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Singlle's Review(20) 「サンシャインロマンスcwティアドロップ」 (オリジナル・ラブ 1993年5月7日)
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☆ オリジナル・ラブという言葉を最初に使ったのはフィーリーズだった。
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↑使い古されたギャグだが,「WEEZER」の色違いジャケットでは無いので,念のため。
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☆ だけど,PANTAがマザーズのアルバムを見て「頭脳警察」という名前を思いついたのと同じくらい,田島貴男がフィーリーズの曲から「オリジナル・ラヴ」というバンド名を思いついたことは評価に値する(^o^)。
☆ 「サンシャイン・ロマンス」はオリジナル・ラブにとって4枚目のシングルで,この曲にもカシオのタイアップがついてテレビでも良く流れていた。この時期のオリジナル・ラブは,木原龍太郎の歌詞に田島貴男が曲を付けるというコンビネーションが中心となり,初期のアーバン・ブラック路線を残しつつ,作品至上主義(田島)の輝きを増していた時期でもある。次のシングルが「接吻cw微笑みについて」で,日本テレビのドラマの主題歌としてブレイクし,その勢いは初期の頂点を極める『風の歌を聴け(Celeblate Your Life)』へ繋がっていく。当時は『月刊カドカワ』でも特集されたりして(持ってるのだが^^;),ブームになっていた。
☆ 当時のOL(1998年に田島自身がそう命名した)のような音を「渋谷系」と呼んだのも懐かしい。もっとも田島自身は渋公(あの時はCCレモンはただの飲み物だった)のライブで「オレは渋谷系じゃねえ」と叫んでいたらしいから,僚友である小西康博はまだしも彼の後釜である野宮真貴とか,小山田君と小沢君なんかとは一緒にされたくなかったらしい。その真意はデビュー前のOLの自主制作盤とフリッパーズ・ギターの相似形を知っている人には理解されよう。
☆ オリジナル・ラヴは,デビュー盤がビートルズの『The Beatles(White Album)』みたいなごった煮だったのに対してセカンドの『結晶』はクラブシーンの投影を残しつつ「ヴィーナス」のようにハッキリポップを意識した作品を提供し始めた。それは木原=田島という分業が成功したことにもよる。ここに田島の「作品至上主義」のベースが完成し,その成果はメンバー自身の交差を経ながら第三作『eyes』に結晶する。これはアルバムからの先行シングルであり,B面はアルバム収録されなかったが,そうした方向性を確かに示したものだった。
☆ 5分を超える長さが気持ち良く流れていく。おそらく車に積まれることを意識したであろう解放的なサウンドは,前作「ヴィーナス」の持っていた一瞬の翳りを綺麗さっぱり払拭して,ぎらつくような暑い,熱い太陽の下に誘い出す。そしてバンドとしてのオリジナル・ラヴが最も充実した演奏をしたのもこの曲(や「いつか見上げた空に」のようなこの時期の諸作品)だったかもしれない。
☆ B面「ティアドロップ」は「隠れた名曲」としてよく知られている。作品のクオリティではA面に軍配が挙がるが,このA・B面の組み合わせは滅多にない極上の作品だと思う。どちらも基本的に16ビートで叩き込んでいるのにポップなA面とバラードの要素を持つB面とが対になり(曲の長さもほぼ同じ)オリジナル・ラヴの考えるシングルというイメージを描き切っているところが美事だ。
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テーマ:Single's Review - ジャンル:音楽






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