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2019-04

「薔薇とノンフィクション」 (PSY・S 1988年7月21日)【4月6日改稿】



「薔薇とノンフィクション」 (作詩:松尾由紀夫 / 作・編曲:松浦雅也)


☆ 『Non-Fiction』でサイズが示したのは(後年それがバブルと蔑まれたにせよ)ある世代にとっての「朱夏」の姿だったと思う。人は自分が生きる世代を選ぶことはできない。彼等が記しているのは一つの世代にとっての夏の徴(しるし)だ。

☆ 計算され作り込まれた音の上でヴォーカルがゆっくり,かつ確実に「うた」を刻んでいく(大滝さん流に言えば激しいビートに乗せて朗々と歌う)。それは彼らがその時間を生きた証であり,リアルな記録でもある。

☆ 時代が一つ変わる。半ば強制的に変わる。変わることは未来を見ることにもなりうる(見たくないと顔を背ける者もまた多くいるだろう)。変わること自体を信じる。そんなシンプルで明るい希望が,この時代の「うた」の中にはある。そのこと自体は遠く時を隔てた今もなお真実であり,信じてよいことだと思う。

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「UNICORN」 (MOBOⅢ 1986年)





PERSONNEL
渡辺香津美(g)
村上ポンタ秀一(ds)
グレッグ・リー(b)

☆ ジャズ・ギターとロック・ギターの違いを感じさせる演奏だ。ロックギターの速弾きはロックという形式の中にあり,ジャズギターの速弾きはジャズ的なインプロヴィゼイションの範疇に収まる。しかしこのソリッド感(3分間ポップスのフォーマットの中にサラリと投げ込んで)凄いったらありゃしない。



☆ そう言えば,少し前に「歌姫ってなんなん」ってつぶやいた女性歌手がおったが,さしあたって返事しておくと「あんたの母ちゃんや」。ただしこの続き,どっかで書いておこうと思う。

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「Take Me in Your Arms (Rock Me a Little While) (君の胸に抱かれたい)」 (ドゥービー・ブラザーズ 1975年4月23日)



☆ 1970年代の中盤はウエスト・コーストのバンドが争うように来日した。ぼくの街にもイーグルス,ドゥービーズ,ニール・ヤング&クレイジー・ホースとか色んなバンドが来ていた。思えばイーグルスは『呪われた夜』のツアーだったし,ドゥービーズは『スタンピード』のツアーだったのではないか。その時期不幸にも受験シーズンだったためパスせざるを得なかったことは相当な不覚である(少なくともバーニー・レドンとランディー・マイズナーのいたイーグルスに関しては)。

☆ 一方,ドゥービーズは名前の由来になった原因(麻薬中毒)でトム・ジョンストンが長期離脱したツアーだったので,マイケル・マクドナルドがどう代役をやったのか興味深くあるが(『Takin' It to the Streets』 (1976年3月19日リリース)の作品を主体にしたセット・リストだったのか?),まあいずれにしても過ぎたことだった。

Take Me in Your Arms (Rock Me a Little While)
(Holland–Dozier–Holland)



I know you're leavin', leavin' me behind
I'm seein' you darlin' for the very last time
Show a little tenderness, mama, before you go
Please let me feel your embrace once more

Take me in your arms... Rock me, rock me a little while
Oh, little darlin'... Rock me, rock me a little while

We all must feel... Heartache sometimes
Right now, right now... I'm feelin' mine

I tried my best to be strong... But I'm not able
I'm like a helpless child... Left in a cradle
Before you leave me... 'fore you leave me far behind
Please, let me feel... Happy one more time

Take me in your arms... Rock me, rock me a little while
Oh, little darlin'... Rock me, rock me a little while

I'm losin' you... And my happiness
My life, it is so dark... I must confess

I'll never, never see your smiling face no more
I'll never, ever hear your knock upon my door
Before you leave me, leave me behind
Please, let me feel... Happy one more time

Take me in your arms... Rock me, rock me a little while
Oh, little baby... Rock me, rock me a little while
Oooh... Yeah, yeah

(Break~Guitar solo) 

I beg you, baby (take me)
Oh, baby, please, yeah (take me, take me)
Come on, baby, (take me)
Can't you see me on my knees, now (take me, take me)
Come on, baby-ow (take me)
Have a little, please (take me, take me)
Come on to your daddy (take me)
Oh, please, please, please, please

