2018-07

「Pretzel Logic」 (Steely dan 1974年6月20日)


プレッツェル・ロジックプレッツェル・ロジック
(2011/10/12)
スティーリー・ダン

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PRETZEL LOGIC (Walter Becker / Donald Fagen)


I would love to tour the Southland
南部をぐるりと旅してみたいんだ
In a travelling minstrel show
ミンストレル・ショーの一座に加わってね
Yes I'd love to tour the Southland
In a traveling minstrel show

Yes I'm dying to be a star and make them laugh
ああ,死んでお星さまになれるのなら,周囲を笑わかせることもできるわな
Sound just like a record on the phonograph
蓄音機の上に載ったレコード盤のような音を響かせてね
Those days are gone forever
でもそんな良き日々は永遠に去ってしまったのさ
Over a long time ago, oh yeah
遠い遠い記憶の果てにね,ああ,そうさ

I have never met Napoleon
ナポレオンって奴には逢ったことはないけれど
But I plan to find the time
そいつが生きてた時代を再現してみたいんだ
I have never met Napoleon
ナポレオンって奴には逢ったことはないけれど
But I plan to find the time
奴が生きてた時代を想ってみたいのさ

'Cause he looks so fine upon that hill
だって丘の上に立つ奴の勇姿は惚れ惚れするほどだったのに
They tell me he was lonely, he's lonely still
人々はぼくに言うのさ,丘の上に立つナポレオンは孤独だったと,今でもそうだと
Those days are gone forever
そんな栄光の日々はずっと遠くに消え去ってしまったんだと
Over a long time ago, oh yeah
遥かに遠い記憶の彼方にと,やれやれ

I stepped up on the platform
階段を上がってプラットホームに着いた時
The man gave me the news
男が知らせてくれた
He said, You must be joking son
あいつは言った「よお,お前。その恰好マジかよ。
Where did you get those shoes?
そんな靴をいったい何処で仕入れて来たんだい?」
Where did you get those shoes?
「いったいぜんたい,どこで仕入れたんだよ?」

Well, I've seen 'em on the TV, the movie show
いやね,むかし見たテレビ映画で,こういうのを見かけたんだよ。
They say the times are changing but I just don't know
人々は「時代は変わる」なんて言うけれど,僕にはワケワカンナイね。
These things are gone forever
そんな時代は永遠に去ってしまったけれど
Over a long time ago, oh yeah
遠い遠い記憶の向こう側にね,ああ,まったくそうさ

☆ 少し長くなるが,ミンストレル・ショーに関してWikipediaの解説を一部引用する。
> ミンストレル・ショー(minstrel show)とは、顔を黒く塗った(Blackface)白人(特に南北戦争後には黒人)によって演じられた、踊りや音楽、寸劇などを交えた、アメリカ合衆国のエンターテインメントのこと。ミンストレルとは、原義では中世ヨーロッパの宮廷にいた吟遊詩人や宮廷道化師たちを指すが、アメリカではミンストレル・ショーに出演する芸人たちのことをミンストレルと呼んだ。
> ミンストレル・ショーは、明白なアメリカ演劇の形式の最初のものである。1830年代と1840年代には、それはアメリカの音楽産業の出現の核であり、数十年の間、白人の黒人に対する見方を提供した。一方では、それは人種差別の側面を強く持ち、また他方では、初めて黒人の民俗文化の側面をはっきりと自覚させたのである。
> ミンストレル・ショーは、そのステレオタイプ的でしばしば見くびったやり方で黒人を風刺した。ミンストレル・ショーは1830年代に簡単な幕間の茶番劇(Entr'acte)として始まり、次の10年には完全な形を成した。19世紀の終わりまでには人気に陰りが出て、ヴォードヴィル・ショーに取って替わられた。職業的なエンターテインメントとしては1910年頃まで生き残り、アマチュアのものとしては地方の高校や仲間内や劇場などで1950年代まで存続した。
> 独立以来、アメリカでは黒人やインディアンをはじめとする有色人種に対する人種差別が合法なものとされていたが、人種差別との長い戦いの末に1964年に公民権法が施行され、有色人種が法的にも社会的にも人種差別に勝利し、政治的な影響を持つようになった結果、ミンストレルは人種差別を助長するものとして大衆性を失った。

