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2020-05

Radio Rockembourg Program #12 Ian Dury & the Blockheads



Sweet Gene Vincent (Ian Dury/Chaz Jankel)
Ian Dury & the Blockheads (Released 27 November 1977)


IHit Me with Your Rhythm Stick (Ian Dury/Chaz Jankel)
Ian Dury & the Blockheads (Released 23 November 1978)

全英No.1(27 January 1979)

☆ 1979年1月,この曲が全英No.1になった直後,当時オールナイト2部を担当していた糸居五郎氏がこの曲をこう紹介した(大意)。

「この曲はおまえのRhythm Stickで叩いてくれという意味です。このRhythm Stickというのは,こういうものです。ある男が拳銃で射殺された。現場検証に来た警察はそこでダンコンを発見した。」

インターネットの世の中だったらネ申と崇め立てられただろう。あまりにも有名な(ニューウエイブ深夜小僧の間では)エピソード。

Inbetweenies (Ian Dury/Chaz Jankel)
Ian Dury & the Blockheads (Released 18 May 1979)



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Radio Rockembourg Program #11 Blinded by the Light


Originally released by Bruce Springsteen (September 11, 1972)
Blinded by the Light (Bruce Springsteen)
邦題 「光で目もくらみ」


PERSONNEL
Bruce Springsteen – vocals, guitar, bass, keyboards
Vini "Mad Dog" Lopez – drums, backing vocals
Clarence Clemons – saxophone, backing vocals
with
Harold Wheeler – piano

Covered by Manfred Mann's Earth Band
Single edit(Released Aug.27 1976)
邦題 「光に目もくらみ」 (3:48)


PERSONNEL
Manfred Mann – organ, piano, keyboards, backing vocals
Colin Pattenden – bass
Dave Flett – guitar
Chris Hamlet Thompson – vocals, guitar
Chris Slade – drums, backing vocals
with
Doreen Chanter – backing vocals
Irene Chanter – backing vocals
Susanne Lynch – backing vocals

Billboard Hot 100 1976~77年
11/20 95位(New Entry)→83位(11/27)→72位(12/4)→59位(12/11)→40位(12/18)→32位(12/25)→32位(1/1)→28位(1/8)→19位(1/15)→9位(1/22)→8位(1/29)→6位(2/5)→3位(2/12)→No.1(2/19)→3位(2/26)→5位(3/5)→5位(3/12)→18位(3/19)→29位(3/26)→50位(4/2)→チャート外(4/9)

【最高位】
No.1 全米(Billboard Hot100/Cashbox Top100)、カナダ
第6位:英国,第8位:ニュージーランド
第11位:豪州,第19位:オランダ

Album (Full) Version (7:08) with Lyrics




【5月26日追記】
☆ ブルース・スプリングスティーンのシングル「曲」でNo.1に最も早くなったのが,このマンフレッド・マンによるカヴァー曲(1977年2月19日)。アルバムの1位は多数あるが実は彼は単独名義でのシングルNo.1曲は無い。彼の係わったシングルで全米No.1(Billboard Hot100)になったのはUSA for Africaの「ウィー・アー・ザ・ワールド」のみ。No.1に最も近かったのは「ダンシング・イン・ザ・ダーク」(1984年)の2位(No.1は殿下「ビートに抱かれて」)。ちなみに全英No.1シングルも無い。チャートの世界は意外とつれないのである。

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ライ麦チョコレートの残像 じいさん学 第28講



☆ イーグルスの「ニュー・キッド・イン・タウン」(1976年12月7日)の歌詩に出てくる言い回しにJohnny-come-latelyという表現があり,その意味は「時流に遅れた者」という意味がある。




☆ 大石真(1925年12月8日 - 1990年9月4日)という児童文学の作家の名は知らなくとも代表作である「チョコレート戦争」の名は,60代の人達のかなりの部分に感銘を持たれているかもしれない。ぼくがこの作品の名を知ったのは小学校の高学年だったから,1970年代初めということになる。しかし,この作品にとってのぼくは文字通りJohnny-come-latelyで,今(この話を思いついて,Wikipediaの該当ページを開く)に至るまで未知の作品だった。

☆ 「チョコレート」の後は「ライ麦」が続く。『ライ麦畑でつかまえて』(The Catcher in the Rye J.D.Salinger/野崎孝訳 1964年)である。この本は未だに白水社が版権を持っていて,新書版まではいくが,文庫版は暫く出ないだろう(サリンジャーは1919年1月1日 - 2010年1月27日なので今世紀後半まで著作権が維持される)。他のサリンジャー作品が文庫化されていたので散々探したが(文庫コーナーでは)見つけられず苦い思いをしたこともある(笑)。その後,学生を終えた少し後に白水社が悔い改めて(爆)白水Uブックスの中の一巻として出した(1984年5月20日)時にようやく手に入れた。

