2017-04

「It's a Shame」 (The Spinners 1970年6月11日)


初出:2008年4月28日



IT'S A SHAME (Composed By Lee Garrett/Stevie Wonder/Syreeta Wright)



It's a shame, the way you mess around with your man
なんてみっともないんだ,君が僕の心を引っかき回すそのさまは
It's a shame the way you hurt me
なんて恥ずかしいことなんだ,君が僕の心を傷つける仕打ちは
It's a shame, the way you mess around with your man
なんて恥ずかしいことなんだ,君が僕の心を引っかき回すそのさまは
I'm sitting all alone, by the telephone
僕は家に戻り,電話の前の椅子にボンヤリ座って
Waiting for your call, when you don't call at all
君からの電話を待ち続けているというのに,鳴る気配すらないんだ

It's a shame (shame) the way you mess around with your man
なんてみっともないんだ(みっともない),君が僕の心を引っかき回すそのさまは
It's a shame (shame) the way you play with my emotions
なんて恥ずかしいことなんだ(恥ずかしい),君が僕の気持ちをもてあそぶそのさまは
It's a shame (shame) the way you mess around with your man
なんて恥ずかしいことなんだ(恥ずかしい),君が僕の心を引っかき回すそのさまは
You're like a child at play, on a sunny day
君はまるで晴れた日に新品のおもちゃをあてがわれた子供みたいだよ
But you play with love, and then you throw it away
最初は熱心にそれを玩(もてあそ)んで,飽きてしまったらその辺に投げ捨ててしまうんだ

Why do you use me, try to confuse me
君は僕をどうしたいんだ,僕の心をかき乱したいだけなのか
How can you stand, to be so cruel
君のやっていることを思うと僕の心は狂おしくなってくる
Why don't you free me, from this prison
僕を解放してくれないか,この恋の監獄から
Where I serve my time as your fool
僕が自分の時間の全てを君の愚かな僕(しもべ)として差し出しているこの場所から

It's a shame (shame) the way you mess around with your man
なんてみっともないんだ(みっともない),君が僕の心を引っかき回すそのさまは
It's a shame (shame) the way you hurt me
なんて恥ずかしいことなんだ(恥ずかしい),君が僕の心を傷つける仕打ちは
It's a shame (shame) the way you mess around with your man
なんて恥ずかしいことなんだ(恥ずかしい),君が僕の心を引っかき回すそのさまは
I try to stay with you, show you love so true
僕は何とかして君の側(そば)に行って,君への愛が真実であることを教えたいのに
But you won't appreciate, the love we try to make
だけど君は何ひとつ認めようとしないのさ,僕達が育んでいこうとするこの愛を

Oh, it's got to be a shame
ああ,なんて恥ずかしいことだろう

Why do you use me, try to confuse me
君は僕をどうしたいんだ,僕の心をかき乱したいだけなのか
How can you stand, to be so cruel
君のやっていることを思うと僕の心は狂おしくなってくる
Why don't you free me, from this prison
僕を解放してくれないか,この恋の監獄から
Where I serve my time as your fool
僕が自分の時間の全てを君の愚かな僕(しもべ)として差し出しているこの場所から

Got to be a shame (shame) the way you mess around with your man
なんてみっともない(みっともない),君が僕の心を引っかき回すそのさまは
Ohhh, it's a shame (shame) the way you hurt me
ああ,なんて恥ずかしいことなんだ(恥ずかしい),君が僕の心を傷つける仕打ちは
It's a shame (shame) the way you mess around with your man
なんて恥ずかしいことなんだ(恥ずかしい),君が僕の心を引っかき回すそのさまは
You've got my heart in chains, and I must complain
君は僕の心を鎖につないでいる,僕は不満を申し立てるべきなのさ
I just can't be content, oh look at (muttering)
僕は現状に甘んじたりしていない,よく見て欲しいんだ(不平を言うさまを)

Got to, got to, be a shame
ホントに,ホントに,恥ずかしいったらありゃしない...

↓ G.C. Cameronの素晴らしいパフォーマンス!