☆ 去年の暮れから今年の初めにかけて,あるバラエティ番組の演出でこのミンストレル・ショーに関連がある騒ぎがあった。その時は事情は分かっていたが,敢えて黙っていた。日本人が顔をドーランか何かで黒く塗りたくったり,必要以上にこんがりと肌を焼いているのは,黒人(文化)に対する一種のWannabe(憧れやリスペクト)の顕れで,当事者たちの認識もそういうことを示している。その言葉に嘘はないと思うが,やはり「公民権法」から50年以上を経過して一種のPolitical Correctnessとなっている以上,こうした演出はやはり差し控えるべきだと思う(肌を焼くのは本人たちの自由だから構わないとも思うが)。

☆ 一方,プレッツェルという食べ物に関してWikipediaにはこういう解説が載っている。

> プレッツェル(ドイツ語: Brezel: ブレーツェル)は、ドイツ発祥の焼き菓子。独特な結び目の形に作られている。
> プレッツェルには柔らかく焼き上げた大きい種類と、固く焼いた小さい種類がある。パンのように柔らかく焼き上げたプレッツェルは、焼きたてを食べ、長期の保存には向いていない。スナック菓子のように固く焼きしめた小さいプレッツェルは保存性がある。
> 日本ではグリコのプリッツを代表とするスティックタイプのプレッツェルが製造されており、広く親しまれている。 またアメリカ製のハードタイプのプレッツェルも販売されており、輸入食料品店などで入手することができる。 無印良品などもスナックタイプ(ハードタイプを砕いて一口大にしたものに、チーズパウダーなどで味付けを施したもの)を販売している。

☆ プレッツェルという名前のお菓子はたぶんカバヤが先に出したのではないか。江崎グリコはプレッツェルという名称が使えなくてプリッツという名前にした。そしてプリッツにチョコレートをコーティングした時にそれを食べる時の音からポッキーという名前をひねり出してこれが大当たりした。そんな気がする。ようつべに見えるアルバム・ジャケットはプレッツェル売りの隣に棒に刺さったプレッツェルが見えるが,これは当然「柔らかく焼き上げた大きい種類」だろう。

PERSONNEL
Donald Fagen: lead and backing vocals, electric piano
Walter Becker: lead guitar
Dean Parks: rhythm guitar
Plas Johnson: saxophone
Ollie Mitchell: trumpet
Lew McCreary: trombone
Michael Omartian: acoustic piano
Wilton Felder: bass
Jim Gordon: drums
Tim Schmit: backing vocals

☆ ティモシー・B・シュミットはこの頃はPOCOに在籍していたのだろうか。あと,後年この曲を演奏するステージにマイケル・マクドナルドがいた時はプラットホームのくだりは彼がフェイゲンと交代してリードを取ることが多かったと記憶している。

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「Green Flower Street」 (Donald Fagen 1982年10月1日=アルバムリリース)


NightflyNightfly
(1993/04/21)
Donald Fagen

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Green Flower Street (Donald Fagen)


Uptown
山の手の
It's murder out in the street
どこかの街区で殺人事件が起きた
Uptown
It's murder out in the street
That's where I found my mandarin plum
そこはぼくがマンダリン・プラムの香りを見つけた処だった
That's where you'd be if you found one
きみがそこにいても,やはりそれを見つけられることだろう
Where the nights are bright
そして夜は輝きを増し
And joy is complete
お楽しみを最後まで味わえる
Keep my squeeze on Green Flower Street
緑花通りで最後の一滴まで搾りつくすって寸法さ

Since May
5月になってから
There's trouble most every night
ほぼ毎晩のように揉め事が起きている
Since May
There's trouble most every night
(Trouble every night)
(毎晩,揉めているのさ)

Where once we danced our sweet routine
でもそこでぼくらは毎日のお楽しみで踊り狂っていた
It reeks of wine and kerosene
ワインやら灯油やらの匂いに咽(むせ)ながらね

Where the nights are bright
And joy is complete
Keep my squeeze on Green Flower Street

There's a special place for lovers
恋人同士にはとっておきの場所なのさ
One we understand
まったく知っての通りにね
There where neon bends in daylight sky
真っ昼間の空の下,ネオンが瞬(またた)いているような
In that sunny room she soothes me
晴れやかな部屋の中,彼女はぼくの気持ちを落ち着かせようとする
Cools me with her fan
扇を使い,僕の頭を冷やしてくれる
We're drifting
ぼく達はただ,揺蕩(たゆた)うのさ
A thousand years roll by
このまま千年もの間,揺られ続ける...