Take me in your arms... Rock me, rock me a little while (take me, take me)
Oh, little darlin'... Rock me, rock me a little while
Come on baby, rock me, rock me a little while (take me, take me)
Oh, little darlin', rock me, rock me a little while
Aaah baby, rock me, rock me a little while
(Take me, take me, take me)
Oh-ho, little darlin', rock me, rock me a little while

☆ 過去何回も書いていることだが,『スタンピード』からシングル・カットされビルボード最高位11位,キャッシュボックス最高位10位のヒットとなったこの曲,ホランド=ドジャー=ホランドのチーム名で分かるようにモータウン作品のカヴァーである。しかしドゥービーズのツアーのスポットCMでかかりまくっていたこの曲,リズムは確かにモータウンなんだが,軽快を超えて豪快の一字に尽きる(笑)。ところでWikipedia(Eng)にこの曲の由来をこう紹介している。

> Eddie Holland of Holland-Dozier-Holland made the original recording of "Take Me in Your Arms" in 1964.
> ホランド=ドジャー=ホランドのエディ・ホランドは1964年に「君の胸に抱かれたい」のオリジナル・レコーディングを行った。
This version was not released commercially until 2005.
> このヴァージョンは2005年までリリースされたことがなかった。
> Holland-Dozier-Holland had Kim Weston record the song in 1965 and her version was released that September.
> ホランド=ドジャー=ホランドは'65年,キム・ウエストンのシングルにこの曲を選び,キムのヴァージョンはその年の9月にリリースされた。
> It peaked at number 4 on the R&B chart in Billboard and at number 50 on the Hot 100.
> キムのヴァージョンはビルボードHot100の最高位50位,同R&Bチャートでは最高位4位のヒットとなった。
> In 1967, Holland-Dozier-Holland had the Isley Brothers remake the song.
> ホランド=ドジャー=ホランドは'67年,アイズレー・ブラザーズのためにリメイク・ヴァージョンを作った。
> Their version released in March 1968 and reached number 121 in the U.S. and 22 on the R&B chart.
> アイズレー盤は全米121位,R&Bチャートは最高位22位だった。



PERSONNEL
The Doobie Brothers:
Tom Johnston – guitars, vocals
Patrick Simmons – guitars, vocals
Jeff "Skunk" Baxter – guitar, Pedal Steel guitar
Tiran Porter – bass guitar, vocals
John Hartman – drums
Keith Knudsen – drums, vocals

Additional Musicians:
Bobbye Hall Porter – congas on "Take Me In Your Arms (Rock Me a Little While)"
Sherlie Matthews, Venetta Fields and Jessica Smith – vocals on "Take Me In Your Arms (Rock Me a Little While)"


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「Touchdown」 (Bob James 1978年7月20日=アルバムリリース)



米国版Wikipedia解説
The album's title is a reference to this being James' sixth solo album (a touchdown being worth six points in American football), a pattern also followed by his previous album Heads (featuring a five cent coin on its cover) and next album Lucky Seven.

> アルバムタイトルはジェームズの6枚目のソロアルバムであること(アメリカン・フットボールではタッチダウンで6点が入る)を示しているが,これは前のアルバム『ヘッズ』(5セント玉をアルバムカヴァーに使ったソロ第5作)と次のアルバム『ラッキー・セブン』と同パターンである。

Touchdown (Bob James)



PERSONNEL
Bob James — Yamaha Grand Electric Piano, Fender Rhodes, Synthesizer (Oberheim Polyphonic), Acoustic Piano, Arranger, Conductor
Hiram Bullock — Guitar, Electric Guitar, Vocals
Eric Gale — Guitar, Electric Guitar
Earl Klugh, Richie Resnicoff — Acoustic Guitar
Idris Muhammad, Steve Gadd — Drums
Mongo Santamaria, Ralph MacDonald — Percussion
Gary King — Bass
Ron Carter — Piccolo Bass, Acoustic Bass
Hubert Laws — Flute
David Sanborn — Alto Saxophone
Harvey Estrin — Flute, Clarinet, Tenor Saxophone
Jerry Dodgion — Alto Saxophone, Flute
Phil Bodner — Alto Saxophone, Flute, Oboe
Howard Johnson — Clarinet (Contrabass), Baritone Saxophone
George Marge — Tenor Saxophone, English Horn, Flute, Oboe, Recorder
Jon Faddis, Mike Lawrence, Randy Brecker, Ron Tooley — Trumpet
Alan Raph, Dave Bargeron, Wayne Andre — Trombone
David Nadien — Concertmaster
Charles McCracken, Jonathan Abramowitz, Richard Locker, Seymour Barab — Cello
Emanuel Vardi, Jean Dane, Sue Pray, Theodore Israel — Viola
Diana Halprin, Harold Kohon, Harry Cykman, Harry Lookofsky, Herbert Sorkin, John Pintavalle, Lewis Eley, Louis Gabowitz, Matthew Raimondi, Max Ellen, Richard Sortomme — Violin


