FC2ブログ

2019-12

「Stayin' Alive」(Bee Gees 1977年12月13日)



初出:2009年1月12日
Saturday Night FeverSaturday Night Fever
(2007/07/31)
The Bee Gees

商品詳細を見る


☆ たまたま『Saturday Night Fever』を代表する曲のひとつであったために極めて不当に評価されているこの曲は,あらゆる意味で革新的な一曲だった。勿論,1975年に「Jive Talkin'」で全米No.1を獲ったことがビージーズのディスコ路線を決定的にしたのは事実であり,その線上でのアプローチは翌年の「You should be dancing」の1位で確立されていたとは言える。当時,全米チャートから彼らのこの路線変更を知っている者にとって「Stayin' Alive」というのは当然のヒットであり,そのことがこの曲の当面の評価を定めてしまったと言えるかもしれない。一方でビージーズとマーク・レスター(映画:「小さな恋のメロディ」の主役)がいまだに頭の中でリンクを貼っていた古くからの「洋楽ファン」にとってビージーズのこの行為は「売れ線ディスコ路線に魂を売った行為」でしかなく,彼らは最初それを罵りその後無視した。

☆ 後者には相変わらず「How Deep Is Your Love(愛はきらめきの中に)」(77年末のビルボード・アダルト・コンテンポラリーチャートで1位を走っていた)のような曲が用意されていたのだが,いかんせんシングル・カットの順番から,彼らが最初に「耳にした」のはこの曲であり,そういう煩(うる)さ方は「失われた愛の世界」のような曲を聴いて初めてホッとする事になる(笑)。

☆ この曲の革新性は,ファンク/ディスコとメロディ/ハーモニーの完璧な融合にある。それはラップにしてもおかしくない速さと,それを難なく歌いこなす力量,フィリップ・ベイリー(E,W&F)も顔負けの強力なファルセット...言い換えれば70年代の黒人音楽が持つ要素の全てを取り入れ,綺麗に消化した上で,ただのパロディではなく,彼らなりのリスペクトをこめたアンサーとしている点と言い換えられるだろう。それは70年代中盤以降の黒人音楽と白人音楽とのクロスオーヴァー(AOR)のコア(核)でもある。たまたまそれがディスコの時代(ディスコの白人化,世相風俗化,流行)にピタッと照準を合わせたことから巨大な相乗効果を生んだのである。

☆ 「Saturday Night Fever」自体は,例えばその7年後に封切られたPrinceの「Purple Rain」同様,ごくありふれた(映画評論家様がB級と呼ぶ)映画である。ストーリーも平凡,ダンスのシーンも今から思えば古典的だ(と踊れもしない者が書いても説得力が全然ないが)。しかし当時の「ディスコ」がどういう場所であったかを知るには格好の材料だった。全然関係ないように思われるかもしれないが,この映画の時代(1977年)の夏にはニューヨークは歴史に残る「大停電」に見舞われ,市の財政は破綻寸前だった(昨今の比ではない)。その閉塞感が当地の「ディスコ・ブーム」の根底にあり,それは「ご教訓」めいた映画の終わり方の背景に隠れたトーンでもある。

☆ つまり1977~78年の「ディスコでフィーバー(ほぼ日本語^^;)」は,そういった「時代の渇き」に対して出された「飲み物」であり,大人しくて美しい「How Deep Is Your Love」の次に出されたこの曲は,セカンド・シングルでありながら,同時に時代の「渇き」に対して出されたアペリティフとして決定的な意味を持ったのである。

☆ ただこのシングルのレビューとして気をつけてほしいことは,そうした「タイミングの良さ」が,この曲に本来以上の効果を与え,その虚像が作品の持つ本来的な「革新性」を覆い隠してしまったということがずっと見落とされているということだ。レコード時代の商業作品として空前絶後の成功を収めたアルバムの代表曲としてではなく,(例えばディオン以降の)ブルーアイド・ソウルの系譜で1970年代という時代を代表する作品のひとつとしてボズ・スキャッグスの「ロウダウン」やホール&オーツの「Rich Girl」(共に76年)と並ぶ作品であることはもっと評価されてもいいと思う。

