2017-10

「Escape (The Pina Colada Song) エスケイプ」 (Rupert Holmes 1979年)




初出 2008年2月16日
Escape (The Pina Colada Song)(Rupert Holmes)



I was tired of my lady, we'd been together too long.
私は自分の連れ合いと一緒にいるのに飽きてしまって,まあ何年もこうして一緒に暮らしている訳ですから
Like a worn-out recording, of a favorite song.
何て言うか,いくらお気に入りの曲でも,レコード盤が擦り切れるまで聴いてしまったようなもので。。。
So while she lay there sleeping, I read the paper in bed.
最近じゃあ連れ合いが眠り込むまで,ベッドの中でもタブロイド新聞を読んでる始末でして
And in the personals column, there was this letter I read:
そして例の「みんなのコラム」を眺めていて,とある「お誘い」に目が留まったんです。

"If you like Pina Coladas, and getting caught in the rain.
「もしも貴方がピーナ・コラーダをお好きなら,にわか雨に遭うのがお好きなら
If you're not into yoga, if you have half-a-brain.
もしも貴方がヨーガの瞑想に耽るのでないなら,もしも貴方がこのことを頭の隅においてくれるなら
If you like making love at midnight, in the dunes of the cape.
もしも貴方が夜遅くに誰かと愛し合うのがお好きなら,岬に広がる砂丘みたいなところで
I'm the lady you've looked for, write to me, and escape."
私こそ貴方がお探しの淑女ですわ,私に伝言を下さいな,一緒に現実逃避しましょ。」

I didn't think about my lady, I know that sounds kind of mean.
私は連れ合いのことなど何も考えちゃなかったけど,それがちょっと難しそうなことには思えたんです。
But me and my old lady, had fallen into the same old dull routine.
でも私も連れ合いも,毎日同じようなことを繰り返していることに慣れ切ってましてね。
So I wrote to the paper, took out a personal ad.
だから私は思い切って伝言を書いてみたんです,そこに書いてあった宛先に。
And though I'm nobody's poet, I thought it wasn't half-bad.
私には伝言の書き手みたいな文才は無かったけど,自分じゃそこそこの出来だったと思ってますよ。

"Yes, I like Pina Coladas, and getting caught in the rain.
「ええ,私はピーナ・コラーダが好きです。にわか雨に遭うのもね。
I'm not much into health food, I am into champagne.
私は体に良い食べ物のことは苦手ですが,シャンパンのことだったら何とかなります。
I've got to meet you by tomorrow noon, and cut through all this red tape.
良ければ明日のお昼にでもお逢いしませんか,何かを始めるきっかけになるかもしれませんから
At a bar called O'Malley's, where we'll plan our escape."
オマリーの店でお逢いして,現実逃避のプランを練りましょう。」

So I waited with high hopes, then she walked in the place.
私は期待に胸を高鳴らせながらその場所にいました。そしてそこに現れた女性はというと
I knew her smile in an instant, I knew the curve of her face.
私はその女性が微笑みかけた瞬間に,その輪郭を見て誰だか悟ったのです。
It was my own lovely lady, and she said, "Oh, it's you."
何のことは無い,そこにいたのはまさしくあたしの長年の連れ合い。彼女も驚いて言った言葉が「あら,あなたなの」
And we laughed for a moment, and I said, "I never knew"..
私たちは次の瞬間に大笑いしてました。そして私は妻に語りかけました。「いやあ全然知らなかったよ」

"That you liked Pina Coladas, and getting caught in the rain.
「君がピーナ・コラーダやにわか雨に遭うのが好きだったなんて
And the feel of the ocean, and the taste of champagne.
潮の香りを感じたり,シャンパンを味わうのが好きだったなんて
If you like making love at midnight, in the dunes of the cape.
もしも君が誰かと真夜中に愛し合うなら,岬に広がる砂丘のどこかで
You're the love that I've looked for, come with me, and escape."
私が探していた淑女は君だったということだよ。さあおいで,一緒に現実逃避しよう。」

