2017-06

「As(永遠の誓い)」 (Stevie Wonder 1977年10月)




初出:2007年10月21日
As (Stevie Wonder)


As around the sun the earth knows she's revolving
太陽の周りを地球が回っていることを知っているように
And the rosebuds know to bloom in early May
そして,5月になれば薔薇の蕾がだんだん開いていくことを知っているように
Just as hate knows love's the cure
ちょうど憎しみを癒すものが愛であることを知っているように
You can rest your mind assure
あなたはその心を休めることができるだろう
That I'll be loving you always
わたしがあなたをいつも愛し続けているから

As now can't reveal the mystery of tomorrow
今日が未知なる明日の不思議を示すことができないように
But in passing will grow older every day
それなのに過ぎ行く毎日の中で私たちが年老いていくように
Just as all is born is new
ちょうど全てのものが新しく生まれ変われるように
Do know what I say is true
私が言うことの正しさがわかってもらえるでしょうか
That I'll be loving you always
わたしはあなたをいつも愛し続けているのです

Until the rainbow burns the stars out in the sky---ALWAYS
虹が空を突き抜けて星のあいだに燃えながら架かっていったとしても---いつでも
Until the ocean covers every mountain high---ALWAYS
海がすべての山を覆い尽くすまで高くなったとしても---変わることなく
Until the dolphin flies and parrots live at sea---ALWAYS
イルカが空を飛び,オウムが海に住むようになったとしても---いつのときも
Until we dream of life and life becomes a dream
私たちが夢見ているものが,実現されないただの夢になってしまったとしても

Did you know that true love asks for nothing
真実の愛が誰のもとにも訪れなかったことを知っていたろうか
Her acceptance is the way we pay
愛は私たちがそれに費やしたようにしか受け入れてくれないのに
Did you know that life has given love a guarantee
あなたは私たちの暮らしが愛を得ることによって
To last through forever and another day
いつの日までも続くことを保証していたことを知っていただろうか

Just as time knew to move on since the beginning
時間というものがその始まりからずっと動き続けているように
And the seasons know exactly when to change
そして季節が移るべき時期を得て移り変わっていくように
Just as kindness knows no shame
親切な行ないは何も恥ずかしいことではないように
Know through all your joy and pain
たとえあなたがあらゆる楽しみも痛みも経てきたとしても
That I'll be loving you always
わたしはあなたをいつも愛し続けているのでしょう

As today I know I'm living but tomorrow
今日を生きている私が,明日になってしまえば
Could make me the past but that I mustn't fear
過去のものになってしまったとしても,私は恐れてはならないのです
For I'll know deep in my mind
たとえわたしの心の奥底で
The love of me I've left behind
愛するものから離れていくことになるとしても
Cause I'll be loving you always
わたしはあなたをいつも愛し続けているのでしょう

Until the day is night and night becomes the day---ALWAYS
昼と夜がさかしまになったとしても---いつでも
Until the trees and seas just up and fly away---ALWAYS
樹や海が飛び上がって去っていったとしても---変わることなく
Until the day that 8x8x8 is 4---ALWAYS
8の3乗が4になってしまったとしても---いつでも
Until the day that is the day that are no more
この世のお終いの日が来たとしても

Did you know that you're loved by somebody?
あなたは誰かに愛されているということを知っていただろうか?
Until the day the earth starts turning right to left---ALWAYS
たとえ地球の自転が逆さまになったとしても---いつでも
Until the earth just for the sun denies itself
たとえ太陽がそのことを拒否したとしても
I'll be loving you forever
私はあなたを永遠に愛し続けるでしょう
Until dear Mother Nature says her work is through---ALWAYS
敬愛する母なる自然が,その使命は終わったと語ったとしても---いつでも
Until the day that you are me and I am you---AL~~~~~~WA~~~~~~~AA~~~~~~~AA~~~~
あなたがわたしで,わたしがあなたになってしまったとしても
Until the rainbow burns the stars out in the sky~~~~~AA~~~~~~~~AA~~~~~~~
AA~~~~~~~~~AA~~~~~~~YS~~ALWAYS
虹が空を突き抜けて星のあいだに燃えながら架かっていったとしても---いつでも

