見出すと
One of these nights
この狂った夜の中でも

One of these nights
ありふれた,でも,呪われた夜
I can feel it
ぼくには感じられるのさ
I can feel it
感じられるのさ

One of these nights
この呪われた夜
Coming right behind you
君の背後に近づいてくるのさ
Swear I'm gonna find you
ぼくは誓うよ,君をちゃんと見出すと
One of these nights...
この狂った夜の中でも...[etc.]

☆ どうでもいい話だがこの曲がヒットしているのを聴いたスティーリー・ダンの二人は彼等の作品(『The Royal Scam』8曲目の"Everything You Did")の歌詩に「turn up the Eagles, the neighbors are listening(周りに聞こえるからイーグルスの曲のボリュームを上げろ)」という一節を入れた。Wikipedia英語版の『The Royal Scam』の解説でグレン・フライが言うには「当時ウォルター・ベッカーが付き合っていた女性がイーグルスのファンだった」そうだから。ただしフライとヘンリーはこのことを面白くは思っていなかったようで「ホテル・カリフォルニア」の歌詩の中に「They stab it with their steely knives but they just can't kill the beast (彼等はスティーリー(金属製)のナイフで何かを切り刻んでいたが,それは動物ではなかった=人の心を傷つけていた)」と書いてやり返している。


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「(Hey Won't You Play) Another Somebody Done Somebody Wrong Song (心にひびく愛の歌)」(B.J.トーマス 1975年1月)



☆ 「雨にぬれても」(『明日に向かって撃て!』の主題歌 1969年リリース70年のNo.1ヒット)や「ロックン・ロール・ララバイ」(1972)で知られるB.J.ことビリー・ジョー・トーマスの1975年4月のNo.1ヒット。括弧部分を含む最も長い曲名(かつNo.1ヒット)として知られている。B.J.にとってはカントリーやアダルト・コンテンポラリーチャートでも1位になったことからこの作品が最大のヒット曲と言って良いと思う。

(Hey Won't You Play) Another Somebody Done Somebody Wrong Song (Larry Butler, Chips Moman)



☆ 曲は「雨にぬれても」にもどこか通じるカントリーテイストに溢れており,この曲がアメリカでヒットしている頃はピンと来なかったのだが(苦笑),You Tubeに掲載されている歌詩を見ると一見何だか意味の分からないこの邦題が詩の内容を上手く捉えたものであることが分かる。

Raindrops Keep Fallin' On My Head(雨にぬれても)
(Hal David, Burt Bacharach)


☆ この曲は2月1日に99位でビルボードHot100に登場し,4月26日にトップになった。登場13週目のことだった。ちなみに直前のNo.1ヒットはエルトン・ジョン・バンドの「フィラデルフィア・フリーダム」で,もう一つ前のNo.1ヒットはミニ・リパートンの「ラヴィング・ユー」である。何とも名作揃いの1975年4月チャートだ。

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タクシーの中で聴いたジョー・ジャクソン



ナイト・アンド・デイ/ジョー・ジャクソン



¥1,851

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☆ 田舎者が上京するきっかけは就職というのがその時代の通り相場で,就職(内定)のために上京した晩,先輩のご厚意で会社の寮に泊めていただくことになった。その日は遅くまで内定のお祝いのような宴会があり渋谷に着いた時には終電が出ていたのか終電直前の「夜のラッシュ・アワー」だったかで,自分たちも酔い潰れに近かった先輩のご厚意(我々「内定者」はそれしか頼るものがなかった)でタクシーに乗って井の頭通り(就職後に上京して分かった)を寮に向かうことになった。その夜のたぶんTBSラジオでかかっていた当時のヒットナンバーがジョー・ジャクソンの「ステッピン・アウト」だった。

Steppin' Out (Joe Jakson 1982年9月)



