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2019-12

【10月21日追記あり】 「涙に染めて(Trouble Again)」 (カーラ・ボノフ 1979年/リンダ・ロンシュタット(カヴァー1989年)



Trouble Again (Karla Bonoff/Kenny Edwards)
Covered by Linda Ronstadt (Featuring Aaron Neville)
From Her Album 『Cry Like a Rainstorm, Howl Like the Wind』 (Released October 1989)


Well, I wake up in the night now
ああ,起きたらもう夜の帳(とばり)が下りてるわ
And don't you know I think of you?
貴方のことばかり考えてるって,この気持ち分かる?
It's the fire in your eyes
それは貴方の瞳に灯った炎だったわ
It keeps on cutting through
あの炎が,今もわたしの心を突き刺しているの

There's nowhere I can run to
何処にも逃げる場所なんてないわ
Can't seem to lose the thought of you
貴方のことを考えないことなんか,できないみたい
I never really was a bad girl
わたしはいけない娘じゃなかったのに
But you got me in trouble again
また貴方が厄介事にわたしを巻き込むのね

Well, I used to walk a straight line
でもね,昔はわたしも真っ当な道を歩いていたの
I knew what I was doing all the time
自分がやってることがどういうことかくらい分かってた
There was nothing that could move me
どんなものもわたしの心を動かすことはなかったの
I always held my ground
いつだってちゃんと地に足がついていたってこと

But you got me where you want me
だけど貴方はわたしが居てほしいと思ったら何処にでも呼び出して
And now you're always here to haunt me
今じゃすっかりわたしに付きまとっているの
I never really was a bad girl
わたしはこんな女の子じゃなかったのに
But you got me in trouble again
またもやあなたが厄介事に引っ張り込むのね

I still remember how it felt
それがどういう気持ちだったか,しっかり覚えているわ
When you put your arms around me
貴方がわたしを抱きしめた時
But if I thought that you would love me
でもあの時,貴方がわたしのことを本当に好きだと思っていたのなら
I was blind
わたしもとんだ初心(うぶ)だったのね

(Interlude)

But you got me where you want me
And now you're always here to haunt me
I never really was a bad girl
But you got me in trouble again

Well, you think I would have learned by now
でもね,わたしも今までの騒動でいろいろ学んだって思わない
And I'd keep away from you, somehow
どうにかして貴方の下(もと)から逃げ出してやろうって
Just like a little child
ちいさい子供みたいに
I keep coming back for more
疲れ果てて舞い戻ることを繰り返すって

But baby, when you called today
でもね,今日うちに電話した時に
Don't you know that I'll come out and play
わたしが何処かに遊びに行ってしまってるなんて思いもしないでしょ
I never really was a bad girl
わたしはこんな女の子じゃなかったのに
But you got me in trouble again
そうやって貴方が厄介事に巻き込むの

I never really was a bad girl
But you got me in trouble again

Ooh,I never really was a bad girl
But you got me in trouble again

☆ 聴かせどころのツボを押さえたリンダのスッキリしたヴァージョンを聴いていると,カーラの声の方が味があるヴォーカルだと思える。「Lose Again(またひとりぼっち)」では一敗地にまみれた原作者のカーラも,これならわたしのほうが...と思ったかもしれない。

【2019年10月21日追記】
☆ リンダの声とカーラの声を比較すれば,リンダがカーラのオリジナルを意識して強めに歌っていることが分かる。一番良く分かるのは "I was blind" のところで,ここでリンダが嫌味なほど「タイ(同じ音をつなぐ)」を利かせている。これは別にリンダが自分の歌唱力を自慢したかったのではなく(苦笑),彼女は主人公の自嘲を強調することで強そうで脆いオンナゴコロを鮮やかに描き出したかったのだろうと思う。

☆ カーラの曲の主人公は彼女の声を反映してかよわい女のささやかな抵抗を歌っている感があるが,リンダはその時代を反映した「強い女」のため息を思い切り強い声で表現して外面の強さと内面の弱さのコントラストを逆説的に示そうとした。そこがカヴァー歌手と陰口を叩かれながらシンガーソングライターの時代のポピュラーソングの海を泳ぎ切ったリンダ・ロンシュタットの歌手としての真骨頂だという気がする。

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テーマ:Musically_Adrift - ジャンル:音楽

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「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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