We all know sometimes lifes hates and troubles
われわれは皆,知っている。人生には憎しみと困難に満ちており
Can make you wish you were born in another time and space
そのゆえにあなた達が別の時代に別の場所に生まれればよかったと願っていることを
But you can bet you life times that and twice its double
でもあなた達はあなたの人生を二度賭けることができたとしても
That God knew exactly where he wanted you to be placed
神は二度とも,神がそこにあるべきと考える場所にあなたを 置いていくだろう
so make sure when you say you're in it but not of it
だからあなたが生きている場所がここであろうとなかろうと,はっきりさせなければならない
You're not helping to make this earth a place sometimes called Hell
あなたはこの地球を時に地獄と呼ばれる場所にする手助けをしてはならない
Change your words into truths and then change that truth into love
真実の言葉を知り,あなたの言葉をそれに置き換え,真実の愛がこもった言葉にしなければ
And maybe our children's grandchildren
そしてわたしたちの子供たちのそのこどもたちのこどもたちや
And their great-great grandchildren will tell
もっともっと先に生まれてくる子供たちにも同じ言葉が伝わりますように
I'll be loving you
そのようにわたしはあなたを愛していくでしょう

Until the rainbow burns the stars out in the sky--Loving you
虹が空を突き抜けて星のあいだに燃えながら架かっていったとしても---あなたを愛している
Until the ocean covers every mountain high--Loving you
海がすべての山を覆い尽くすまで高くなったとしても---あなたを愛している
Until the dolphin flies and parrots live at sea--Loving you
イルカが空を飛び,オウムが海に住むようになったとしても---あなたを愛している
Until we dream of life and life becomes a dream--Be loving you
私たちが夢見ているものが,実現されないただの夢になってしまったとしても---あなたを愛している
Until the day is night and night becomes the day--Loving you
昼と夜がさかしまになったとしても--あなたを愛している
Until the trees and seas up, up and fly away--Loving you
樹や海が高く,高く飛び上がって去っていったとしても--あなたを愛している
Until the day that 8x8x8x8 is 4--Loving you
8の4乗が4になってしまう日があったとしても--あなたを愛している
Until the day that is the day that are no more--Loving you
この世のお終いの日が来たとしても--あなたを愛している
Until the day the earth starts turning right to left--Be loving you
たとえ地球の自転が逆さまになったとしても--あなたを愛している
Until the earth just for the sun denies itself--Loving you
たとえ太陽がそのことを拒否したとしても--あなたを愛している
Until dear Mother Nature says her work is through--Loving you
敬愛する母なる自然が,その使命は終わったと語ったとしても--あなたを愛している
Until the day that you are me and I am you--
あなたがわたしで,わたしがあなたになってしまったとしても
Now ain't that loving you
それでもあなたを愛し続けるでしょう
Until the rainbow burns the stars out in the sky
虹が空を突き抜けて星のあいだに燃えながら架かっていったとしても
Ain't that loving you
それでもあなたを愛し続けるでしょう
Until the ocean covers every mountain high
海がすべての山を覆い尽くすまで高くなったとしても
And I've got to say always
それでもわたしはいつも口ずさむでしょう

Until the dolphin flies and parrots live at sea~~AL~~~WA~~~AYS
イルカが空を飛び,オウムが海に住むようになったとしても---いつの日でも
Until we dream of life and life becomes a dream-Um AL~~WA~~AYS
私たちが夢見ているものが,実現されないただの夢になってしまったとしても---いつの日でも
Until the day is night and night becomes the day-AL~~~~WA~~AYS
昼と夜がさかしまになったとしても--いつの日でも
Until the trees and seas just up and fly away-AL~~WA~~~AA~~~~~
樹や海が飛び上がって去っていったとしても--いつの日でも
Until the day that 8x8x8 is 4~~~~~AA~~~~~~~AA~~~~~~~AA
8の3乗が4になってしまう日があったとしても--いつの日でも
Until the day that is the day that are no more-AA~~~~AA~~AA~~~AYS
この世のお終いの日が来たとしても--いつの日でも
Until the day the earth starts turning right to left-AL~~~WA~~~A~~~AA
たとえ地球の自転が逆さまになったとしても--いつも
Until the earth just for the sun denies itself-~~AA~~~AA~~~AA~~~AYS
たとえ太陽がそのことを拒否したとしても--いつの日でも
Until dear Mother Nature says her work is through-AL~~~WAYS
敬愛する母なる自然が,その使命は終わったと語ったとしても--いつの日でも
Until the day that you are me and I am you
あなたがわたしで,わたしがあなたになってしまったとしても
Until the rainbow burns the stars out in the sky
虹が空を突き抜けて星のあいだに燃えながら架かっていったとしても
Until the ocean covers every mountain high
海がすべての山を覆い尽くすまで高くなったとしても
Until the dolphin flies and parrots live at sea
イルカが空を飛び,オウムが海に住むようになったとしても
Until we dream of life and life becomes a dream
私たちが夢見ているものが,実現されないただの夢になってしまったとしても
Until the day is night and night becomes the day
昼と夜がさかしまになったとしても
Until the trees and seas just up and fly away
樹や海が飛び上がって去っていったとしても
Until the day that 8x8x8 is 4
8の3乗が4になってしまう日があったとしても
Until the day that is the day that are no more
この世のお終いの日が来たとしても
Until the day the earth starts turning right to left
たとえ地球の自転が逆さまになったとしても
Until the earth just for the sun denies itself
たとえ太陽がそのことを拒否したとしても
Until dear Mother Nature says her work is through
敬愛する母なる自然が,その使命は終わったと語ったとしても
Until the day that you are me and I am you
あなたがわたしで,わたしがあなたになってしまったとしても...