☆ 『ナイト・アンド・デイ』のLP盤はA面が「ナイト・サイド」でその最後にこの曲がある。「ナイト・サイド」は5曲がノンストップになっているので,CDで聴くと4曲目の「ターゲット」のコーダにこの曲のイントロのリズム・ボックスが被っていることが分かる。ここに載せたYouTubeは東京や横浜の夜景を選んで作っているが,ここに映っているものの半分足らずしかまだ現実に無かった1982年の夜でさえ,この曲は東京の平日の夜に似合っていた。

☆ 昔,何回か書いたように,こうして夜の街(の世界)に踏み出していくんだなという感覚がその当時も(そういうことと縁の全く無くなった)今も自分の中には残っている。

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The Clash 「Safe European Home」(1978年11月10日=アルバムリリース)

動乱(獣を野に放て)動乱(獣を野に放て)
(2005/11/23)
ザ・クラッシュ

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Safe European Home
(STRUMMER, JOE / JONES, MICK / SIMONON, PAUL / HEADON, TOPPER)


Well, I just got back an I wish I never leave now
ああくそ,やっと戻って来られたぜ。そして今は二度とこっから離れたかない気持ちだぜ
(Where'd you go?)
(どこ行ってたんだよ?)
Who that Martian arrival at the airport, yeah?
あの火星人来襲みたいな空港の騒ぎはどいつの仕業なんだよ,ええっ?
(Where'd you go?)
(だからどこ行ってんだよ?)

How many local dollars for a local anesthetic?
たく,どんだけ闇ドルや闇クスリがはびこっていやがるんだか?
(Where'd you go?)
(だからどこ行ってんだよ?)
The Johnny on the corner was very sympathetic
あそこの角にいたヤローも妙に馴れ馴れしかったりしてさ
(Where'd you go?)
(だからどこ行ってんだよ?)

I went to the place where every white face
おれが出掛けた先は白人の顔を見たら
Is an invitation to robbery
何かをふんだくってやろうと思いつくような連中の巣だったのさ
An sitting here in my safe European home
この大欧州の安らぎの家に戻れて座りながらこう思うのさ
Don't wanna go back there again
あんな場所にはもう二度と戻るかってね

Wasn't I lucky, wouldn't it be lovely?
おれは幸運だったし,そりゃ素敵なことだったとでも言うのかよ?
(Where'd you go?)
(どこ行ってたんだよ?)
Send us all cards and have a lay in on Sunday
あらゆるカードを配って寛ぎの日曜日にでも送り出されたって言うのかい?
(Where'd you go?)
(だからどこ行ってんだよ?)

I was there for two weeks, so how come I never tell now
おれはあそこに2週間もいたんだぜ,どれだけその時のことを話したくないか分らねえだろ?
(Where'd you go?)
(だからどこ行ってんだよ?)
That natty dread drinks at the Sheraton Hotel, yeah?
(Where'd you go?)
ドレッドロック流の飲み物をシェラトン・ホテルで優雅にいただきましたなんてことだってえのか?

I went to the place where every white face
おれが出掛けた先は白人の顔を見たら
Is an invitation to robbery
何かをふんだくってやろうと思いつくような連中の巣だったのさ
An sitting here in my safe European home
この大欧州の安らぎの家に戻れて座りながらこう思うのさ
Don't wanna go back there again
あんな場所にはもう二度と戻るかってね

Ah-ah, ah-ah, ah-ah

They got the sun and they got the palm trees
そこには輝く太陽や椰子の木なんてものも確かにあったさ
(Where'd you go?)
(どこ行ってたんだよ?)
They got the weed and they got the taxies
マリファナ煙草もタクシーも使い放題だったぜ
(Where'd you go?)
(だからどこ行ってんだよ?)

Whoa, the harder they come and the home of ol Bluebeat
だけどよ,あそこが「ハーダー・ゼイ・カム」の舞台でブルービートの故郷だとしても
(Where'd you go?)
(どこ行ってたんだよ?)
I'd stay and be a tourist but can't take the gun play
おれはしがないただの旅行者でありたかったんで,ドンパチ騒ぎに巻き込まれに来たわけじゃないんだ!
(Where'd you?)
(ん?)