Lou Chang
ルウ・チェンのことで
Her brother he's burning with rage
あの娘(こ)の兄貴は怒りに身を震わせている
Lou Chang
Her brother he's burning with rage
I'd like to know what's on his mind
ぼくは彼の心の中の何が,そこまでの怒りを呼び起こすのか
知りたいと思う
He says hey buddy you're mot my kind
彼は言うのさ。「よう,相棒。だけどお前はオレとは違う種類の人間なのさ」

Where the nights are bright
And joy is complete
Keep my squeeze on Green Flower Street

PERSONNEL
Donald Fagen – lead vocals, synthesizers
Larry Carlton – lead guitar
Frank Floyd – background vocals
Rob Mounsey – synthesizers
Dean Parks – guitar
Greg Phillinganes – electric piano, clavinet
Jeff Porcaro – drums
Chuck Rainey – bass
Zachary Sanders – background vocals
Valerie Simpson – background vocals
Starz Vanderlocket – percussion

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「King of the World」 (Steely Dan 1973年7月=アルバムリリース)


エクスタシーエクスタシー
1,851円
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King of the World(Walter Becker / Donald Fagen)


Hello one and all
やあ諸君
Was it you I used to know
諸君はぼくがかつて知っていた君達であろうか
Can't you hear me call
ぼくの名を呼ぶ声が聞こえないのかな
On this old ham radio
この古臭いアマチュア無線で
All I got to say
ぼくが話したいことはといえば
I'm alive and feeling fine
自分はまだ生きていて,気分上々ということだ
If you come my way
もし君達が僕を捕まえにやって来るのなら
You can share my poison wine
ぼくが残した毒入りワインでも分かちあってもらおう

CHORUS:
No marigolds in the promised land
約束の土地に咲くマリーゴールドはもはや無く
There's a hole in the ground
大地には穴ぼこが残されているだけだ
Where they used to grow
それらのものがかつて生まれ育ったしるしとして
Any man left on the Rio Grande
リオ・グランデ川の流れに乗って去って行った者こそが
Is the king of the world
世界の王たるものであったのだ
As far as I know
ぼくが知るのは,そういうこと


I don't want your bread
ぼくは別に君のパンが欲しいのではない
I don't need your helping hand
ぼくは別に君の助けを借りるつもりもない
I can't be no savage
ぼくは別に獰猛な人間でもなければ
I can't be no highwayman
その辺に潜んでいる追剥ぎの仲間でもない
Show me where you are
何処に居るのか知らせてくれ
You and I will spend this day
この日を二人で過ごしたいのだ
Driving in my car
ぼくの車を走らせて
Through the ruins of Santa Fe
サンタ・フェの廃墟を抜けて進もうじゃないか

CHORUS

I'm reading last year's papers
ぼくが読んでいるのは去年の新聞で
Although I don't know why
どうしてだかは知らないけれど
Assassins cons and rapers
殺し屋とか詐欺師とか強姦魔なんて連中は
Might as well die
せいぜいくたばっちまった方が良いのさ

If you come around
もしも君がやって来たら
No more pain and no regrets
これ以上痛みや後悔を感じることは無くなるだろう
Watch the sun go brown
太陽が茶色に灼けるのを見て
Smoking cobalt cigarettes
蒼空に紫煙を燻らせていればいいのさ
There's no need to hide
いまさら逃げ隠れする必要なんかないだろう
Taking things the easy way
さっさとなるようになっちまえばいいんだ
If I stay inside
もしぼくがここに潜伏していたとしても
I might live til Saturday
土曜日までは確かに生きていられるかもしれないね

CHORUS

Personnel
Steely Dan
Donald Fagen – acoustic and electric pianos, synthesizer, lead vocals
Walter Becker – electric bass, harmonica, background vocals
Denny Dias – electric guitar, mixing
Jeff "Skunk" Baxter – electric and pedal steel guitars
Jim Hodder – drums, percussion, background vocals

Additional musicians
David Palmer, James Rolleston, Michael Fennelly – background vocals

Notes(From Wikipedia English)
In his 1999 autobiography A Cure for Gravity, British musician Joe Jackson described Countdown to Ecstasy as a musical revelation for him, that bridged the gap between "pure pop" and his jazz-rock and progressive influences, while furthering his attempts at songwriting.