☆ きょうは違う内容を用意していたのですが,あるニュースを聞いて急遽差し替えを決めました。
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「Talking in Your Sleep」 (The Romantics 1983年9月)


In HeatIn Heat
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☆ ザ・ロマンティックスはデトロイト出身のバンドで結成は1977年,同年にデビューシングルが出て,アルバムデビューは80年。このアルバムは全米最高位61位とまずまずの成果を挙げたが続くアルバムは不発。めげずにバンドは1983年に9月にアルバム『In Heat』とシングル「Talking in Your Sleep」を発表。シングルは当初は動きがなかったものの,MTVが効果を示し始めたこの年の暮れからチャートを上昇,ダンスチャートで首位に立ち,最後はビルボードHot100最高位3位(ビルボード。キャッシュボックスは4位)の大ヒットとなった。その他の国ではカナダ1位,スウェーデン5位など英国を除く広い地域でヒットし,英国ではバックス・フィズがカヴァーした盤が15位のヒットとなっている。オリジナル盤が出なかったのは,おそらく原盤権を獲得するディストリビューターがいなかったからだろうと思われる。この後ヒットには恵まれなかったが,バンド自体はメンバーを変えながら活動を継続している

Talking in Your Sleep (Canler, Skill, Palmar, Solley, Marinos)


When you close your eyes and you go to sleep
おまえは瞳を閉じて眠りに就く
And it's down to the sound of a heartbeat
そしてそれはお前の鼓動の中に降りていく
I can hear the things that you're dreaming about
ぼくにはおまえが夢見たことが聴こえる
When you open up your heart and the truth comes out
おまえが閉ざした心を解き放つとき,ほんとうのおまえが現れる

You tell me that you want me
おまえはぼくに何を望んでいるのか話すだろう
You tell me that you need me
おまえはぼくの何が必要なのか話すだろう
You tell me that you love me
おまえはぼくのことをすきだと話すだろう
And I know that I'm right
そしてぼくには分かる。ぼくは全然構わないのだと
'Cause I hear it in the night
だってぼくはその全てを昨夜のうちに聴いてしまっているから

I hear the secrets that you keep
ぼくにはおまえが隠している秘密が聴こえる
When you're talking in your sleep
その眠りの中でお前が話していることが
(Repeat)

When I hold you in my arms at night
夜になるとおまえはぼくの腕に抱かれる
Don't you know you're sleeping in the spotlight
おまえは知らないのだろう。その眠りがスポットライトの中にあることを
And all your dreams that you keep inside
そしておまえがひた隠しにするあらゆる夢の中に
You're telling me the secrets that you just can't hide
おまえはもはや隠しえない秘密をぼくに話すことになる

You tell me that you want me
You tell me that you need me
You tell me that you love me
And I know that I'm right
'Cause I hear it in the night

I hear the secrets that you keep
When you're talking in your sleep
(Repeat 3Times)

When you close your eyes and you fall asleep
おまえが瞳を閉じてすっかり眠りの中に入っている時にも
Everything about you is a mystery
おまえにまつわる全ては,ぼくにとっての謎だから

You tell me that you want me
You tell me that you need me
You tell me that you love me
And I know that I'm right
'Cause I hear it in the night

I hear the secrets that you keep
When you're talking in your sleep
(Repeat 4Times)
I hear the secrets that you keep...
(Fade)