I went to the place where every white face
おれが出掛けた先は白人の顔を見たら
Is an invitation to robbery
何かをふんだくってやろうと思いつくような連中の巣だったのさ
An sitting here in my safe European home
この大欧州の安らぎの家に戻れて座りながらこう思うのさ
Don't wanna go back there again
あんな場所にはもう二度と戻るかってね

What? Rudie come from Jamaica, Rudie can't fail
ああ?ジャマイカから来たおまいら,そこの与太者ども,しくじるんじゃねえぞ
Rudie come from Jamaica, Rudie can't fail
Rudie come from Jamaica, 'cause Rudie can't fail
Rudie come From Jamaica, Rudie can't fail

Rudie, Rudie, Rudie, Rudie, Rudie, Rudie, Rudie can't fail
Rudie, Rudie, Rudie, Rudie, Rudie, Rudie, Rudie can't fail
A-Rudie loot and a-Rudie shoot and a-Rudie come up then back down

Rudie, Rudie, Rudie, Rudie, Rudie, Rudie, come up then back down
Rudie, Rudie, Rudie, Rudie, Rudie, Rudie, Rudie cant fail
Rudie, Rudie, Rudie, Rudie, Rudie, Rudie, Rudie he cant fail

Nice guy European home
イケメンの欧州の家
Explosive European home
爆弾テロの欧州の家
And twenty-four Track European home
24トラックの欧州の家
[Incomprehensible]
[その後の歌詩は解読不能につき省略]


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☆ この作品はザ・クラッシュのセカンド・アルバム『Give 'em enough rope(動乱(獣を野に放て))』の1曲目の曲である。ただし1978年もしくは79年に米国でクラッシュの初アルバムとしてリリースされた盤は曲順が異なっていたと記憶している。世の中には歌詩を誤解される作品がある。典型なのは今世紀の初めごろにアメリカのネオコン(新・保守派)団体がよりによってザ・フーの「Won't get fooled again(無法の世界)」を「反革命の作品」として称賛した(考えるまでもなくピート・タウンゼントにとってこれ以上の屈辱はなかったと思われる)ことだろうが,この曲も字面だけ追えばクラッシュは「白い暴動(シングル)」で黒人(主にロンドン在住のジャマイカ人)たちとの連帯を歌っていたくせになんだこの歌詩は...となってしまう。それが誤解であることは曲の最後に繰り返される歌詩からも明白である。ただし贔屓の引き倒しにならないように付言しておけば,クラッシュが揶揄したのはアメリカ合衆国だけではなく,この曲にはジャマイカでの(主に)ストラマーの個人的な体験も大いに影響しているということだ。歌詩を訳すときにはそのことをかなり考慮して相当「ひん曲がった」訳にしているが,これはいつもの流儀である。

※ ちなみにこの曲の中にボブ・マーレイ&ザ・ウエイラーズ(natty dread)とジミー・クリフ(the harder they come)の作品名が出てくる。

☆ このアルバムを発売することで,クラッシュはパンクの初期衝動依存症を綺麗に脱した。もっともそのことはパンク=初期衝動=ソリッドなビートという図式をドグマ(教義)のようにしていた一部のパンク・ファンにとっては「裏切り行為」以外の何でもなかった。ぼくはこの曲はクラッシュのそうした「パンクという様式(スタイル)」に対する爆破行為だと感じた。破壊衝動ではなくスタイル自体を破壊することでクラッシュはパンクでありながらポスト・パンクの道を進み始めた。たとえ音的に「ハード・ロックとどこが違うんだ」と揶揄されたとしても「こんな歌詩のハード・ロックを知っているか?」と訊き返すことが答えになっただろう。実際に『Give 'em enough rope』は畳み込む最初の3曲につづいてガラッとムードを変えていく。そのバリエイションは彼等の記念碑になる『London Calling』へと繋がっている。