GreatestGreatest
(2008/01/13)
Bee Gees

商品詳細を見る



Stayin' Alive (Barry Gibb / Robin Gibb / Maurice Gibb)




Well, you can tell by the way I use my walk,
I'm a woman's man: no time to talk.
Music loud and women warm.
I've been kicked around since I was born.
And now it's all right - it's O.K. -
And you may look the other way.
We can try to understand the New York Times' effect on man.
Whether you're a brother or whether you're a mother,
You're stayin alive, stayin' alive.
Feel the city breakin' and ev'rybody shakin'
and we're stayin' alive, stayin' alive.
Ah, ha, ha, ha, Stayin' Alive.
Ah, ha, ha, ha, Stayin' Alive.

Well now, I get low and I get high
And if I can't get either I really try.
Got the wings of heaven on my shoes
I'm a dancin' man and I just can't lose.
You know it's all right, it's O.K.
I'll live to see another day.
We can try to understand the New York Times' effect on man.
Whether you're a brother or whether you're a mother,
You're stayin alive, stayin' alive.
Feel the city breakin' and ev'rybody shakin'
and we're stayin' alive, stayin' alive.
Ah, ha, ha, ha, Stayin' Alive.
Ah, ha, ha, ha, Stayin' Alive.

Life goin' nowhere. Somebody help me.
Somebody help, me, yeah.
Life goin' nowhere.
Somebody help, me, yeah.
Stayin' Alive

2012年11月8日

サタデー・ナイト・フィーバー スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]サタデー・ナイト・フィーバー スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
(2011/03/25)
ジョン・トラボルタ

商品詳細を見る


☆ むかし大滝(詠一)さんが山下(達郎)さんの「悲しみのJody」(アルバム『メロディーズ』冒頭曲)を称して「日本初のファルセットで歌い通したポピュラー作品」と(本人に)話していたが,ファルセットだけで出来たヒット曲は他に何があるだろうと考えた。有名なところではマイケル・ジャクソンの「Don't Stop Till We Get Enough(今夜はドント・ストップ)」があり,この曲もかなりの部分がファルセットで歌われていることに気付いた。

☆ だが曲をよく聴いていると,ファルセットではなく,地声で歌われている部分がある。

Life goin' nowhere.somebody help me.
Somebody help me, yeah.
Life goin' nowhere.somebody help me, yeah.

この部分の歌詩の「行き場のなさ。誰かに救ってほしいという孤独感」は前段で歌われるダンス・フロアのきらびやかさや踊りなら誰にも負けないという主人公のプライドとは好対照になっている。映画の評価は,ごくありふれたニューヨークのイタリア系青年の青春物語(いわばドイツ教養小説のディスコ時代版)というところだが,だとしてもダンス競技会のシーンには差別の二重構造が垣間見えるし,それが主人公を目覚めさせるという展開が安直だったとしても,単なるその時代の若者風俗を描いただけの作品にはしたくないという制作側の意図を少しは感じることが出来る。ギブ兄弟の歌はその意図をこの部分だけ地声で歌い,コーダの部分で繰り返すことで浮かび上がらせている。

☆ 都会で(貧困の中で)生き抜くこともStayin' Aliveであれば,恋人と今の生活を少しでも良いものにしたいともがくのもStayin' Aliveである。もちろんダンス・フロアの王者として君臨し続けることは文字通りのStayin' Aliveであろう。曲の中に出てくる新聞の名前が大衆紙のポストやデイリー・ニューズではなく高級紙のタイムズであるところにも「そこにある格差(あるいは階差)」を滲ませる小道具としての役割を感じさせる。

