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2018-12

二次元女性のウエスト問題を考える


☆ 纏足(てんそく)は中国の満州族が昔行っていた習慣で,女性の足は小さいほうが良いという宗教的なのかどうかは知らないが美意識に基づく風習で,女の赤ん坊が生まれた時から小さな靴の中に押し込んで足を成長させない,それが美人の基準の一つになったと習った気がする。これは漢民族には耐え難かったろうと思うが,とにかく清朝成立後長い間そういう風習があったらしい。

☆ これに似たようなことは欧州ならば18世紀くらいまでの王侯貴族の女性下着でもあった。ここで突然犬の話に飛ぶが,犬が怪我か何かで薬を顔の周囲に塗った時に,誤ってそれを舐めないように付ける器具のことをエリザベス・カラーと言う。その名前を知らない頃はあれを見て「ひまわり犬」と呼んでいて笑われた。エリザベスの名前は女王エリザベス(といっても現在の連合王国(少なくともイングランド)女王ではない。エリザベス一世のほうだ。彼女の肖像画を見ると確かに(畏れ多くも)犬がつけているようなデカいひまわり状のカラーをつけている。近現代女性の服飾の歴史はこうした拘束からの解放が一つのテーマであった。これも失礼を顧みず申し上げれば,ウイメンズ・リバティとノーブラはほとんど同時にやってきたような気がする。

☆ その文脈で考えると今の二次元アニメに氾濫する女性キャラクターの大半は纏足ならぬ纏束状になっている。それもヘンテコリンなことに衣服でそうなっているのではなく身体の造形じたいがそうなっていて(内臓はどうなっているんだ?),下着で矯正する必要などこれっぽちもないのである。そしてどういう寄せ方をすればそうなるのかわからないが脂肪はほとんどすべて胸に集中し,どう考えてもバランスの取れない造形になってしまっている。

☆ それが一種の偏った美学だというのはもちろんオトコの端くれなので理解しない訳でもない(苦笑)。そしてまた女性側でもナチュラル・ビューティーはある程度の統制が必要であるという認識はジェーン・フォンダがワークアウトをやり始めた後に少しずつ同性間の支持を得てきたことも想像に難くない。だがそれにしてもだ(再苦笑)。あれは生態的に不自然過ぎると思ってしまい,その違和感がぼくをしてこういうアニメーションの世界から遠ざけてしまうのである。

Time Passages (Al Stewart / Peter White)

Released:September 1978(US),November 1978(UK)



トーチソングの件,まとまりませんでした。ゴメンナサイ。
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マキシム,ここは退屈だ。一緒に革命起こそうぜ。



☆ でもお前の国のがつくクルマには乗って来るなよ(笑)。



彼の名はMaximilien François Marie Isidore de Robespierre

☆ ロベスピエールは確かに左翼小児病の元祖だが,腐ったアタマよりはよほどマシだろ。
永ちゃんなら黒く塗りつぶすだけで済むけど,マキシムと来た日には
腐ったアタマは全部飛ばせばいいのさ。


【11月27日追記】
☆ つまんないことを書いたので,この次は70年代女性アイドルのトーチ・ソングの変遷でも書こうかなと思っている。

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「接吻 -kiss-」(ORIGINAL LOVE 1993年11月10日)



☆ 枯葉はすでに命の無くなったものであるのに美しい。美しいからそこに生命(いのち)を感じ,強く握りしめると,脆く崩れてしまう。その時愚かにも命の無くなったものを愛している自分に気付くのだ。

☆ 「大人のキス」(AX「土曜グランド劇場」:1993年(平成5年)10月23日~12月18日)は,あまり良く出来た話ではなかった(鎌田敏夫の脚本の中では)。柴田恭兵は彼のイメージの「強くない」ところが集まってしまったし,唯一「抜けてくる感」があったのは深津絵里だけだった。でもまあこの曲(ドラマ内では女のヒトが英語でカバーしたヴァージョンも流れていたと思うけど)があったからねえ。

「接吻 -kiss-」(作詩・作曲:田島貴男)