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「Do You Believe In Love」 (Huey Lewis And The News 1982年1月22日)



☆ ヒューイ・ルイス&ザ・ニューズの出世曲で,全米最高位7位。アイスランドのチャートでは最高位2位。ちなみに英国では「The Power of Love」と両A面で発売された85年に最高位9位を記録している。この曲とアルバム『Picture This(ベイエリアの風)』でステップを踏んだ彼らは『SPORTS』と「The Power of Love」でトップに立つが,コアなファンはこの曲の思い入れも強い。確かにこの曲は彼らのロック・バンドとしての要素とコーラス・グループとしての要素の二つが上手くミックスされており,高いレベルでバランスを保っているからだろう。

Do You Believe in Love (Robert John "Mutt" Lange)



☆ 興味深く思ったのは曲の作者ロバート・ジョン "マット"ランジで,彼の名前はモーターズのファースト・アルバムのプロデューサーとして知っていたし,AC/DCやデフ・レパードなどハード/メタル系のバンドの80年代の進撃を支えた人という認識があった。しかしこの曲のポップ・センスは作曲家としての彼の力量を示す好例だと思う。

☆ ヒューイ・ルイスに関してはくどくど書くこともない。パンク/ニューウエーブの強風吹き荒れるロンドンでエルヴィス・コステロらと親交を結んでいた時の長髪をサックリ切って,ヤッピー然としたスタイルでメインストリーム・ロック(特に西海岸ロック)の80年代における形を示したその活動は,ある意味80年代の「ポスト・モダン」時代のロックを指し示すものであり,これをポピュラー音楽全体の視座で見ればキング・オブ・ポップという80年代のマイケル・ジャクソンへの評価もまた正鵠を得たものと言えよう。

☆ ポスト・モダンの時代におけるポピュラー音楽の方法論が入念かつ綿密なターゲットユーザーセグメントの把握と彼らの日常生活へのリーチにあったことは,これが90年代半ばまでに使い果たされて捨てられるまで使い続けられたことからも良く分かる。そしてそうしたポピュラー音楽の産業化は常にオータナティヴというマイナーな対抗軸を生み出し,それがポピュラー音楽の分裂を加速化させ「歌が世に連れ」た時代を終焉させた。

☆ その過程は「おもしろうて,やがて悲しき」であったとは思うが,少なくとも80年代初頭に感じた「風」が,結果はともかく「何か新しいもの」をその時代の若者世代に予感させたことだけは事実だろうと思う。もっとも後生の冷たい視線からは「そうやって使い果たしたのは誰の責任なのか?」というカードを突きつけられるのだろうが。



☆ それにしてもクラシックやジャズの素養もある村上春樹が,どうしてこの時期のヒューイ・ルイス&ザ・ニューズを贔屓するのか(謎)。もっとも彼の場合,90年代以降のポピュラー音楽に対する造形も相当に深いことを知ってるが。ビーチ・ボーイズ前後から始まる西海岸の命脈の先にこのバンドを見ているからなのだろうか。

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「Surrender」 (Cheap Trick 1978年6月)


初出:2008年7月12日

Surrender (Rick Nielsen)


Mother told me, yes she told me I'd meet girls like you
ママが言うんだ,こう言うんだ。あなた位の年頃の女の子達に会ったとしても
She also told me "Stay away, you'll never know what you'll catch"
ママは言うんだ「あの娘達に近づいちゃだめよ,あなたがどんな目に遭うか知れたもんじゃないから」
Well just the other day I heard of a soldier's falling off
でもついこの間兵隊が死んでいく話を聞いた
Some Indonesian junk that's going 'round
インドネシアあたりで作られた紛い物だとか,そんなことをね

(Chorus):
Mommy's alright, Daddy's alright, they just seem a little weird
ママの言うことは正しいし,パパの言うことも正しいけど,どこかおかしいんだよね
Surrender, surrender, but don't give yourself away, ay, ay, ay
降参,降参,だけど,自分を誤魔化して生きるのは,もう止めたがいいんじゃない。