☆ 1977~78年はヴェトナム戦争の後遺症が全米に蔓延し,ニューヨークは大停電を経験し,治安も最悪の状態だった。数年後に大学で習った国際公法の教授は,ニューヨークの街を歩く時は必ずジャケットのポケットに低額紙幣を突っ込んでいたという。ホールドアップにあった時,手を挙げて顎で下をしゃくれば泥棒はポケットに手を突っ込んで紙幣を抜いて立ち去るからだ。これを慌てて財布を出そうと胸に手を入れたりすれば(護身用の銃を出されると誤解され)撃ち殺されるということだった。そういう状況も含んでのStayin' Aliveなのである。

☆ 確かにダンス映画,音楽映画,青春映画でありその映画自体が起爆剤になって「ディスコ・ブーム」は頂点へと突き進んでいく。しかし映画自体も含め,後代がもっと複眼的に評価し直すべきものがこの作品にはあるのだと思う。事実上の主題歌としてのこの曲もまた然りだと思う。

スポンサーサイト



テーマ:Musically_Adrift - ジャンル:音楽

「千年紀末に降る雪は」 (キリンジ 2000年11月8日=アルバムリリース)


33
(2000/11/08)
キリンジ

商品詳細を見る


2012年12月30日記
☆ エリザベス女王が "Annus Horribilis(恐ろしくひどい一年)" と漏らしたのは今から20年前(1992年)の年の暮れのことだった。女王はなお健在であるが,わが国にとっての酷い一年は大英帝国のそれに勝るとも劣らないように思う。2012年はどん詰まりだったのか「どん詰まり一丁目一番地」だったのか,それはもっと先になってみないと分からない。

☆ 年の暮れに思い出す曲の一つにキリンジ「千年紀末に降る雪は」がある。この作品もまた「ねじれたクリスマス・ソング」ではあるが,堀米高樹の人物観が良く出ていると思う。

KIRINJI 19982008 10th Anniversary CelebrationKIRINJI 19982008 10th Anniversary Celebration
(2008/12/10)
キリンジ

商品詳細を見る


☆ このベスト盤が高樹、泰行の兄弟別に編まれていることが,今年届いた残念な知らせ(補注:泰行のキリンジ脱退決定)の伏線になったのかどうかは良くわからない。ただ「段ボールの宮殿」から「Drifter」まで一直に伸びた線は,まぶしい。

2013年9月28日記
アルカディアアルカディア
(2000/01/19)
キリンジ

商品詳細を見る


KIRINJI 10th Anniversary~SPECIAL SHOWCACE FINAL @Billboard Live TOKYO


「千年紀末に降る雪は」(作詩・作曲 堀込高樹)

戸惑いに泣く子供らと嘲笑う大人と
恋人はサンタクロース 意外と背は低い
悲しげな善意の使者よ

あいつの孤独の深さに誰も手を伸ばさない
歩行者天国 そこはソリなんて無理
横切ろうとするなんて気は確かかい?
「赤いオニがきたよ」なんて洒落てみるか

遅れてここに来たその訳さえ言わない
気弱なその真心は哀れを誘う
永久凍土の底に愛がある
玩具と引き替えに何を貰う?
My Old Friend.慰みに真っ赤な(ひいらぎ)の実をひとつどうぞ
さあ、どうぞ

砂漠に水を蒔くなんておかしな男さ
「ごらん、神々を祭りあげた歌も、貶める言葉も今は尽きた。」
千年紀末の雪に独り語ちた

君が待つのは世界の良い子の手紙
君の暖炉の火を守る人はいない
永久凍土の底に愛がある
玩具と引き替えに何を貰う?
My Old Friend.慰みに真っ赤なの実をひとつどうぞ
さあ、どうぞ

帝都随一のサウンドシステム 響かせて
摩天楼は夜に香る化粧瓶
千年紀末の雪!
嗚呼、東京の空を飛ぶ夢をみたよ

君が待つのは世界の良い子の手紙
君の暖炉の火を守る人はいない
この永久凍土も溶ける日がくる
玩具と引き替えに都市が沈む
My Old Friend.慰みに真っ赤なの実をひとつどうぞ