☆ 作品としての「接吻 -kiss-」の話は別のところで触れるとして,「大人のキス」はザ・ラスト・キスでもあるんだよね~。恋をすれば100歳だろうが14歳だろうが「同じようなもの」になってしまう。「ただ甘い」口づけは,恋の喜びであり,こころのときめきでもあるかもしれない。その炎は最良の場合「ひとしきり燃え上がる」かもしれないけれど,それが少しずつ消えていくことは恋する二人にも解っていること(だけど二人は本能的にそれを心の隅っこにしまい込んでおこうとする)。後は断捨離の話と同じ。「ときめかなくなったら,サヨウナラ」。田島君が歌うところの「やけに色のない夢=現実」が少しずつ恋する「満月」を覆っていく。

☆ 長く甘い口づけは最初の喜びであり,同時に最後の言葉でもあるのだろう。

PERSONNEL

ORIGINAL LOVE
田島貴男 : Vocals, Chorus, Guitar
木原龍太郎 : Keyboards
宮田繁男 : Drums
村山孝志 : Guitar
小松秀行 : Bass

Additional Musicians
Strings Arrange : 長谷川智樹
Perc : 三浦“MEZASHI”晃嗣
Horns : 村田陽一 (Courtesy of VICTOR ENTERTAINMENT)・エリック宮城・本田雅人
Strings : 加藤JOEグループ
Manupulate : 木本靖夫(オフィス・インテンツィオ)

Credit
Produced by Takao Tajima (Wonderful World)
Arranged by Original Love
Photo : Tajjiemax At “Tsuta-Kan” (TV-ASAHI)



☆ 鎌田敏夫の脚本では,だけど翌年の秋冬(1994年10月20日 - 12月22日)のCX木曜劇場「29歳のクリスマス」という大傑作(第13回向田邦子賞受賞)があることはあるので,リベンジ(もしくは修復)に1年かかったことになる(^^;)。

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Francis Lai(26 avril 1932:Nice, Drapeau de la France France ~ 7 novembre 2018 (à 86 ans) Paris, Drapeau de la France France)



Un homme et une femme (1966)


Francis Lai 13 jours en France (1968)


Love Story (1970)



☆ ひとつの優雅な時代の終わり。

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「Show Me」 (Dexy's Midnight Runners 1981年)



初出:2007年8月18日
    2010年6月24日

Show Me (Big Jim Paterson/Kevin Rowland)


Show me them now those wild little boys,
そこのやんちゃ坊主ども,今隠したものを見せるんだ
The ones that spelled trouble and stole all their toys,
まだ厄介ごとを起こしてくれて,そのあたりからかっぱらってきた玩具を全部
Young boys with contempt and schemes in their eyes,
軽蔑と新たな企みをその瞳に宿したやんちゃ坊主ども
Strong, rich in spirit with milk stains on their ties.
ネクタイにミルクの染みをつけた強くて,豊かな精神をもった子供達
A little while later the first ones to smoke,
もうちょっとすれば真っ先にタバコの味を覚えてしまう
Oh, I just stood there in awe laughing loud at their jokes.
ああ,私は連中がつまらない冗談を大声で笑い飛ばしているのをみると畏れに立ちすくんでしまう
Tinny transistors (Honk Kong made) and this weeks "Parade"
香港製のちっぽけなトランジスタ・ラジオで今週の「パレード」に耳を済ませている
Ah, if they'd accept me I'd have given anything.
ああ,もし連中が私のことを受け容れるのなら,何でも与えてしまうだろう

Show me them now let me look and see how they've grown up now.
教えてご覧,そこにあるものを見せて,お前達がどんなふうに成長してきたのか
Show me them now let me look and see how they've grown up now.
教えてご覧,そこにあるものを見せて,お前達がどんなふうに成長してきたのか

Stolen watches and big studded rings,
盗んだ腕時計や飾り鋲のついた輪やら
tall talk of girls and all that kind of thing.
女の子についての与太話やら,その手のこと全てさ

Ah, they just had something precious you know what I mean,
そこに何かしらの大切なことがあるとして,分かっているのかい
such wisdom and style like I'd never seen.
そんな悪知恵ややり方は,ついぞ見たことがないよ
They helped me get older,
あいつらは私が年を取るのに手を貸して
pulled me through each bad phase,
ひとつひとつの汚い言い回しで,私を引っ張りまわしてくれた
show me them now those boys from "those days".
さあ,だからそれらを全て見せてご覧,「あの頃」のやんちゃ坊主ども