Father says "Your mother's right, she's really up on things
パパは言うのさ「お前のママは間違ってないよ,ママは本当に真面目に生きてきたんだから
Before we married, Mommy served on the WACs in the Philippines"
結婚する前はママは陸軍婦人部隊の一員としてフィリピンで奉職していたんだよ
Now, I had heard the WACs recruited old maids for the war
じゃあ聞くけど,婦人部隊は今でも戦争に備えて奉職する女性を募っているらしいけど
But Mommy isn't one of those, I've known her all these years
ママはその中に入らないんだね,ここ数年のママのことずっと見ているから分かるけど

(Chorus)

Whatever happened to all this season's losers of the year?
今年の敗者たちに,いったい何が起こったんだい?
Every time I got to thinking where'd they disappear?
いつだって思うんだ,負けた人達はどこへ消えてしまうのかって
Then I woke up, Mom and Dad were rolling on the couch
そんなことを考えながら目を醒ますと,ママとパパはカウチの上で盛り上がっていて
Rolling numbers, rock and rolling got my Kiss records out
いつの間にやら僕のレコード棚からくすねたキッスのレコードかけて盛り上がっているなんて

(Chorus)
Away......
やれやれ......

2019年3月1日記
☆ 「安仕掛け(Cheap Trick)」という人を食った名前のバンドを見つけてきたのは,福岡の民放ラジオ局(AM)のアナウンサーだった。彼は地元では知らない人がいないほど有名な洋楽ファンで,ポピュラーソングのチャート番組を日曜の朝に持っていた。その彼が渡米した(ニューヨーク)のは'75年辺りだったと思う。そこで一押しのバンドを見つけてきた。それがチープ・トリックだった。だからチープ・トリックの曲が世界で最初にNo.1になったのは極東の一地方(福岡)のローカルチャート番組だった。ちなみに彼は同じ時にもう一組,オハイオ州アクロンから出てきた風変わりなバンドのギグも見ている(当時ニューヨークにいたデヴィッド・ボウイが紹介したそうだ)。そのバンドはDEVOといい,こちらも数年後にストーンズの曲を解体したシングルでシーンに浮上した。

☆ という訳でこの時期に日本で先に火が付いたバンドのひとつがチープ・トリックである(そういう火の付き方の最大の炎がクイーンであるのだが)。しかし彼らは本国ではまるで陽の目を見ない下積みの時期を送っていた。ちなみにある時彼らはキッスのヘッドライナー(前座)としてツアーを回っていたが,キッスのローディーに邪険にされた(盛り上がっていたアンコールの途中で(契約時間終了で)電源を落とされたとか,そういうこと)ことがあるらしい。「サレンダー」のお終いのところにキッスのレコードで盛り上がってという歌詩が出てくるが,当時リック・ニールセンはかなりこの前座時代のことを根に持っていた節がある(爆)。

☆ この曲のチャートはビルボードHot100の右側(51位以降)を粘り強く這い上がって行った。最高位は60位台だったが,この時チープ・トリックというバンドは初めて全米のステーションに認知された。それが無ければ『アット武道館』の大ヒットはなかったはずだ。ライブステージの艱難辛苦を経てメジャーになっていく。70年代にはよくあるパターンだった。

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この辺りから、メインストリーム・ロックの時代になる。



Jump(Released December 21, 1983)
(Eddie Van Halen, Alex Van Halen, Michael Anthony and David Lee Roth)



☆ 最近(曲が発表されて35年以上経つ)になっても,どこかのCMがコッソリ使っているこの曲。当時の渋谷陽一なら明快に「産業ロック」と決定したと思うが(それも,むべなるかな。),2019年の今から思えば,この辺りからメインストリーム・ロックというものが生まれてきたような気がする。

☆ ぼくの思う「メインストリーム・ロック」は,明るく明快でありながら一定の重さを保っているロックンロール作品ということになる。この「(音の)重さ」がポイントで,それが強調されるようになる背景はカセット・テープレコーダーの普及と音質向上があると思う。言い換えるとアナログ時代の最後の音的変化(音そのものの変化はカセットテープの進化があり,音を聴く環境の変化には当然カーステレオとウォークマンの普及)がある。