知らない街のホテルで静かに食事
遊ばないかと少女の娼婦が誘う
冷たい枕の裏に愛がある
夜風を遠く聞く 歯を磨く
My Old Friend.慰みに真っ赤なの実をひとつどうぞ
さあ、どうぞ

キリンジさん『千年紀末に降る雪は』の歌詞

ムラサキ☆サンセットムラサキ☆サンセット
(2001/11/07)
キリンジ

商品詳細を見る


33
(2000/11/08)
キリンジ

商品詳細を見る


2016年12月24日記
☆ メジャーデビューシングルがクリスマスソングの極南(2016年12月8日参照)だったことと関係があるのかどうかは知らないが,その曲をも超えたキリンジのクリスマス・ソングの極北を2016年のクリスマス・プレゼントの代わりにここに置いておく(笑)。

☆ 堀米高樹がキリスト者なのかどうかは知らないが,この曲の歌詩はサンタクロースやクリスマスの関する伝説に関する高い見識が実は隠れている。最初にユーミン(「恋人はサンタクロース」)が出てくるのはジャブみたいなお約束で(爆),キリンジの歌詩分析サイトの一切を見る前に分かった事だけ書いておこう(自爆)。

↓ 君が待つ世界の良い子の手紙(英文)の書き方
https://eikaiwa.weblio.jp/column/knowledge/santa-claus-letter

↓ 玩具と引き換える意味 ☜ 残念ながらリンク切れでした。
http://www.1xmas.com/about/post.html

↓ 柊(ひいらぎ)の実の意味
http://www.y2asmr.net/xmaskazari.html

↓ 少女の娼婦の意味
http://www.pleasuremind.jp/COLUMN/COLUM006.html

☆ 摩天楼が化粧瓶であった時代は,おそらく山下達郎が「あしおと」を発表した1983年から変わっていないだろうから(そうでないと資生堂に合わせる顔が無いということもあるけれど),三菱地所が「見に行こう」と若い女の子に言わせる前(つまり丸ビルが建て替えられる前)からずっとそうだったのだろう。この曲の舞台は中央通りと晴海通りが交わるあたりにあった歩行者天国以外に考えられないのだけれど,永久凍土には東京砂漠(もちろん前川清時代のクールファイブの曲でバブル期まで某建設会社のテーマソングだった)の比喩であるし(苦笑),最後に沈んでしまう永久凍土は「日本沈没」以外の何でもないし(堀米兄はSF世代の申し子であろうし=苦笑=)。そして曲の最後にそんな状況をあっさり横に置く描写が出てくるところは「Drifer」にも通じている。この最後のあっさりとした冷や水のような歌詩が,コーダの長い余韻を招くのである。まさにクリスマス・ソングの極北と言って良いのだと思う。

テーマ:Musically_Adrift - ジャンル:音楽

「Escape (The Pina Colada Song) エスケイプ」 (Rupert Holmes 1979年)




初出 2008年2月16日
Escape (The Pina Colada Song)(Rupert Holmes)



I was tired of my lady, we'd been together too long.
私は自分の連れ合いと一緒にいるのに飽きてしまって,まあ何年もこうして一緒に暮らしている訳ですから
Like a worn-out recording, of a favorite song.
何て言うか,いくらお気に入りの曲でも,レコード盤が擦り切れるまで聴いてしまったようなもので。。。
So while she lay there sleeping, I read the paper in bed.
最近じゃあ連れ合いが眠り込むまで,ベッドの中でもタブロイド新聞を読んでる始末でして
And in the personals column, there was this letter I read:
そして例の「みんなのコラム」を眺めていて,とある「お誘い」に目が留まったんです。