Show me them now let me look and see how they've grown up now.
教えてご覧,そこにあるものを見せて,お前達がどんなふうに成長してきたのか
Show me them now let me look and see how they've grown up now.
教えてご覧,そこにあるものを見せて,お前達がどんなふうに成長してきたのか
Show me them now let me look and see how they've grown up now.
教えてご覧,そこにあるものを見せて,お前達がどんなふうに成長してきたのか


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「Jungle Fever」 (Niel Larsen 1978年)


Jungle Fever (Niel Larsen)



☆ ニール・ラーセンとバズ(バジー)・フェイトンは1970年代前半にフルムーンというバンドを結成し,アルバムを出した。フルムーン(第1期)の音はあまりにも早く来過ぎたフュージョンで,クロスオーヴァー以前のエレクトリック・ジャズの時代には異色であり過ぎたかもしれない。ただラーセンにとって幸運だったのはトミー・リピューマの支援で70年代後半に「時代が彼に追いつき」2枚のソロアルバムを経てラーセン-フェイトン・バンドの結成につながる。

☆ ラーセン-フェイトン・バンドを聴いたのはFMの深夜枠「アスペクト・イン・クロスオーバー」でアルバムが短く時間が余ったのでおまけにかかったのがこの曲だった。その後フルムーンも含めてニール・ラーセンの作品は少しずつ揃えたが,この曲はシンプルなメロディを重ねながらグルーヴを徐々に生み出していくところが魅力だ。フュージョンのキーボーディストでグルーヴといえばリチャード・ティーが最初に思い出されるが,ティーがアコースティック・ピアノで一音弾いただけで「あっ,リチャード・ティーだ!」と分かるグルーヴを持つのに対し,ニール・ラーセンのグルーヴはいわゆるスルメ系(笑)で曲が進むにつれて味わいが深くなる感がある。ジョー・ザビヌルやボブ・ジェームスもどちらかというと個性の強さで攻めるタイプだと思うが,ニール・ラーセンのグルーヴは大きな川の流れを高いところから眺めているような感じがする。

「Jungle Fever」(Performance by Larsen-Feiten Band)


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「Once or Twice(ロックンロール・シカゴ)」 (Chicago 1976年6月14日=アルバムリリース)【11月2日追記】



シカゴX(カリブの旋風)-(紙ジャケSHM-CD)シカゴX(カリブの旋風)-(紙ジャケSHM-CD)
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シカゴ

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初出:2011年11月6日
    2014年1月25日

☆ シカゴの10枚目は邦題のサブタイトルが「カリブの旋風」という名作だった。名作だと思ったからLPの時に国内盤で買った(笑)。そのアルバム冒頭を飾り,同時にブラス・ロック時代のシカゴの掉尾を飾ると言ってよいテリー・キャスの豪快なロケンロールがこれ。邦題も「ロックンロール・シカゴ」だからいい加減を通り越して感動モノである(笑)。アルバム『シカゴⅩ(カリブの旋風)』劈頭の強烈なパンチである。



Once Or Twice (Terry Kath)

Girl
I looked you over once or twice
I think that you are very nice
And you're just meant for me

Hey girl
I think you got a messed up mind
But if you will take the time
Baby I can set you free

Well I'm not trying to be
What I am not
But I think what you need
Is what I got

・・・・・・・

Girl I'm no philosopher
But I can offer you that cure
To mend your broken heart
Yeahhhh I know that you are not blind
I know you see my messed up mind
I bet you see my broken heart too

So won't you
Bring your heart and bring your mind
That's out on the run
Fuse them with my broken heart
In my mind
We'll be one

・・・・・・・
・・・・・・・

Bring your heart and bring your mind
That's out on the run
Fuse them with my broken heart
In my mind
We'll be one

・・・・・・・

Girl I looked you over once or twice
I think that you are very nice
And you're just meant for me

Yeahhhh Girl I think you got a messed up mind
Now that you know yours is just like mine
Baby, won't you set me free

・・・・・・・
・・・・・・・

☆ 歌詩も豪快を超えてスゴスギ(爆)ではあるが,シカゴという多面体のバンドの最も良質のロックンロール部分がこの作品に結晶していると思う。そして,そのテリー・キャスを冗談とも悪夢ともつかない不慮の事故で亡くして,シカゴは80年代のAORに寄り添っていく。まさにこの曲が「ブラス・ロック」の最後の光だったと思う。