☆ あまり関係ない話かもしれないが(謎),寝言であらぬ人の名前が出てきたりすると,あとで困ったことになりますね(爆)。この曲から連想されるのはローラ・ブラニガンの「セルフ・コントロール」。テーマが微妙に被っていることや,それなりに刺激のあるMVも共通している気がする。



そう言えば,このYouTubeのコメント欄が髪型のことで盛り上がっているが(爆),こういう髪型は80年前後のネオ・ロカビリー(ストレイ・キャッツなどを筆頭とする)の頃からかなり見られた(日本だったら横浜銀蝿だな)。こうした「盛った髪型」はパンク/ニューウエイブ期の流行のひとつで,例えばちょっと前にYouTubeだけ紹介したエイミー・マンがティル・テューズデイでデビューした頃の髪型なんかでもYouTubeのコメント欄は専ら若いリスナー間で結構な論議になっていた(爆)。

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「ロング・トレイン・ランニン(Long Train Runnin')」 (The Doobie Brothers 1973年)




Long Train Runnin' (Tom Johnston)



☆ この曲の疾走感が良いのか,時々クルマのCMに使われている。いま(2017年)はスバルのレヴォーグのCMにギラ・ジルカという人のカヴァーが使われているが,ドゥービーズのオリジナルは90年代にトヨタがチェイサー(X90系)などの宣伝に使っていた(1994年10月25日CDシングル発売)。この車のコマーシャルはWBSかどこかで見たのだが,いかにも夜のCMに相応しい感じのフィルムだった記憶がある。

☆ Wikipediaの解説によると,トム・ジョンストンは最初この曲を気に入っておらずインスト曲として使おうと考えていた(確かにこの曲が収められた『キャプテン・アンド・ミー』にはインタールード風のインスト曲が1曲入っている)。ジョンストンを説得したのはプロデューサーのテッド・テンプルマンでジョンストンは詩を加えアルバムからのファースト・シングルとして発売,全米最高位8位となるヒット曲になった。

☆ 途中のいかにもブルーズ然としたハーモニカはジョンストン。曲全体の疾走感の中にこの間奏が入っていることでドゥービーズのバックボーンがロックンロールのバックボーンであるブルーズにあることを示している。「豪快」という言葉は,70年代中期のこのバンドを象徴するイメージであるが黒人音楽をベースにしたマルチ・リズムに特色を持つこのバンドの本質は時期によりテイストがどう変わろうとも一貫していた。このことだけは強調しておきたい。

1982年の「フェアウエル・ツアー」のライブ



☆ ドゥービーズの歴史を見ると,ジョンストンが抜けてマクドナルドがリードした時期に一度「お終い」にして(このツアーの通り1982年)それから6年ほど経ってジョンストンが戻ってきて再起動(再結成というよりリブートでしょ,このバンドは^^)して,さらに紆余曲折を経ることになる。その辺がどこかのバンドとはかなり違うのだが,その「二つの話題」にはもう触れたくない。

PERSONEL(YouTube投稿者WestLAGuy氏のNoteによる)
Here's another track from the live Doobie Brothers concert in 1982 at Santa Barbara, part of their Farewell Tour. This time it's Cornelius Bumpus handling the lead vocal. Super rhythm section of Bobby La Kind on congas and bongos, Chet McCracken timbales and Keith Knudsen on drums; the soaring guitar playing of Patrick Simmons and John McFee. Wow !

☆ コーネリアス・バンパスがジョンストンの代役をしっかり決めて(ブルースハープの代わりにサックスを吹く八面六臂と言って良いだろう)このバンドの陽性な部分が伝わってくる。音楽はこうでなくちゃと思う(o‘∀‘o)*:◦♪。

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Clock of the Heart(四の舞...いつまでやっとるんかい!)




☆ 著者によるとこの本が解説したいことは「バブル期に,その震源地たる東京で,何が起こっていたか。人々はどんな気分で,何を考え,何をして暮らしていたのか」だそうだ(まえがき P.3)。方法論としては間違っていないと思うのだが,個人的にバブルが最初に発生した場所は東京ではなく大阪だと思っている。その結末は「イトマン事件」として世に知られることになるが,この大阪の雰囲気(東京がなんぼのもんじゃい⇒東京に攻め上る=典型例は広域暴力団を含むバブル紳士及び吉本の芸人軍団)が東京に伝染していき,東京で元々発生していたマーケティング優先,感性指向,軽薄短小,ハイテク,政治力学,ニューアカ(デミズム)とニューエイジ(新・新興宗教ブーム)により増幅されたもの,それが東京バブルだったのではないか。