☆ クラッシュがこの曲を発表した1978年暮れの欧州では至る所で赤色テロが横行していた。赤色テロとは本邦で言うところの新左翼系過激派による誘拐や爆破行為である。今ではイスラム原理主義者の専売特許のように思われているこうした行為が,まだ東西冷戦体制が有効であったこの時代にはむしろ欧州内の問題として存在したのである。この曲を現代(2010年代)の情勢に合わせて読み直せばそういうことになるが,極右だった家族の死がきっかけで極左に転じたジョー・ストラマーにとって打倒すべき敵は資本主義的帝国主義(この時代の帝国主義は金融資本主義である点で今の新・帝国主義=佐藤優に類似するが,やはり東西冷戦というバックグラウンドと西側・東側のムスリムへのコミットメントの差は考慮すべきである)だったので,曲の背景にはそれらの総本山である米国(をはじめとする西側諸国)の支配者達への嫌悪感が流れている。

☆ もうひとつ指摘しておくなら,ストラマーとジョーンズが作った「クラッシュの音」の指向性にはベーシックな部分でモット・ザ・フープルがあることをこの曲から再確認させられるということだ。『Mott(革命)』と『The Hoople(ロックンロール黄金時代)』の後期2作からの影響を濃く感じさせられる。もちろんそれが『ロンドン・コーリング』でのガイ・スチーブンス(モット・ザ・フープルのアルバムプロデューサー)の起用に繋がるのだが,それだけでなく「バイオレンス・ロック」の異名を取った彼等の音楽的破壊衝動をパンク/ニューウエイブ・シーンの中に再現しようという試みがこのアルバムの前半にある。モット・ザ・フープルの影響は意外に広く,クイーン(彼等のヘッドライナーとして一緒にコンサートツアーを行った)が代表的だが,意外なところではRCサクセションを挙げておける(さてどこでしょう?)。いろんな意味でモット・ザ・フープルは再評価が必要だと思う。

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Whatever Gets You Through The Night(ふたたび)



☆ 外国のポピュラーソングに興味を持ち始めた頃に,ビートルズはいなかった。ビートルズが解散したのは大阪万博が始まって直ぐのことで,その頃は外国のバンド(ロックという言葉も知っていたかどうか怪しい)の「事件」よりも野球やレスリングの漫画(今で言うアニメ)の方が大事だったから仕方がない。

☆ 1970年代に入るとビートルズ再結成という言葉だけが喧(かまびす)しかった。4人はそういう外野と関係なく,いろんな作品を届けてくれた。敢えて個別の順位は言わないが,この曲(「真夜中を突っ走れ」)がリアルタイムで聴けたことは幸せだったと思う。ロック音楽自体が一種のテンペストのように襲いかかって来たこと。その音楽に塗(まみ)れるのはとても幸せだったこと。これだけは生きている間にいくら言っても言い尽くすことはないのだろうと思う。

☆ 以前にも言ったことがあるが,大滝(詠一)さんがよく言っていた「早いビートに載せて朗々と歌う」という黄金律がこの曲にもあるような気がする。ボビー・キーズのサックスは確かに薄闇をぶち破る感覚があるし,この一音で全ての空気を変えてしまう。そこからドヤドヤとなだれ込んでくる豪快なロケンロールは邦題の通り最後まで「突っ走って」いくのだが,ヴォーカルの言葉数(かず)が少ないことが「朗々と」いうイメージを呼び起こしている。

☆ 同じような方法論はブルース・スプリングスティーンの「明日なき暴走」にも取り入れられている。ボスはあの曲を幾つかの要素で構成しているので,見かけと違ってこの曲ほどシンプルではない。むしろ考え抜いて作り込んだ末に「自然に」ロックしているような演奏に仕上げている。それはもちろん方法論であってギミックではないが,ジョンとエルトンやこの曲のパーソネルは,まるでジャムセッションから1曲の構想を得てそれを仕上げていったかのように,もっとぶっきら棒な演奏になっている。たぶんその「自然さ」は作り込んだものではなく,まぐれの産物であるように感じる。だからこの曲は恰好よいのである。

Whatever Gets You Through The Night (John Lennon)




☆ ヴォーカルを含むすべての楽器がてんこ盛りのフルスピードなのだ。たぶんそこが格好良いのだろうと思う。

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「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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