☆ すでに首までパンク/ニューウエイヴに浸かってていたこともあり(笑)読後感は「こりゃジャズだな」。ここでいうジャズはビバップ以降のジャズ(作品が世に出た頃=1951年7月16日)のことだが,そういう印象がある。文庫の出ていた小説ならA.シリトー『長距離走者の孤独』などは既に高校時代には読んでいたこともあったと思う。白水社はあと5年,これを早くやってほしかった(爆)。

☆ 村上春樹の仕事は大きく三区分できる。長編小説,中短編小説(及びルポルタージュ),翻訳。彼がこの作品を『キャッチャー・イン・ザ・ライ』として訳したのを読んだが,同じ小説だから野崎訳と大きくは変わらないのだが,読んだ時期の差(80年代と00年代)はあったように思う。村上訳ではS.フィッツジェラルド,R.チャンドラー,T.カポーティーとこの作品程度しか読んでないぐうたらな読者だが(笑),読んで良かったなとは思っている。





【2020.05.25追記】
☆ これをうpした後,たまたま伊坂幸太郎『逆ソクラテス』を読んだ。上に書いた本に通じる懐かしい感覚がそこにあった。

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「雨を見くびるな」 (1998年8月26日=シングル・カップリング曲)


初出:2012年4月18日
2 IN 1~10TH ANNIVERSARY EDITION~2 IN 1~10TH ANNIVERSARY EDITION~
(2008/03/19)
キリンジ

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「雨を見くびるな」(作詩・作曲:堀米高樹)

http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B06997

☆ 穏やかな,穏やかな崩壊の絵図である。どこかの政権与党(2020年5月20日付記:既に存在せず,後継政党も分裂した)の空中分解をスローモーションで見させられている国民にとってもこれほど穏やかな悪夢もそうはないだろう。人の心の奥底に流れる水脈はだんだんその量を増して,やがてそれを支え切れなくなった大地が滑り始める。それはその場を通り過ぎる者には立ち止まる価値を感じさせない密かな痴話喧嘩に過ぎない。でも二人には(少なくとも彼女には)後戻りできないクリティカル・パスを既に越えてしまっている。彼女に出来ることは彼に「現実を見くびらせないこと」であり,「この雨を受け入れてひとまずこの場を諦めさせること」だけだろう。この労使交渉は終わらない。雨上がりの夜明けを見るまで。たぶん。


「雨を見くびるな」 (作詩・作曲:堀米高樹)




☆ 彼もそんなことは当然分かっている。この雨だって何時まで続く訳じゃなし,見くびってはいけないのは自分のことだと言いたいのだろう。そうして二人の波長は少しずつ乱れが増幅していく。出逢った時とはまるで反対の方向に。


2稿:2014年7月23日
ペイパー・ドライヴァーズ・ミュージックペイパー・ドライヴァーズ・ミュージック
(1998/10/25)
キリンジ

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☆ あるミュージシャンにとって十八番(おはこ)のフレーズというのがある。そういう歌い回しが好きというもので,違う作品の中に何度か顔を覗かせる。堀米高樹の場合は,この曲の出だしの「舌を噛むなんて」の所の音の使い方がそうだ。

☆ 「雨を見くびるな」の歌詩で興味深いのは,中途に何度か出て来る「夜中には止む。」というのが人の科白で書かれているところだ。「夜中には止む。」と話しているのはおそらく舌を噛まれた方(=主人公)で,雨が止めば地(面)が固まると思いたいのだが,相手の女性はそうではないらしい。おまけに主人公はそのことに気付いている。だから「雨を見くびるな」なのである。このまま化粧のように雪崩(なが)てしまうのは雨ならぬ二人の関係であるのだから。




☆ この歌は「関係の終わり」をシュールに描いているが,そぼ降り,降り続き,最後には関係そのものを崩してしまう「雨」の恐ろしさに対して「見くびるな」と言っている。おそらく見くびらないで欲しいと思っているのは,女性の方なのだろう。男はこういう時,情けないほど脇が甘いのである。

2020年5月20日付記
☆ 世の中にはどうしようもないことがあって,人間関係(別に愛情と特定するまでもなく)が崩れていく時は(嫌な表現だが)地滑り的に壊れていくのだろう。何処かに破断界があって,それを何気なく越えてしまうと,お終いなのである。そして「お終い」と気付くこと時が,いつも遅すぎるのである。だからこの「あやまち」は失恋ソングのキー・コンセプトの一つになるのだと思う。


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Radio Rockembourg Program #10 Good Time Charlie's Got The Blues



Good Time Charlie's Got The Blues (Danny O'Keefe)
(Covered by Earl Klugh 1978)



Originally released by Danny O'Keefe in August 1972

最高位 第9位(Billboard Hot100 Nov.4 1972)

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A Special Gift to Self-restraint Policeperson  じいさん学 第27講(MMLT)



☆ こんばんは。じいさんです。

I Fought the Law (Sonny Curtis)

Originally released The Crickets (December 4, 1960)


Covered by Bobby Fuller Four (December 1965)


Covered by The Clash (July 26, 1979 US released)