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恋とはどうしようもないもの(第二夜)





Angie (Jagger/Richards)



☆ ストーンズにもバラードの佳曲がいくつかあって,「悲しみのアンジー」はその頂点に立つ作品かもしれない。シングルは1973年8月20日にリリースされ,2か月後の10月20日にビルボードHot100のNo.1となった。同時期のNo.1にはグラディス・ナイト&ザ・ピップスの代表曲「夜汽車よジョージアへ(Midnight Train to Georgia)」などがある。Wikipedia(日本版/英語版)の解説によると,「アンジー」のモデルとなった特定の女性はいないとのこと。ちなみにこの曲が出来た時期に生まれたキースの娘の名前もアンジェラだという。

☆ 曲のポイントとなるのはニッキー・ホプキンスの弾くピアノとニック・ハリソンのストリングス・アレンジだ(後者はもしかして井上陽水『氷の世界』のアレンジをしたヒトではないか?)。しかし今回のテーマは歌詩の主題。曲を聴いただけで原題に「悲しみの」と付け加えた本邦(当時のディストリビューションはワーナー・パイオニア)スタッフのセンスの良さに脱帽したい。こういうシチュエイションは恋愛ソングの定番である。今さら偉そうに言う話でもないが恋愛ソングには①上手く行く系②上手く行かない系があって,ポピュラー・ソングでは②の方が優勢である。なにせ「トーチ・ソング(失恋💔ソング)」なるジャンルが密かに存在するくらいであるから。そういう曲が人口に膾炙していく理由は,やはり人間が「感情の動物」であって,失恋や上手く行かない恋愛の苦しみの方が人の心をより揺さぶるからだろう。このシチュエイションに近いのはそういうハードな状況から抜け出す(あるいは立ち向かう)というものであって,以前にもスプリングスティーンやボン・ジョヴィで紹介したとおりである。

☆ この曲のシチュエイションは色々読める。当時のゴシップネタに沿って不倫ソングとも読める(少し前にオリジナル・ラブ「アイリス」について触れた)。あるいは次回以降に紹介する身分差恋愛系の匂いもする。いずれにせよ本人たちは燃え上がっているのだが,周囲に強力な障害が立ちはだかっており,先行きは上手く行きそうもない気配が濃厚な時,こういう作品が生まれる。そして「アイリス」の時に述べたように,曲の主人公たちの純粋さは周囲や世間の判断や評価とは別に,純粋であるがゆえにそうした「世間的なもの」を超えた何者かが(ちょうどザルツブルクの小枝の結晶が大きくなっていくように),この曲を(利害関係なく)聴く者の心を揺さぶるのである。

PS.「悲しみのアンジー」の歌詩の「引用」例には甲斐バンド「安奈」がある。あれはあれで上手く引用していると思う。


↑ これはまあ「アンジー」の話に引っ掛けた「お約束」。この時点でキャリアに比べかなり高い評価を得たことが彼女にとって吉と出るか凶と出るかは,今からさらに15年くらい先に振り返らないと分からないのではないかと素人目には思う。

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恋とはどうしようもないもの(はじめり)




☆ スタンダールの『恋愛論』の話を聞いたのは,高校の現国あたりだったと思う。もちろん有名なエピソード(出版された当時は全然売れなくて,作家が「この本の進化は百年経たないと分からないだろう」と悔しまぎれに言ったことが現実化して古典になったという,あの話)もその時に聞いた。後年,その本を読んでみて,いちばん印象に残ったのは,これもまた有名な「ザルツブルクの小枝」の話。岩塩が結晶作用で大きくなることを人が人を恋する気持ちに譬えたあの話だ。今頃になって振り返ってみれば化学(自然科学)の視点を心理(人文科学と自然科学の境界)に持ち込んだこと自体が,啓蒙思想(ユマニズム)の本家たるフランス人の面目躍如という気がしないでもないけれど,そういう小理屈は抜きにしても(苦笑)この洞察は当を得ているし,やっぱり「恋愛上手はフランス人かな」と危うく思わせるところもある(爆)。

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☆ このカテゴリ名は当然ザ・ルースターズの曲名から来ている。これもどうでもいい話なのだが,「古典はそれが生まれた時代には最新の流行である(ただし上述のスタンダールの例を見るまでも無く,学術・芸術を中心に例外もまた多い)」という当たり前のことをぼくたちは忘れてしまう。あるいは学生の時に「勉強」させられるために,そう思えなくなってしまう。これは残念な話でもある。そして恋とはそのかなりの部分が「どうしようもないこと」で終わってしまうものであることは,古代ギリシアであろうが中世であろうが,近世(ロココ時代のフランスとか江戸時代とか基本的に場所は選ばない)であろうが変わらない訳で,例えば本邦の古典で言えば源氏や伊勢は明らかに「恋とはどうしようもないもの」の文脈の下にある(はずだ)。分からないのは当時の人が使った言葉が今のぼくたちのそれとは大きく異なっているからに過ぎな(。式部や伊勢の作者に今の若い人が面と向かって「ヤバい」と言っても彼らはキョトンとするだろう。どこの宇宙の言葉かと...)。






☆ 次はここから始める。

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「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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