☆ バブルの宗教はいまだ有力な「拝金教」である。拝金教と新自由主義は名の如く「コインの表裏」だったし,1:99(ウォール・ストリートを占拠せよ運動)やトマ・ピケティや左派系政治家のミニブームでも分かるように今でもそうである。つまりバブルの本質部分は破裂を乗り越えてのうのうと生き延びているのが実態で,そこから見ればバブルなど単なる徒(あだ)花でしかないのもまた明白である。そういうしたたかな前提に立てば,新自由主義の何処がここまで膨れて破裂したのかを政治経済学的に検証する価値は確かにあると思う。でもそれはこの本の目的ではない。この本には考現学のアプローチでこの時期(時代とも言いにくい)を探りたいという思いがあるようで,それはアカデミズムではないが少なくともその礎石にはなり得ると思う。

Time(Clock Of The Heart) (Culture Club 1982年11月19日)



☆ ところで「いつまで総論のところで止まっているのか(怒られる前にギャラリー全員の立ち去る靴音が聞こえるので^^;)」,ということで次回からは少し各論に入ろうと思います。


☆ ダイヴァーシティなきょう日から見るとトム・ロビンソンが異議申し立てをしていた1978年とジョージ・オ’ダウド(ボーイ・ジョージ)が登場した82年ではかなり様相が違っていた。間にイアン・デューリーの「ヒット・ミー」だとかダイアー・ストレイツの「Les Boys(アルバム『メイキング・ムービーズ』収録)」などを挟んだからかもしれない。それでも彼の名を全米に広めた「Do You Really Hurt Me(君は完璧さ)」のMVは異化がテーマだったが。

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うたかた(三の舞)





☆ アルビン・トフラーの描いた「プロシューマー」は,様々なヴァリエイションを生むことになる。その一つは数年前に持て囃された「ノマド」だし形を変えればベンチャー企業家だってそうかもしれない。知的生産に絞り込めばアイフォーンのアップルのように生産せずに製品を企画する生き方などプロシューマー的生き方かもしれない。でも「究極のプロシューマー」は内田樹などが嘆息する「消費しか知らない若者」ということになるし,そういう人達にちゃっかり商売をしようとすればホイチョイ・プロダクション(ズ)のような生き方がそうかもしれない。


☆ バブルに向かう時代の空気の一つに「ニュー・アカデミズム」があった。しかし,70年代から「ニュー何とか」という言葉がどれだけ使い捨てされたことだろう。「ニュー・ファミリー」然り「ニューミュージック」然り。


☆ 1970年代くらいまでの「戯画」で「変わり者」は哲学書(なぜかジャン=ポール・サルトルの名前だけ書いてあったりする)を手に小難しいことを話すのがステロタイプ(ステレオタイプ)だった。80年代に哲学はどこかに行ってしまう(そんなことはないことは2000年代の中島義道などを見れば分かるけど)。その代りにニュー・アカデミズムが風の又三郎のようにやって来て,すぐにニュー・エイジに入れ替わった(歌舞伎みたいに)。


☆ その時代の「動力」となったキーワードが「感性」である。今ごろこの言葉を使えば一笑に付されるだろうが,マッキンゼーやボストン・コンサルティング・グループにフィーが払えない連中は仕方がないので代用していた。哲学の後退と感性の興隆は,元々軽佻浮薄を促進しつつあった世相を強力に後押ししたと思う。後者の目から見て前者は嘘っぽく見えたか「ダサい(この時代に起源をもつ言葉でもある)」。もっと世の中は軽やかに乗り越えられる筈だという根拠のない自信が出来上がりつつあった。それは今だったら「レジリエンス」と呼ばれる「たおやかさ」には進まず,むしろとんねるずの素人芸のような勢いとしたたかさに進んでいく。

☆ 山本七平ではないが,日本という国は「空気」のあり方がそのまま時代を作ってきた印象がある。必ずしもそれは日本人に普遍化させられないことだと橘玲は言うが,バブルからその破裂までの日本と今の日本とを見て共通するものを考えた場合,ぼくには前者に軍配を上げざるを得ないのだ。

You Spin Me Round (Like a Record) (Dead or Alive 1984年11月5日)





R.I.P. Peter Jozzeppi "Pete" Burns(5 August 1959 – 23 October 2016)

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プロフィール

deaconblue

Author:deaconblue
「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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