"If you like Pina Coladas, and getting caught in the rain.
「もしも貴方がピーナ・コラーダをお好きなら,にわか雨に遭うのがお好きなら
If you're not into yoga, if you have half-a-brain.
もしも貴方がヨーガの瞑想に耽るのでないなら,もしも貴方がこのことを頭の隅においてくれるなら
If you like making love at midnight, in the dunes of the cape.
もしも貴方が夜遅くに誰かと愛し合うのがお好きなら,岬に広がる砂丘みたいなところで
I'm the lady you've looked for, write to me, and escape."
私こそ貴方がお探しの淑女ですわ,私に伝言を下さいな,一緒に現実逃避しましょ。」

I didn't think about my lady, I know that sounds kind of mean.
私は連れ合いのことなど何も考えちゃなかったけど,それがちょっと難しそうなことには思えたんです。
But me and my old lady, had fallen into the same old dull routine.
でも私も連れ合いも,毎日同じようなことを繰り返していることに慣れ切ってましてね。
So I wrote to the paper, took out a personal ad.
だから私は思い切って伝言を書いてみたんです,そこに書いてあった宛先に。
And though I'm nobody's poet, I thought it wasn't half-bad.
私には伝言の書き手みたいな文才は無かったけど,自分じゃそこそこの出来だったと思ってますよ。

"Yes, I like Pina Coladas, and getting caught in the rain.
「ええ,私はピーナ・コラーダが好きです。にわか雨に遭うのもね。
I'm not much into health food, I am into champagne.
私は体に良い食べ物のことは苦手ですが,シャンパンのことだったら何とかなります。
I've got to meet you by tomorrow noon, and cut through all this red tape.
良ければ明日のお昼にでもお逢いしませんか,何かを始めるきっかけになるかもしれませんから
At a bar called O'Malley's, where we'll plan our escape."
オマリーの店でお逢いして,現実逃避のプランを練りましょう。」

So I waited with high hopes, then she walked in the place.
私は期待に胸を高鳴らせながらその場所にいました。そしてそこに現れた女性はというと
I knew her smile in an instant, I knew the curve of her face.
私はその女性が微笑みかけた瞬間に,その輪郭を見て誰だか悟ったのです。
It was my own lovely lady, and she said, "Oh, it's you."
何のことは無い,そこにいたのはまさしくあたしの長年の連れ合い。彼女も驚いて言った言葉が「あら,あなたなの」
And we laughed for a moment, and I said, "I never knew"..
私たちは次の瞬間に大笑いしてました。そして私は妻に語りかけました。「いやあ全然知らなかったよ」

"That you liked Pina Coladas, and getting caught in the rain.
「君がピーナ・コラーダやにわか雨に遭うのが好きだったなんて
And the feel of the ocean, and the taste of champagne.
潮の香りを感じたり,シャンパンを味わうのが好きだったなんて
If you like making love at midnight, in the dunes of the cape.
もしも君が誰かと真夜中に愛し合うなら,岬に広がる砂丘のどこかで
You're the love that I've looked for, come with me, and escape."
私が探していた淑女は君だったということだよ。さあおいで,一緒に現実逃避しよう。」

"If you like Pina Coladas, and getting caught in the rain.
「もしも貴方がピーナ・コラーダをお好きなら,にわか雨に遭うのがお好きなら
If you're not into yoga, if you have half-a-brain.
もしも貴方がヨーガの瞑想に耽るのでないなら,もしも貴方がこのことを頭の隅においてくれるなら
If you like making love at midnight, in the dunes of the cape.
もしも貴方が夜遅くに誰かと愛し合うのがお好きなら,岬に広がる砂丘みたいなところで
I'm the love you've looked for, write to me, and escape."
私こそ貴方がお探しのお相手ですわ,私に伝言を下さいな,一緒に現実逃避しましょ。」

↓ サントリーによる「ピニャ・コラーダ」のレシピ及びワン・ポイント
http://www.suntory.co.jp/cgi-bin/wnb/cktl.pl?ID=pina_colada