Covered by Green Day (2004)





じいさんの大嫌いなもの=ご時世便乗人間(民間企業よりも長く勤めようとする公務員/それを企図する者含む)

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1985年5月18日付 Billboard Hot100 【5月14日追記】


Hot10
1 Don't You (Forget About Me) 
Simple Minds(先週3位:登場13週目)
2 Crazy For You Madonna
(先週No.1:登場12週目) ※5月11日付No.1
3 One Night In Bangkok
Murray Head
(先週5位:登場13週目)
4 Everything She Wants
Wham!(先週8位:登場9週目) ※5月25日付No.1
5 Smooth Operator
Sade(先週7位:登場12週目)
6 Some Like It Hot
The Power Station(先週6位:登場10週目)
7 Rhythm Of The Night Debarge
(先週4位:登場14週目)
8 We Are The World USA For Africa
(先週9位:登場7週目) ※5月4日付No.1
9 Everybody Wants To Rule The World
Tears For Fears (先週10位:登場10週目) ※6月15日付No.1
10 Axel F Harold Faltermeyer
(先週12位:登場8週目)

☆ この週のチャートは英国のミュージシャンを二段書きにしている。後で紹介するマレー・ヘッドは英国人ながら「米国人の役」で出演したミュージカルの実質的な主題歌でヒットを飛ばしているが,これはむしろ例外。第2次ブリティッシュ・インヴェンジョン真っ盛りのチャートである。

Don't You (Forget About Me)
(Simple Minds 1985年2月20日(米)4月8日(英))
(Keith Forsey / Steve Schiff)


☆ ジム・カーの自作曲が中心のシンプル・マインズだが,この曲の作者はニナ・ヘーゲンのバンドにいたキース・フォーシィとスティーヴ・シフ。この年の2月に封切られた米映画『ブレックファスト・クラブ』(ジョン・ヒューズ監督作品)のサウンドトラックの冒頭を飾る曲で彼等にとっても唯一の全米No.1曲。


One Night In Bangkok (Murray Head)
(Composers:Benny Andersson・Björn Ulvaeus / Lyricists:Tim Rice・Björn Ulvaeus)


☆ この前年(1984年)に初演されたミュージカル『チェス』の収録曲であり,主要キャストのひとりであるマレー・ヘッドの大ヒット曲。この曲は世界的なヒットとなっている(以下の最高位参照)。

No.1:豪州,西独,スイス,ユーロチャート
第2位:オーストリア,フランス
第3位:カナダ,ノルウェー,スウェーデン,米国(ビルボードHot100)
第7位:アイルランド 第12位:英国

Axel F (Harold Faltermeyer)
(Harold Faltermeyer)Instrumental


☆ 80年代初め頃は,映画やTVドラマなどからヒット曲が量産される時代になっていく。この曲名は『ビバリー・ヒルズ・コップ』(1984年12月5日 全米公開 マーティン・ブレスト監督作品)の主人公アクセル・フォーリー(勿論エディー・マーフィーの代表作)にちなむもの。映画からは主題歌「The Heat Is On」(グレン・フライ 1984年12月)が先行ヒット(最高位2位)している。


☆ シンプル・マインズは『スパークル・イン・ザ・レイン』のワールドツアーで来日した時に中野サンプラザで見たが,ジム・カーの大きなアクションが印象的だった。この曲は彼らのエレポップ時代(特にヴァージン移籍後)をよく知る人なら「上手く自分たちの色に染めたな」と思うだろう。もともとのオファーが来ていたブライアン・フェリーがやったら『BOYS & GIRLS』に近い線でまとめたかもしれないが,シンプル・マインズのこのヴァージョンと大差なかったと思う。

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「さらばミシシッピー」 (柳ジョージ&レイニーウッド 1980年11月28日)



☆ 柳ジョージ&レイニーウッドは「日本語のロック」が「日本のロック」に変わった頃に登場し,ニュー・ミュージックの華やかな若い歌手に交じってオールド・タイマーなブルーズ・ロックを一番分かりやすい形にして提示してくれた。もちろん歌手(兼リード・ギタリスト)あってのバンドではあるが,優秀なソングライター兼ミュージシャンを抱えていたので成功するのは(ちょっとだけ時間がかかったが)間違いないところだったような気もする。



☆ 彼らが望んで移籍したアトランティック・レーベルからの曲は,バンド(とりわけフロント・マンとしての柳ジョージ)の立ち位置を明快に示す。世の中にカッコイイ音楽があるように,シブい音楽もあって良い。そういうことなのだ。

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deaconblue

Author:deaconblue
「音楽っていいですね。そこには常に理屈や論理を超えた物語があり、その物語と結びついた優しい個人的背景がある。この世界に音楽というものがなかったら、僕らの人生は(つまり、いつ白骨になってもおかしくない僕らの人生)もっともっと耐え難いものになっていたはずだ。」(引用元:村上春樹「ポケット・トランジスタ」(『村上ラジオ』2001年6月8日所収))

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