☆ ヴァン・ヘイレンの当時のビジュアルを見ると腕にタトゥーもないし(よく見てないからかな?),80年代のヘヴィーメタルの嵐が吹く前のハード・ロックののんびり感がある気がする。「ジャンプ」という曲はエディがキーボードとギターでキーとなるメロディを作り上げているが,CM好みのインパクトあるイントロから流れ出すメロディはギターソロを除けばどこか「もったり感」があるし,その辺が例えば初期パンクのエッジの効き過ぎた鋭さ(=音的には脆い)と好対照だ。当然ニュー・ウエーブの連中からは「オールド・ウエーブ」と嗤われていたけれど,音の傾向を別とすればハード・ロックがミドル・オブ・ザ・ロードに立つことで「メインストリーム・ロック」が生まれたという構造は否定しがたい。

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【再放送】 「魔女のささやき」(総集編)



2015年3月23日

Live in HollywoodLive in Hollywood
(2012/03/06)
Linda Ronstadt

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☆ 「魔女のささやき(Witchy Woman)」は,1972年6月1日にリリースされたイーグルスのファースト・アルバムからのセカンド・シングルで,彼らにとって初のTop10ヒット(最高位第9位)となった。この「魔女のような女性」がリンダ・ロンシュタット(ロンシュタッドと言う人もいるが,以後この表記に統一したい)だ。そう断言できるのは,この曲の作者であるドン・ヘンリーとバーニー・レドン(バーニー・リードンとも呼ばれるが,レドンに統一したい)らが彼女のアルバムのレコーディングのバック・バンドとして西海岸に呼び寄せられたからだ。

イーグルス・ファーストイーグルス・ファースト
(2005/12/21)
イーグルス

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リンダ・ロンシュタット(紙ジャケット仕様)リンダ・ロンシュタット(紙ジャケット仕様)
(2014/08/27)
リンダ・ロンシュタット

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☆ 魔女というのは,ひとことで言えば「恋多き女」。自分が惚れっぽいのもそうだろうし,無意識過剰なフェロモン芳香剤みたいなもの(なんだか蛾に対する灯のようだが)かもしれない。だけど結果として彼女は魔女というより「うたの神様」の使いだったんだろうなと思う。今日はこの辺にして,最初に掲げたライブのレビューは次回にしよう(苦笑)。

2015年4月8日

☆ このアルバムに関してはアマゾンのレビュアーの人が書いているように,コアなファン以外は買わない方が良いと思う。カセット起こしは言い過ぎだけれど(苦笑),曲がブツ切りでトータルとしてのライブ感が全くない。何だか本人とのインタビュー(勿論そんなものは無いので収録されていないが)の合間にライブで曲を紹介している,そんな感じがする。音源的にもバランスが悪いし,総体的に言ってコレクターズ・アイテム以上の価値はないと思う。

☆ ただ,そんなレビュアー諸氏も認めているのが,この時期がリンダのキャリア上絶頂期と言っていいこと(ちなみに同内容のDVDもあり,アマゾンの該当商品のページにセット(?)リストがあるが,『Mad Love(激愛)』のツアーのもののようだ。どうでもいい話だが,この時代に「激○」が流行っていた。火元は篠山紀信と小学館(「GORO」誌)と思われるが,東洋水産が「激めん」というカップ麺を売り出して,三橋美智也が「サタデー・ナイト・フィーヴァー」風衣装で「激めんでフィーバー・フィーバー」とやって大受けしていた。そんな時に「マッド・ラヴ」なんてタイトルが出てくれば「激愛」もむべなるかなである(爆)。

☆ 前作『Living In The USA』でエルヴィス・コステロの「アリスン」(彼のデビュー作収録)を取り上げ(コステロに散々こき下ろされ)たリンダは,ロックンロール回帰の風潮(ビリー・ジョエルも『グラス・ハウス』を出している)に敏感に反応したのだと思う。ただ元々「歌い上げ型」でエモーション溢れるリンダが,ニュー・ウエイヴっぽい音にトライしてもコステロではないがオーヴァープロデュースになるうらみはあったかなとも思う。

Hurt So Bad



PERSONEL
Dan Dugmore; guitar and pedal steel
Bob Glaub: bass
Russell Kunkel: drums
Peter Asher: percussion & backing vocals
Danny Kortchmar : guitar
Kenny Edwards: banjo, guitar $ backing vocals
Billy Payne: keyboards
Wendy Weldman: backing vocals

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プロフィール

deaconblue

Author:deaconblue
「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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