2018年11月2日追記
☆ 原題の "Once or Twice" は,今で言うところの「チラ見」で,要は「一目惚れした男が無理やり迫りまくる歌」ということになる(爆)。「ぼくは哲学者じゃないが...」のくだりの不器用さはサム・クックの「Wonderful World」(1960年)の主人公の高校生がそのままオトナになった感がある。不器用な男が成り行きで女の子と口説き落とすと言えばロッキーがエイドリアンを口説き落としたシーンを思い出したりしてしまう。あれも76年だったな。

☆ そういう訳で曲の豪快さにひけ劣らない歌詩なのだが(爆),どこか乱暴さにも似た武骨さというか不器用さは,まだこの時代までは「オトコのジェンダー」の範疇に入っていたのだろうと思う。



☆ テリー・キャスにしてもフーのキース・ムーンにしても,生き急ぎという感じがしてならない。そして凡庸なぼくは今頃になって日曜の昼下がりにYouTubeで六代目三遊亭圓生の噺を楽しむのがマイブームになりつつある。

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かつての「若きソウル音楽の叛逆児」へ


若き魂の反逆児を求めて若き魂の反逆児を求めて
(2004/02/25)
デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ

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親愛なるケヴィン,

今さらながら貴方達のファースト・アルバムの開幕を告げる3つの曲が持つ意味を考えることを許していただきたい。貴方があのアルバムのレビューを見て直ちにプレスに叩きつけた絶縁状は,若かったぼくにも小気味良く響いたものだった。それでも38年も経ってみると,やはりあれが短いながらも貴方達が身を以て示した叛逆のファンファーレだったことが,ぼくにも良く分かるのだ。

そのファンファーレである「Burn It Down(焼きつくせ)」のイントロで短くラジオから「サンプリング」される3つの曲の意味を,ぼくなりに考えている。当時,プレスの示した解釈はこんなものだった。

「Smoke on the Water」=ハード・ロック(2世代前のポピュラー音楽)
「Holidays in the Sun」=パンク・ロック(1世代前のポピュラー音楽)
「Ratrace」=スカ/ブルービート(直近のポピュラー音楽)
そして "For God sake, Burn it down" で終わる短い宣言の直後に「只今のポピュラー音楽」として,この曲のイントロが高らかに鳴り響く。そういう構成なのだと。

ケヴィン,貴方は不服だったと思うが,これはこれで「それなりに」筋の通った解釈ではある。しかし,その解釈では "For God sake"が読み解かれていない。だからぼくは自分の拙い解釈を此処に示したいのだ。

「Smoke on the Water」が実話に基づく作品だというこの曲のエピソードは有名だ。スイスか何処かで彼ら(ディープ・パープルのメンバー達)が目撃したカジノ・ホテル(Gambling House)の火事がこの曲のモチーフになっている。そのエピソードから導き出されるものは「火事」つまり「物理的な破壊」だ。そしてそれは貴方の曲の新しいタイトル(この曲は当初「Dance Stance」というタイトルでシングル・カットされている)もまた「焼き尽くす」のである。何のために?For God sake.

「Holidays in the Sun」は言うまでもなくジョニー・ロットンが破壊(叛逆)した事実を指している。つまり単なる一世代前のポピュラー音楽としてのパンクではなく,破壊衝動の体現としてのパンク・ロックである。

「Ratrace」は同世代のスノッブ層からヒーローに祭り上げられそうになったスペシャルズの面々が「お前らなんか友達でも何でもない」と吐き捨てることで「友だち幻想」を叩き潰している。それはジョー・ストラマーがかつて言った「パンクは格好ではなく姿勢だ」に通じる。つまり破壊する対象とそれに向き合う姿勢のことだ。

この三つの象徴を受けてケヴィン,貴方は音楽の神様に宣言したのだ, "For God sake, Burn it down" と。従来の総ての音楽に対する訣別とそれを焼き尽くすことで自らの退路を断つという覚悟を。

もちろん貴方が「There, there, my dear」の詩(ことば)の中で吐露したように「若きソウル音楽の叛逆児」は「どこにもいなかった」。たぶん今もいない。まるで神(の子たるキリスト)のように。どこにもいないから,このアルバムが残った。貴方の言葉が残った。そういうことではないかと,ぼくは思っている。敬具

Burn It Down (Kevin Rowland)


YouTubeはこのアルバムの全曲がかかる設定のようです。ご注意を。

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deaconblue

Author:deaconblue
「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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