☆ スティーリー・ダンのセカンド・アルバム『エクスタシー(Countdown to Ecstasy)』の掉尾を飾る隠れ名曲。70年代後半の華麗で奇妙なスティーリー・ダン・ワールドの萌芽が早くもこの曲の中にはある。ホーボー(流れ者)とか無法者という存在は西部劇の時代から大恐慌の時代に至るアメリカのアウトサイダーの典型であり,ベッカーとフェイゲンが曲の題材によく使っている。もっともダンの音楽歴が進むにつれてそれはアップデイトされ,最後は60年代末のサンフランシスコから70年代末のカリブ海に至る華麗なるドラッグ・ワールドと化してしまうのだが。

☆ ところで曲の中に出てくる
No marigolds in the promised land
という一節が気になっていろいろ見ていたら,最近読んだこの本に(またそれかよ)...


☆ この本の中でエピソードとして出てくる「死者の日(Día de Muertos)」の花がマリーゴールドで,Wikipediaの「死者の日(メキシコ)」の解説には「メキシコでは死者の花とも呼ばれるマリーゴールド」なんて紹介のされ方をしている。逆にWikipediaの「マリーゴールド」の解説には「メキシコでは死者の日の祝祭を彩る花として大量に栽培される」と書いてあった。

☆ アメリカの南部は米墨戦争(1846-48)まではメキシコ合衆国の領土だった。リオ・グランデ川(本当はリオが「川」でグランデが「大きな」だから,サハラ砂漠同様に重言になってしまう)は,その流域が元のメキシコ(今のアメリカ)から今のメキシコにわたっているので,当然メキシコの文化的なものの影響は色濃く残っているだろう。そう考えると「世界の王」たるお尋ね者の主人公はリオ・グランデ川を辿ってメキシコに逃げようとして追っ手に包囲されている(なんだか「明日に向かって撃て!」みたいだな)という感じが出てくる。

☆ この北アメリカ的なものと南アメリカ的なものの出会いはダンの音楽(詩)の中では有力な世界観を持っており,それは『ガウチョ』まで一線で辿ることができると思う。

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「Sail the Waterway」 (スティーリー・ダン 1972年)


☆ Wikipedia英語版のスティーリー・ダンにはこんな記述がある。
In 1972, ABC issued Steely Dan's first single, "Dallas", backed with "Sail the Waterway".
> 1972年ABCレコーズはスティーリー・ダンの最初のシングル盤として「ダラス (B面「セイル・ザ・ウォーターウエイ」)」を発売した。

☆ そして「ダラス」の解説はこうなっている。
"Dallas" is the first single by Steely Dan. It was not on the band's debut album Can't Buy a Thrill but was included on the 1978 compilation Steely Dan. It was later covered by Poco in 1975 on their Head Over Heels album.
> 「ダラス」はスティーリー・ダンのファースト・シングルだったが,デビューアルバム『キャント・バイ・ア・スリル』には納められなかった。ただし,1978年に(日本でのみ発売された)コンピレーション盤『スティーリー・ダン』は収録されている。後年この曲は,ポコが75年作品『ヘッド・オーヴァー・ヒールズ』でカヴァーしている。

☆ そのコンピレーション盤の解説はこうなっている。
Steely Dan is a compilation album by Steely Dan, released in Japan in 1978. It is notable as being the only album release of both sides of the 1972 single "Dallas" b/w "Sail the Waterway", although these are in mono and were sourced from a copy of the single.