PS.ピニャ・コラーダが一番最初に出て来た歌詞として知っているのはSteely Danの「Bad Sneakers」(『Katy Lied』1975収録)
http://www.steelydan.com/lyrkaty.html

テーマ:Musically_Adrift - ジャンル:音楽

「Honesty」 (ビリー・ジョエル 1979年)


初出:2014年7月25日

ニューヨーク52番街ニューヨーク52番街
(2013/03/06)
ビリー・ジョエル

商品詳細を見る





Honesty (Billy Joel)

If you search for tenderness
君がやさしさを探そうとするなら
It isn't hard to find
それを見つけるのは難しいことではない
You can have the love you need to live
君が生きていくために必要な愛なら手に入れることはできる
But if you look for truthfulness
でも,もし君が真実を求めたいというのなら
You might just as well be blind
それはたぶん盲目のようなものに終わるだろう
It always seems to be so hard to give
それはいつもたやすく与えることなどできないものだから

Honesty is such a lonely word
誠実さとはなんと虚しいことばなのか
Everyone is so untrue
誰も彼もどうしてこんなに不誠実なのか
Honesty is hardly ever heard
誠実さなんてどこからも聞かれなくなってしまった
And mostly what I need from you
そしてそれこそ僕が君に求めているものなのに

I can always find someone
いつだって誰かを見つけることができる
To say they sympathize
気休めを言ってくれる相手だったら
If I wear my heart out on my sleeve
もし僕の心のすり減っているところが袖口から覗いているのなら
But I don't want some pretty face
だけど僕はもういらない
To tell me pretty lies
可愛い顔をして手酷い嘘をつくような相手は
All I want is someone to believe
僕が欲しいのはそうさ,ただその言葉を信ずるに値する相手だけ

Honesty is such a lonely word
誠実さとはなんと虚しいことばなのか
Everyone is so untrue
誰も彼もどうしてこんなに不誠実なのか
Honesty is hardly ever heard
誠実さなんてどこからも聞かれなくなってしまった
And mostly what I need from you
そしてそれこそ僕が君に求めているものなのに

I can find a lover
恋人なら見つけることもできる
I can find a friend
話し相手だって見つけることはできる
I can have security
ひとときなら気休めや安心も得られるだろう
Until the bitter end
ほろ苦い結末までの間なら
Anyone can comfort me
誰だって口先だけで気休めを言ってくれる
With promises again
そしてもう一度約束してくれるかもしれない
I know, I know
分かっているさ,それくらい分かっているんだ

When I'm deep inside of me
僕が自分の心の内に閉じこもっている時には
Don't be too concerned
どうかそんなに心配しないでほしい
I won't ask for nothin' while I'm gone
そこから出ていくまでの間は何かを求めることはないのだから
But when I want sincerity
それでもふと誰かの誠実さが欲しくなった時には
Tell me where else can I turn
どの方向へ振り向けばいいのか伝えてほしい
Cause you're the one that I depend upon
君こそが僕が頼りとしているひとだから

Honesty is such a lonely word
誠実さとはなんと虚しいことばなのか
Everyone is so untrue
誰も彼もどうしてこんなに不誠実なのか
Honesty is hardly ever heard
誠実さなんてどこからも聞かれなくなってしまった
And mostly what I need from you
そしてそれこそ僕が君に求めているものなのに


レビューは別にしますが,前触れに短いノートを。
・ この曲の背景にはビリー自身の私生活の不調がある。
・ 桑田佳祐はこの曲を聴いて,高田みずえに提供した「私はピアノ」を書いた。
 「私はピアノ」に出て来る「ビリー・ジョエル(の曲)」は,この曲。

テーマ:Musically_Adrift - ジャンル:音楽

«  | HOME |  »

プロフィール

deaconblue

Author:deaconblue
「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

最近の記事

最近のコメント

FC2カウンター

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログランキング

FC2ブログランキング

カレンダー

11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

カテゴリー

月別アーカイブ

RSSフィード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

最近のエントリ

最近のトラックバック