"If you like Pina Coladas, and getting caught in the rain.
「もしも貴方がピーナ・コラーダをお好きなら,にわか雨に遭うのがお好きなら
If you're not into yoga, if you have half-a-brain.
もしも貴方がヨーガの瞑想に耽るのでないなら,もしも貴方がこのことを頭の隅においてくれるなら
If you like making love at midnight, in the dunes of the cape.
もしも貴方が夜遅くに誰かと愛し合うのがお好きなら,岬に広がる砂丘みたいなところで
I'm the love you've looked for, write to me, and escape."
私こそ貴方がお探しのお相手ですわ,私に伝言を下さいな,一緒に現実逃避しましょ。」

↓ サントリーによる「ピニャ・コラーダ」のレシピ及びワン・ポイント
http://www.suntory.co.jp/cgi-bin/wnb/cktl.pl?ID=pina_colada

PS.ピニャ・コラーダが一番最初に出て来た歌詞として知っているのはSteely Danの「Bad Sneakers」(『Katy Lied』1975収録)
http://www.steelydan.com/lyrkaty.html

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「Honesty」 (ビリー・ジョエル 1979年)


初出:2014年7月25日

ニューヨーク52番街ニューヨーク52番街
(2013/03/06)
ビリー・ジョエル

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Honesty (Billy Joel)

If you search for tenderness
君がやさしさを探そうとするなら
It isn't hard to find
それを見つけるのは難しいことではない
You can have the love you need to live
君が生きていくために必要な愛なら手に入れることはできる
But if you look for truthfulness
でも,もし君が真実を求めたいというのなら
You might just as well be blind
それはたぶん盲目のようなものに終わるだろう
It always seems to be so hard to give
それはいつもたやすく与えることなどできないものだから

Honesty is such a lonely word
誠実さとはなんと虚しいことばなのか
Everyone is so untrue
誰も彼もどうしてこんなに不誠実なのか
Honesty is hardly ever heard
誠実さなんてどこからも聞かれなくなってしまった
And mostly what I need from you
そしてそれこそ僕が君に求めているものなのに

I can always find someone
いつだって誰かを見つけることができる
To say they sympathize
気休めを言ってくれる相手だったら
If I wear my heart out on my sleeve
もし僕の心のすり減っているところが袖口から覗いているのなら
But I don't want some pretty face
だけど僕はもういらない
To tell me pretty lies
可愛い顔をして手酷い嘘をつくような相手は
All I want is someone to believe
僕が欲しいのはそうさ,ただその言葉を信ずるに値する相手だけ

Honesty is such a lonely word
誠実さとはなんと虚しいことばなのか
Everyone is so untrue
誰も彼もどうしてこんなに不誠実なのか
Honesty is hardly ever heard
誠実さなんてどこからも聞かれなくなってしまった
And mostly what I need from you
そしてそれこそ僕が君に求めているものなのに

I can find a lover
恋人なら見つけることもできる
I can find a friend
話し相手だって見つけることはできる
I can have security
ひとときなら気休めや安心も得られるだろう
Until the bitter end
ほろ苦い結末までの間なら
Anyone can comfort me
誰だって口先だけで気休めを言ってくれる
With promises again
そしてもう一度約束してくれるかもしれない
I know, I know
分かっているさ,それくらい分かっているんだ

When I'm deep inside of me
僕が自分の心の内に閉じこもっている時には
Don't be too concerned
どうかそんなに心配しないでほしい
I won't ask for nothin' while I'm gone
そこから出ていくまでの間は何かを求めることはないのだから
But when I want sincerity
それでもふと誰かの誠実さが欲しくなった時には
Tell me where else can I turn
どの方向へ振り向けばいいのか伝えてほしい
Cause you're the one that I depend upon
君こそが僕が頼りとしているひとだから

Honesty is such a lonely word
誠実さとはなんと虚しいことばなのか
Everyone is so untrue
誰も彼もどうしてこんなに不誠実なのか
Honesty is hardly ever heard
誠実さなんてどこからも聞かれなくなってしまった
And mostly what I need from you
そしてそれこそ僕が君に求めているものなのに


レビューは別にしますが,前触れに短いノートを。
・ この曲の背景にはビリー自身の私生活の不調がある。
・ 桑田佳祐はこの曲を聴いて,高田みずえに提供した「私はピアノ」を書いた。
 「私はピアノ」に出て来る「ビリー・ジョエル(の曲)」は,この曲。

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「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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