> 『スティーリー・ダン』は1978年に日本で(のみ)発売されたコンピレーション盤である。このアルバムは彼らが1972年に発表したシングル「ダラス/セイル・ザ・ウォーターウエイ」の2曲ともが収録されていることで有名なアルバムである。しかし残念なことに収められてる2曲はシングルのコピーから採られたモノラル音源である。

Sail the Waterway (Walter Becker / Donald Fagen)



☆ 見れば分かるようにジャケットは山口小夜子(彼女は本当に,この時代の「スーパーモデル」だった)。彼女の登場はたぶん『彩(Aja)』繋がりだと思うが,こちらのジャケットの方が怖そうである(爆)。ちなみに「ダラス」のクレジットは以下のとおり。

Donald Fagen – electric piano, backing vocals
Walter Becker – bass guitar
Denny Dias – guitar
Jeff Baxter – pedal steel guitar
Jim Hodder – drums, lead vocals
David Palmer – backing vocals
Tim Moore – backing vocals

☆ 「セイル・ザ・ウォーターウエイ」もほぼ同じクレジットだろうと思う(フェイゲンのピアノがアコースティックとかはあるけど)。この2作が『シチズン』(スティーリー・ダンのボックス・セット)にすら収録されなかった理由は良く分からない。とにかく二人とも(あるいはゲイリー・カッツを加えた三人が)この件についてどこかで話をしたというニュースを見たことがないのだ。

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「Doctor Wu」 (スティーリー・ダン 1975年3月=アルバムリリース)




Doctor Wu(Walter Becker / Donald Fagen)


Katy tried
ケイティがそれを試した
I was halfway crucified
ぼくは殆ど磔(はりつけ)にされたようなものだった
I was on the other side
ぼくはどこか違う世界にいたのだ
Of no tomorrow
明日の無い世界に

You walked in
あなたがその部屋に入ってきたので
And my life began again
それでぼくの人生がふたたび動き出した
Just when I'd spent the last piaster
まさにぼくが借りることのできる
I could borrow
最後の小銭を差し出した時に

All night long
一晩中
We would sing that stupid song
ぼく達はあのまぬけな歌を歌っていた
And every word we sang
それでもぼく達が歌ったことは
I knew was true
全てが真実だとぼくは知っていた

Are you with me Doctor Wu
ぼくと一緒にいてくれますか,呉(Wu)先生
Are you really just a shadow
あなたはまるで
Of the man that I once knew
ぼくがかつて知っていた,あるかたの影のよう

Are you crazy are you high
あなたはイカれていて,ハイになっているのか
Or just an ordinary guy
それともその辺の真っ当な人のように
Have you done all you can do
出来ることはなんでもやってしまうのか
Are you with me Doctor
そしてぼくとここに居てくれますか,先生?


Don't seem right
正しいことのようには見えないのに
I've been strung out here all night
一晩中クスリに頼って暮らし
I've been waiting for the taste
いまだにその味を試したいと
You said you'd bring to me
あなたが連れていくと話したことを当てにして,待っている

Biscayne Bay
フロリダのビスケーン湾は
Where the Cuban gentlemen sleep all day
キューバからの紳士たちが一日中居眠りをしている
I went searching for the song
ぼくはあの歌を探し続けていた
You used to sing to me
むかしあなたがぼくに歌ってくれたあの歌を

Katy lies
ケイティは嘘つき
You could see it in her eyes
その嘘は彼女の瞳の中に浮かんでいる
But imagine my surprise
だけどあなたと出逢った時の
When I saw you
ぼくのあの驚きを想ってごらん

Are you with me Doctor Wu
ぼくと一緒にいてくれますか,呉(Wu)先生?
Are you really just a shadow
あなたはまるで
Of the man that I once knew
ぼくがかつて知っていた,あるかたの影のよう

She is lovely yes she's sly
彼女は愛らしく,そう,そして小狡(ずる)い
And you're an ordinary guy
それなのにあなたはまるで普通の人のように
Has she finally got to you
彼女は最後にあなたのところに向かうのでしょう
Can you hear me Doctor
聞こえていますか,先生?
Are you with me Doctor
ぼくと一緒にいてくれますか,先生?

☆ 前回のエントリーにコメントいただき,どうもありがとうございました。


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プロフィール

deaconblue

Author:deaconblue
「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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